ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4304
感想 : 259
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823990

作品紹介・あらすじ

「-諸手をあげて、喜べよ」人類の最終存在、橙なる種・想影真心を伴って、「僕」こと"戯言遣い・いーちゃん"の前に「狐面の男」は現れる。バックノズル、ジェイルオルタナティブ…。"運命"の最悪の傍観者たる彼が唱える"世界の法則"は、この世の"真理"そのものなのか!?新青春エンタの決定版中の決定版、戯言シリーズ、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、すべてが予測不可能な主題が激しく錯綜し旋律する、待望の中巻。

感想・レビュー・書評

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  • 異能バトル最終章の中巻。
    何故か相手の13階段の引抜きを画策する主人公と、それを看破して裏切りを容認する狐目の男。
    ジャンプ的と思ったが、そのお約束を裏切るのは流石に西尾維新。中巻は空転の物語と作者後書きにあり、物語はあまり進展しないが、例によって主要人物の退場は突然。ラストの引きも今回は気になった。

  • 色々と今までの場所・人物が再登場。
    澄百合学園ではまさかの出夢が死亡、電車で萌太くんも…。

    西東さんの運命論に翻弄されてるなぁ。
    しかもいきなりあっさりと敵認識してたいーちゃんの因縁を断ち切ってしまうし。

    玖渚友は停滞から前進していく。
    友にプロポーズしたけど上手くいかない予感。

    零崎がいいところで登場。
    零崎といーちゃんは相性が良いのか悪いのか、やっぱり似てるな、と。

    まだ中巻。下巻でどう結末がつくのか楽しみ。

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  • 記録

  • 再読。「中だるみ」がテーマとのことで、なるほど、展開が肩透かしだったり拍子抜けだったりする。でもキャッチーなことが何も起きないわけではなく、「物語」は進まなくとも時間は進んでいく。いつまでも気怠げに斜に構えて悦に入っていらんねぇぞお前、という声がどこからか聞こえて来そう。今ならわかる、大人になった自分からの声かもしれない。

  •  ぼくは正義の味方じゃない。
     世界の平和のために戦うことなど――できない。
     今日と明日だけ平和であれば、自分の周囲が穏やかであれば――それで満足できてしまうような、ぼくはそんな、器の小さな人間だ。
     ちっぽけなのだ。
     最強でもないし、最悪でもない。
     まして最終でも。
     なんでもない。
     ただの、戯言遣いだ。
    (P.324)

  • 第十幕 橙なる種
    祭りの時間だ。

    第十一幕 休養時間
    痛いは痛い。
    痛いは痛い。

    第十二幕 保険と防御
    先生、気分が悪いんですけれど。

    第十三幕 否定の裏切り
    見えないものは、そこにはない。

    第十四幕 無銘
    やって後悔するのとやらずに後悔するのならやって後悔する方を選ぶーではやって後悔しないのとやらずに後悔しないのとでは、どちらを選ぶ?

    第十五幕 無防備な結末
    材料の足りない判断は飛躍する。
    さながら、爆発物のように。

    第十六幕 前夜
    無秩序な順序。
    右から左に並んでいる。

  • 【143】

  • 最終章、中巻。
    もう、バトルのお話になってきてますね。
    でも読みやすく、次の展開が楽しみになります。
    次巻がラスト、どのような終末を向かえるのか…。

  • 久しぶりに読んだネコソギラジカル中

    そっかー九段さんがトリガーハッピーエンドだったかー

    みいこさんに振られて友にプロポーズかかー
    いーちゃんはみいこさんが初恋と言っているけれど確か友に恋してたんじゃなかったっけ?
    恋とは呼べないものなのかなー

    恋愛と結婚は別って感じなのかな
    友とはいーちゃんは離れられないと思ってただろうし
    みいこさんに対する思いは憧れに近いような…

    久しぶりに読むと楽しめるね

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著者プロフィール

1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー。同作に始まる「戯言シリーズ」、初のアニメ化作品となった『化物語』に始まる<物語>シリーズなど、著作多数。

「2023年 『戦物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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