ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

著者 :
制作 : take 
  • 講談社
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本棚登録 : 4038
レビュー : 255
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823990

感想・レビュー・書評

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  • 再読。「中だるみ」がテーマとのことで、なるほど、展開が肩透かしだったり拍子抜けだったりする。でもキャッチーなことが何も起きないわけではなく、「物語」は進まなくとも時間は進んでいく。いつまでも気怠げに斜に構えて悦に入っていらんねぇぞお前、という声がどこからか聞こえて来そう。今ならわかる、大人になった自分からの声かもしれない。

  •  ぼくは正義の味方じゃない。
     世界の平和のために戦うことなど――できない。
     今日と明日だけ平和であれば、自分の周囲が穏やかであれば――それで満足できてしまうような、ぼくはそんな、器の小さな人間だ。
     ちっぽけなのだ。
     最強でもないし、最悪でもない。
     まして最終でも。
     なんでもない。
     ただの、戯言遣いだ。
    (P.324)

  • 第十幕 橙なる種
    祭りの時間だ。

    第十一幕 休養時間
    痛いは痛い。
    痛いは痛い。

    第十二幕 保険と防御
    先生、気分が悪いんですけれど。

    第十三幕 否定の裏切り
    見えないものは、そこにはない。

    第十四幕 無銘
    やって後悔するのとやらずに後悔するのならやって後悔する方を選ぶーではやって後悔しないのとやらずに後悔しないのとでは、どちらを選ぶ?

    第十五幕 無防備な結末
    材料の足りない判断は飛躍する。
    さながら、爆発物のように。

    第十六幕 前夜
    無秩序な順序。
    右から左に並んでいる。

  • 決定的敗北と迷走、そして戯言遣いの世界の終わりを宣告される巻。冒頭とラストの戦闘シーン辺りは読んでて楽しかったけど、後はダラダラ進んでいく感じでちょっと退屈だった。物語のさらなる加速を求めていざ下巻へ

  • 奇人変人のデパートかと思いきや、まさかの血の絆。血縁関係のバックグラウンドが今明かされ、、I*m your father!はスターウォーズ帝国の逆襲だったな。

  • 中巻なのでちょっと飽きてしまうところもあるが、続きが気になる!

  • 裏切り方がアッサリ
    でも、いーくんならこうなるか

  • 戯言シリーズ第6弾・中巻。さすがに長い。少々ダレるのは仕方がないか。

  • レビューは下巻で。ここでも名言をひとつ。

    「傷つくのを―やめようと思っていた。

    誰かが悲しむなら、傷を負うのをやめようと。

    でも―それじゃあ、駄目なんだ。

    やっぱりそれじゃあ、駄目なんだ。

    それだけじゃ駄目なんだ。

    傷ついて。

    傷ついて傷ついて傷ついて。

    そうしなくちゃわからないことだってある。

    他人の傷は見ていられないけど。

    他人が傷つくのには耐えられないけれど。

    それでも。

    眼を逸らさずに、眼を瞑らずに。決して眼を閉じず。

    一瞬たりとも瞬きせず。

    ちゃんと見て、ちゃんと見据えて。

    耐えなくちゃならないんだ。

    それが―優しさと甘さの違い。

    弱さと強さの違いか。

    そうだ―甘えるな。

    自分の傷も、他人の傷も恐れるな。

    傷を付け合い―傷を舐め合え。」

    いーちゃん!

  • 結局、いーちゃんの凄さはわからなかった。
    この作品のだめなところは凄さの表記を伝聞に任せていること。

    こんなことをしたAよりもBのほうが凄い。
    ~を支配しているC。
    D~は~~。

    とか、直接的な描写、つまりは読者の視点から具体的な何かを起こしているキャラが少ない。
    それは文字という限られた表現方法で行き過ぎたインフレを何とか表現する手段の一つだとは思うのだが、結局そこに気づいてしまえば何が凄いのかわからなくなってしまう。

    完結まで後一冊。
    とりあえず最後まで読んでみよう。

著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

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