- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823587
感想・レビュー・書評
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Bだけ読んでやめとけばよかった。。。orz
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とりあえずこの本の書評を探しましたが、見つからず。一つだけ、非常に好意的な感想をメルマガで読んだのですが。
……そうか? これ、面白いか?
まあ、高柳が関田を苦手だっていうのも原因としてあるだろうが。(だって、この人の文章が好みじゃないんだもの。相変わらず、中三の男の子が一人称の割りに文章表現が親父臭い。「肉感的」とか。)
しょっぱなからいきなり、この本には仕掛けがあって二通りの読み方ができると登場人物であるヴィッキーが宣言をする。
なんかね、もう、こういう形式はお腹いっぱいっていうか。清涼院とかが好きだけどさ、こういうの。成功している例を一回も見たことがないっていうのが問題だと思うのね。大抵、期待するだけ無駄。(昔は喜んでたんだけどなぁ。若かったんだねぇ、あのころは。)
とりあえず反転。
ヴィッキーとその助手(というか語り手)が二組あって、そのレベルがごちゃ混ぜになっていたというオチ。片方は女子高生とその弟。片方は魔女とモンスタ。結局、犯人は魔女とモンスタの側で、フィクションの氾濫らしい。
ラスト、どっちがどっちか、よく理解できなくなってしまっている。複雑すぎるというよりも、思考の切り替えができない文章なんだと思った。つまりは語り手が変わっているはずなのに、全篇通して同じ感じなのね。(当然そうしてなきゃならないわけだが。)
もうね、メタとか使い古されてるって感じ。どうしてもちゃっちい感じが出て、高柳はあまり好きではない。鯨統一郎の「ミステリアス学園」もラストそんな感じだったし。
語り役の子がヴィッキーを面白いくらいに崇拝しているのも、ちょっと引くよな。島田荘司の御手洗と石岡君みたい。いたるところでヴィッキーが凄くかっこよく(っていうのかどうか。とりあえず凄く有能であると)表現されているのも、鼻につく。そこまで書いてある割には、いたって普通なんだよ、彼女のキャラクタ。
そろそろ潮時か。(ってか、この終わりでヴィッキーシリーズを続けるのは無理だろ。)
追記。この作品に対して、氷川透が自サイトでなんだか擁護してる。前作の時も擁護してたが。
……次作を待とうか。
04.02.23 -
……はい、綺麗に騙されました(笑)。
今回は、「本家ヴィッキー」も登場。虚構の世界に紛れ込んだり虚構が現実を侵食したり、というなかなかに破天荒な展開。しょっぱなの殺人シーンも凄すぎ(笑)。メタ的要素も強いので、一応はシリーズものの位置づけがなされているけれど、前二作とはがらっと雰囲気が変わっている。
二通りの読み方……たしかに。でも個人的には、これを「ヴィッキーシリーズ三作目」として、最初から最後まで読むのが良いと思う。もちろん、前二作も読んだうえで。そうすればなおさら騙される……かも。 -
3パターン位の読み順がある本。読み難いったりゃありゃしないです。私は最初から最後まで全部読みました。ヘタメタっぷりに途中で挫折しかけた(桐切)
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前のブグログ参照
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前2作を読んだからにはシリーズ最終巻を読まねばと思って頑張りましたけど・・・。前2作よりは面白いかな??いや後味の悪さはもう持ち味ですねここまでくると。後、メタはどうかと。はっきり言ってメタすらなってない気がします。非常に中途半端。読み終わった後本を投げたい人は是非(笑)
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「一体なんて本なんだ!」
と 思わず言いたくなるような一冊。
普通に初めから最後まで読み通す読み方と 指示に従って飛ばし読みする読み方が用意されている。しかも 途中で答えを先に知りたい読者のために 読むべき場所の指示まである。パズルもあるし。初体験なことばかりで 正直なところまだ目が回っている。
ホームページをビルダーなどに頼らず 腕一本で作る方には解るかもしれない
などと まるっきり解らない私は思ったりする。
現実と虚構とが複雑に入れ子状態になっている様は ホームページ作成時の階層の把握の仕方と似ているのではないかと想像してみる。
訳がわからないことにちっとも変わりはない。
物語の語り手の「僕」
誠だとばかり思って読み進めていたのだが いつからすりかわっていたのだろう。
そういえば いつからか「姉のヴィッキー」が「うちのヴィッキー」になっていて 「あれ?」と思った気もするなぁ。
とにかく この不思議さは 体験してみなければわかっていただけないだろう ということだけは判る。
関田涙の作品





