四季・冬 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823631

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと散文的に過ぎるかなぁ。
    わかりにくい。

    「秋」がわかりやすかっただけに。

    あ、100年シリーズってのもあるのね。そっち読んだ方がいいの!?

  • 以前のシリーズまで順番をデタラメに読んでいるし、
    それぞれ時間が空いて読んでるから、今回のお話は
    よくわからなかった。
    やっぱり順番にできれば一気に読まなきゃ忘れてしまうなぁ。

  • 森博嗣の本は二度読みする気持ちがない。なんでだろう。心に残るフレーズはあるのだが、読むと嫌な気持ちになるような気がして。
    たぶんシリーズ読み終えたら売っちゃうかも。
    読みたくなったらまた買いなおすしかない。
    いや図書館利用という手がある。

  • 百年シリーズを読み終えてから本作を読んだ今回、あぁーなるほどそうだったのか!と腑に落ちる人間関係。

  • 哲学的すぎてわからない・・・。
    森ワールド全開な一冊

  • 三十路も半ばになった四季の内面の物語。
    ストーリーらしいストーリーは一部で、あとは対話というか議論というかだったり幻想世界だったりで、ここはどこ、私は誰でした。
    でも、ラストのシーンは好きです。澄んでいて、きんと冷たくて、でも暖かくて。
    とても『綺麗』でした。
    彼女のこれから、彼女の子供、もっと見ていたかったなあ。

  • なかなか感想を書くのは難しいのだけど…。
    森博嗣感に浸っている。

  • 難解。

    だが、そういう考え方もあるのかと、はっとさせられるので読んでいて楽しい。

    孤独とは
    矛盾が綺麗

    う〜む。難解

  •  非常に難解であるが、良い本を読んだという余韻があり、それを胸に抱いて自分自身の人生を強く歩き出せるような気がする内容だった。

     四季が感じた父の匂い…四季が聞いた犀川創平の声…四季は、創平を「回転は遅いが、指向性が卓越し、客観性が抜群で(自分のように)いろいろな人格を持った、自分とよく似たアーキテクチュアだ」と評した。そう言えば、唯一『すべてがFになる』の第7章の7に、犀川の中の一番計算の速い一番原始的な人格が浮上するシーンがあったが、犀川も四季のように複数の人格を持つのだろうか?、

     四季は、比類ないほど回転の速い頭脳を持っているが、一方でその能力を持て余しているように見える。犀川は、あえて頭脳の回転を抑える人格に意識を支配させることによって、四季が評価するような指向性、客観性を高め、意図的に決断を先送りし、社会に影響を与えない生き方を選択しているようにすら思えた。

     ここに描かれた世界は、私にとって、とても分りにくく、何故、このような筋なのか、このような表現なのか、と疑問がいっぱいだったが、、それは、森先生が執筆を続けるうちに、その文章が、読者に向けられたものだけではなく、ご自身の疑問を登場人物に託したものに変容していったからではないか?と思った。

     しかしながら、読了後の爽快感はなく、続きに自分の人生に接ぎ木して、育てていけそうな気がする読後感が味わえた。

  • 約10年前に読んで以来の再読。

    四季シリーズ4作目。
    私の「10年ぶり再読プロジェクト(SM⇒V⇒四季)」の
    完結編となる一冊。

    さすが完結編。いやースッキリした!
    とはならなかった・・・(笑)

    "子供"から"大人"になった100年後の四季。
    母親としての四季。
    四季視点から見た犀川との会話の記憶再生。
    四季の中にある世界。四季の外にある世界。

    飛び飛びの思考(というか言葉)に、
    なんとかついていこうとはしたが、
    諦めた部分は多々あり、少し寂しかった。。。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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