キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 347
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823914

感想・レビュー・書評

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  • 石動シリーズ最後の作品。
    期待して読み始めたのだけど…少しふざけた雰囲気があって戸惑いました。何となく
    シリーズ二作目の「黒い仏」を思い出す。読後はさもありなん、ですね。
    「美濃牛」で虜になり一通り読み終えました。こういう感じも嫌いじゃないけど
    美濃牛ばりを求めてしまう。真面目におどろおどろしい作品、書いて欲しかったな~

  • 石動シリーズの最終巻であり、絶筆作であると読後に知りました。
    つまり、主人公が石動と知らずに読み始めました。
    切り口が面白かったので最後まで読めましたが、個人的に西洋史などの歴史モノが得意ではないので、若干読むのが厳しかったです…。
    「トリックに驚く」という展開でなく「収まるべきとろこに収まった」という終わり方でしょうか。
    そこひっくり返してくるかーとも思いましたが、いまいちピンとこなかったのがこの評価です。

    阿呆ミステリと言われてるのか、なるほどそうかも。

  • ファンタジーミステリ。
    アントニオのハイスペックに対して、すっかり道化然としてきた石動。
    六本木ヒルズでの活劇などが新鮮で、群像劇色が強い。
    キマイラの壁画が思ったほど活きてこなかったような…?

  • 過去の既読本

  • 石動シリーズ5作目。
    750年前に殺された古城の領主、エドガー・ランペールの霊がテーマパークの社長に乗り移って、その霊から自分を殺した犯人を突き止めて欲しいと依頼された石動…というトンデモ設定。エドガーの目から見た現代日本の描写がとにかく面白くて噴く。タイカレーを「地獄の泥」と呼んだり、信号待ちしている自動車を見て「獰猛そうな怪物だが従順な気性であるらしい」と思ったり、思わず六本木ヒルズで検索かけて蜘蛛のオブジェを見たりしてしまいました。
    密室殺人のオチは前作「樒/榁」以上にひどい(笑)真剣に読んでいると肩透かしを食らうこと必須ですが、石動の愛すべきおとぼけ探偵っぷりやコスプレ大会が楽しかったからよし。水城さんはかっこいいなぁ。
    このシリーズを読み始めた当初「探偵が空気過ぎたので以降探偵の活躍に期待」というレビューを書きましたが、まさかの斜め上の活躍を見せてくれた石動さんでした。もっとたくさん石動シリーズが読みたかった。

  • とても変なミステリ小説.
    探偵が密室殺人のロジックやミステリの歴史をとうとうと講義するかと思ったらかなり変な謎解きをはじめて,かと思えば十字軍騎士の目から見た現代日本の描写(六本木ヒルズのところは笑える).

    主役の騎士の最後の描写は,この小説を書いた著者がしたこととかぶって見える.

  •  久しぶりの石動戯作シリーズ。シリーズ初めから読み直したくなった。相変わらずアントニオがカッコいい。
     設定というか、話の筋が非常に面白い。七百五十年前に死んだキリスト教騎士が現代の人間に取り付いて、自分の死の真相を明らかにしようと探偵に依頼する。それを解明している途中で本当に殺人事件が起こる、と。
     石動さんはやっぱり中途半端。探偵ではあるだろうが、名探偵ではないな。そんな感じ。能力的に上の人間がいるっていうのもおもしろいね。
     騎士の目線から見た現代が非常に上手く書き込まれてた。バイクを「バイク」という名の馬だと思ってたり。すそが短い上着に、丈の長い袴、首に細長い紐の飾りって何のことかと思えばスーツじゃん。スーツにネクタイじゃん。
     物理トリックと言うか、話に仕掛けられたトリックと言うか、その辺りも十分に楽しめる。やっぱり、結末はくるくる回らないと。ミステリってのは上手いどんでん返しが入ってこそだなぁ。
     しかしこの本、一番驚いたのは巻末の参考・引用文献一覧。……この人、すっげー勉強してる。

    04.08.12

  • こういうの、嫌いじゃない。
    読み手を選びそうだな。

  • 『中年のハリー・ポッター』石動は何処へ向かっているのか…それはともかくあの***の伏線は非常に悔しい。あんなにハッキリと書いてあるのに!…痛恨。
    ところでこのオチってどうなんですか。
    いやまあいいんですけどね。

  • ・舞台設定は好きです
    ・が、もっと活かせたんじゃないかなぁ、と思ってしまう…風呂敷も真相もこぢんまりした印象
    ・石動さんはもう、どこポジションですか…
    ・水城さん再登場嬉しい
    ・人の動かし方はコミカルで面白かった。エンタメ映画の原案みたい…どっちかって言うとコメディー
    ・あの館の天窓の件はどうなったの?あれ?
    ・鏡の中〜が良すぎたってだけかしら。うーん正直期待してたミステリじゃあなかった

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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