- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823822
作品紹介・あらすじ
彼らは思い出せない。どうしても"その名"を思い出すことができない。学園祭最終日、学校の屋上から飛び降りて死んでしまった級友は誰だったのか。緊張と不安に包まれ次々と仲間が消える中、抵抗も空しく時計は進んでいく。そして不気味に鳴り響くチャイムとともにまた一人、誰かが消える。彼らを校舎に閉じ込め漆黒の恐怖に陥れている『ホスト』の正体がついに明らかに。
感想・レビュー・書評
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☆3だけどデビュー作だからプラス1
偉そうに言ってゴメンなさい( ̄▽ ̄)
ただ長すぎ!人数多すぎ!8人もいらないし!
そして消える時のホラーテイストに意味があるのか?
これだけの長編をグイグイ読ませるパワーは並みじゃないと思います_φ(・_・
たぶん進化していく辻村さんが楽しみです♪
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2020/11/24読了
#辻村深月作品
完結編。
自殺を図った人物、ホストが明らかに。
諸手を挙げてハッピーエンド
とならないのが辻村作品らしさではあるが
とても面白い長編だった。
しかし人の抱える闇を描かせたらピカイチ。 -
シリーズ下巻。最終章。
無人の学園に閉じ込められた8人の恐怖もクライマックス。
それぞれの過去。ずっと不明だった担任「榊」の謎。
そして飛び降りたクライメイトの正体。
一気に明らかになりました。
榊についてはかなり驚かされました。
校舎の謎については少し拍子抜けだったかな。
ラストはさわやかな終わり方。
個人的に終わり方はイマイチだったけど。
全体的には面白い作品でした。
でも、やはり長いかな。 -
伏線が多すぎて一回では回収しきれない印象です…
してやられたーーと思いました。
今すぐ2周目をする体力はないのでまた期間を空けて2周目読みたいと思います -
「辻村深月」と、作者の名前をそのまま名付けられたヒロイン。
少し前に、朝日新聞の「いじめられている君へ」というコラムで
辻村さんの切実な言葉に胸打たれたばかりだったので、
20代になったばかりの頃の辻村さんは、デビュー作として、どうあっても
この作品を書き上げておきたかったのだなぁ、としみじみ思いました。
『名前探しの放課後』で心洗われるような爽やかな感動に浸った後だったこともあって、
どちらかというと『子どもたちは夜と遊ぶ』路線の、重くて痛くて、怖いシーン頻出の
この上・中・下巻に渡る長い物語に精神的についていけるか不安だったけれど
深月と共に校舎に閉じ込められた鷹野、菅原、昭彦、充、景子、梨香、清水という7人の
それぞれが抱える事情や思いが愛情をこめて丁寧に描かれ、
時折り挿まれる凄絶な描写に慄く気持ちを鎮めてくれて。。。
クラス対抗リレーで転んだ清水を、下級生に手を振りながら走ることで
自分が手を抜いた風を装いつつ、抜かれた分の人数をきっちり抜き返して
1位でゴールして鮮やかに庇ってしまう鷹野(しかも待望の眼鏡男子♪)、
恵まれた家庭で「普通の幸せ」を当たり前のように享受することを引け目に感じながら
それでも「ひまわりの家」に通い、ハーフの少年ヒロのために奔走する菅原、
現実世界に暫し戻った鷹野の言葉を、一片の疑念も挟まずに信じて
彼のために力を尽くす鷹揚で器の大きい生徒会長の裕二など
辻村さん作品らしい、魅力的な男の子たちに惚れ惚れしながら
大学生になった深月が、小指にしっかり「みーちゃん」時代の懐かしい指輪をはめて
落ち着いた風情でお茶を飲む姿に救われて、
デビュー作とは思えないこの力作の頁を閉じたのでした。 -
なるほどそう来たか!というのはあまりないんだよね
ないんだけど面白い!
最大の違和感提示からの謎解きフェーズ
自分はあれ?って思ってもそこを突き詰めたりせずにどんどん読み進めていくスタイルなんで辻村深月さんは合ってる気がする -
後半の複線の回収が見事。
『スロウハイツ』の回収の仕方はなんだか都合がよすぎるなって思ったけど今回のは上手く丁寧かつ綺麗に回収していたと思う。
菅原=榊っていうのは上巻で考えてたけどまさか本当にそうだったとは。
今まで読んできた辻村作品で一番楽しめた。
デビュー作だからか文章がすっきりとした印象を受ける。
一人一人が自分自身に向き合うお話でしたね。 -
読了しました。面白かった!読んで、良かったです。
途中、登場人物達の苦しみに、辛くなりましたが…最後に、救いがあります。僕には、そう思えました。優しい物語、と思えるラストでした。最近はミステリーばかり、凄惨な話ばかり読んでいるので、この感じ、嬉しかったです。
軽い?どんでん返しもありましたが…ミステリーとしては、どうかな…まあ、色々な意味で、僕は楽しめました。また、辻村深月さんの作品、読みたいです。 -
榊がかっこよすぎる。過去と現在とがそのままのようでどこか違う気がする。
著者プロフィール
辻村深月の作品






石像意味ないんか〜い‼︎
ってわたしも1人で叫びました( ̄▽ ̄)笑
石像意味ないんか〜い‼︎
ってわたしも1人で叫びました( ̄▽ ̄)笑
石像に何も意味なくてびっくりしました(笑)
しかも、めっちゃホラー演出でひとりひとり消えていく…
なぜあそこま...
石像に何も意味なくてびっくりしました(笑)
しかも、めっちゃホラー演出でひとりひとり消えていく…
なぜあそこまでホラーにこだわったのか…(笑)
きっとあれこれ盛りだくさんにしたかったのね笑
きっとあれこれ盛りだくさんにしたかったのね笑