ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824003

作品紹介・あらすじ

「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」"人類最悪の遊び人"たる「狐面の男」は「ぼく」こと"戯言遣い"に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤…。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜は絡まり合い、一気に奔流をはじめる!そして、そして、そして、そして、そして-ゼロ年代の小説界を駆け抜ける新青春エンタの決定版中の決定版"戯言シリーズ"、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ大団円。小説らしい小説というか、多様な選択肢があるノベルゲームのトゥルーエンドみたいだなと感じた。
    青色サヴァンとの最初の会話からかなり引き込まれたが、そこに待つものはカタストロフィではなく、ハッピーエンド。作中のキーワードを借りれば、予定調和。裏表紙はかなりネタバレではないかと。
    西尾維新か、あるいは編集者の方の方針かは分からないのですが、こんなに速筆でなくてもよいので、初めの二作のように、本格ミステリが続くifがあってもよかった。但し、本格の袋小路にハマり、何年も小説の出ない人も多いので、これもトゥルーエンドなのでしょう。
    ちなみに、西尾維新さんは清涼院流水さんに一番影響を受けているらしい。ああなるほど。良くも悪くも。

  • 「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤…。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜は絡まり合い、一気に奔流をはじめる!そして、そして、そして、そして、そして―ゼロ年代の小説界を駆け抜ける新青春エンタの決定版中の決定版“戯言シリーズ”、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円。

  • 西尾維新『戯言シリーズ』の最終章「ネコソギラジカル」下巻。
    最終巻にふさわしい、ハッピーエンドなお話。
    やっぱり一番かっこいいのは主人公(語り部?)のいーちゃん。
    やっと自分の思いに気づいて、戯言じゃないかっくいい台詞を言っちゃうのは、流石です。
    一時はどうなることかとハラハラしたけど(一姫ちゃん死んだし)、
    ハッピーエンドでよかったなあ。

    「だったら一緒に、死んでくれる?」
    〜*・*・*〜

    「僕はもう何処にも行かない。

     ———家に帰るんだ。」

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    人気作家コーナー","

  • 記録

  • ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

  • 大団円。貴重な読書経験やった。

  • 第十七幕 長いお別れ
    好きだから、嫌い。
    嫌いだけど、好き。

    第十八幕 終わらない続き
    結局のところ世の中は的外れだ。
    失敗の積み重ねでできている。
    だから、理で読み解こうとしないこと。

    第十九幕 最終時刻
    探し物は、どこにもない。

    第二十幕 正義の味方
    自意識を放棄させるのは妄執しかない。
    矮小を更なる矮小に変貌させる働きだ。

    第二十一幕 家
    ここにはもういない。

    第二十二幕 ちるちるちぎる
    結局、悪いのは誰だったんだろう。

    第二十三幕 物語の終わり
    さようなら。

    終幕 それから

  • 【142】

  • 最終章の、下巻。
    最後の最後まで、先が読めない展開が続きました。
    自由に動き回るキャラたちと、考えに考え行動するキャラたち。
    どちらも個性が強く、インパクトの強いキャラが多かった作品です。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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