百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2564
レビュー : 266
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823792

作品紹介・あらすじ

調査も捜査も推理もしない。ただ真相あるのみ!眉目秀麗、腕力最強、天下無敵の薔薇十字探偵・榎木津礼二郎が関わる事件は、必ず即解決するという。探偵を陥れようと、「下僕」の益田や本島らに仕掛けられた巧妙な罠。榎木津は完全粉砕できるのか?天才の行動力が炸裂する『五徳猫』『雲外鏡』『面霊気』の3編。

感想・レビュー・書評

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  • 京極堂シリーズ、初心者ながらこうも短期間に此処までのめりこんでしまいました。
    こちらは榎木津探偵を真ん中に据えて本島くんが語ってゆくというストーリー。
    仕掛けもデティールも凝ってるけれど何より、キャラクターがたっているので、読んでて痛快。

    今更ながら どうしてもっと早く知り合えていなかったのかと残念です。
    これからまた、地道にコツコツと深みにはまりましょうか。

  • 最後のツンデレ榎さんにやられた…!!30代半ばのおじさんたちの友情物語にこんなにキュンとするとは…キャラがみんな生き生きしてて良いです。エチオピア人益田の下りめっちゃ笑った笑笑 読んでて楽しい一作でした。

    そういえば塗り仏以来の敦っちゃんが登場したけど、完全に青木くん路線になってた…鉄鼠の時の鳥口くんと敦っちゃんが大好きな人間としては複雑ですが、敦っちゃんに合うのはと聞かれたら、わたしも青木くんかなと思うので致し方ない。

  • 久々に読み返したくなって読んだのですが、やっぱり痛快というかなんというか。下僕の方々には申し訳ない気がしますが、エノさんの傍若無人っぷりが楽しいです。そしてみんなあのキテレツな魅力にやられて下僕になっていくだな、としみじみ(笑)

  • 京極夏彦の京極堂シリーズに出てくる登場人物を使った
    中編集。主に榎木津と彼の薔薇十字探偵社を中心に話が
    回っていくためもあり長編ほどシリアスではなく、気軽に
    読める痛快娯楽作といった趣。だが塗り込められている妖怪
    妖異に関する情報量は半端でなく、さすがといった感じ。
    しかしそれにしても榎木津のキャラクターはどんどんと暴走
    している気がするな。作者の制御下にない感じすらして
    しまう。最後の最後のオチはこの御しがたいキャラクターを
    再びコントロール下におこうとする作者のあがきだと見る
    のはさすがに行き過ぎだろうか?(笑)。長編は読む順番を
    守っているのだが、中編・短編集に関しては細かいことは
    言いっこなし、で。

  •  京極堂シリーズの再読も終盤にさしかかってきました。
     榎木津探偵の短編シリーズ第2弾。
     やっぱり読んでいると顔がほころんできます。面白いなぁと素直に思います。
     それにしても本島さん、関口くんと違って自ら下僕の道へと歩いていってる感じがしますね。ちょっとボーっとしているところが関口くんに似ているようだけど、関口くんはもっとボーっとしているなーとかどうでもいいことを思いました。
     気持ちをワクワクさせたいときにまた読みたいなと思います。さて、次は多々良先生です。

  • 遂に噂の榎木津子爵も登場。
    キャラをきっちり活かしつつ、想像の上を行く話しを楽しませてもらった。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14668024.html

  • 前作に比べると榎木津、最後に暴れただけって印象が。
    中禅寺の蘊蓄多めだな。

    これで出ている京極堂シリーズ全作読破。
    長かった。

  • クスッと笑ってしまう場面多々あり。本編よりも事件の内容が重たくないのでサクサクと読めました。榎木津の時折見せる真面目さや優しさにグッと来ますね。

  • (収録作品)五徳猫―薔薇十字探偵の慨然/雲外鏡―薔薇十字探偵の然疑/面霊気―薔薇十字探偵の疑惑

  • 「雨」ほどストーリーに重さがないので、シンプルに笑えるお話になってます。榎さんの荒唐無稽、天衣無縫ぶりがさらにアップしていて、そして最後にじーんとくる。面白かったです!

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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