QED 鬼の城伝説 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 468
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824096

感想・レビュー・書評

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  • 2017.12.25-2018.01.05 fin

    岡山旅行に行きたくなる。
    久々に再開したQEDシリーズ、タタルさんの止まらない語りについていけなく感じがしんどい時があったけど、シリーズを続けて読むとなんとなく乗ってくるということが分かったかも。

  • 「QED」シリーズです。
    奈々、沙織、小松崎、タタルの四人で岡山を旅行します。
    岡山といえば、「桃太郎伝説」です。

    タタルは遅れてきます。
    これが通常モードなのだから、団体行動の出来ない奴ですね。

    小松崎は、二人の女性から「とある事件を取材して欲しい」と依頼されます。
    実のところ、事件を解決して欲しい様子でした。

    鳴釜神社のように、音が鳴る釜を所持する家があった。
    「釜が鳴ると主が死ぬ」という言い伝えがある。
    実際、言い伝え通りに次々と当主が死んでいた。

    奈々達が岡山旅行を楽しんでいると、殺人事件が起きます。
    それをタタルが解決します。

    「鬼は悪者だから退治されるのが当たり前」と思っていました。
    ルーツを辿れば、鬼の正体は朝鮮から逃げてきた王子で、力と財を備えた素晴らしい人物だったそうです。
    王子を恐れた朝廷は、吉備津彦(桃太郎のモデル)に討伐を命じます。
    朝廷は、王子の財を我が物にしたそうです。

    これでは、物語と逆じゃないか。
    正義の味方である筈の桃太郎が、悪さをしていない鬼を滅ぼしたのだから。

    奈々ちゃんは作を追う毎に、タタルを意識しまくっています。
    小松崎や沙織にからかわれて、小学生のように恥らっています。
    「結婚してもいい」と考えているのか(笑)

    本当のところはどうなのかしら。
    心臓も記憶するというエピソードは聞いたことがありますが、DNAレベルでも記憶するのかな。

  • 今回はタタルさんの登場が少し遅め。

    「うら」に隠された騙りが面白い。

  • 図書館にて借りる。日本の歴史の裏側に思いを馳せたくなるなぁ。

  • 今回はウンチクが少し軽めかな?

  • 岡山県、桃太郎は誰だったのか。
    そして犬猿雉、その正体は?
    何故鬼は倒されなければならなかったのか。

    岡山に隠された、鬼の秘密。

  • QEDシリーズ9作目。
    個人的には、童話「桃太郎」の真実はちょっと引きが弱かったです。

  • 2010/12/18

  • 今回は、鬼の城伝説ということですが、言ってみれば桃太郎の真実と言うべきでしょうね。思ったことある方もいると思いますが、なぜ桃太郎は何も悪いことしていない鬼を退治するのか?気になった方はいませんか??

    話の中で、鬼が何かしたとか出て来ませんよね。
    そして、桃太郎は退治し財宝を持って帰ってくる・・・普通に見たら強盗に見えなくないですよね~。その真実をタタルが教えてくれます。

    このシリーズ通しても共通用語として、鬼とか河童なんてのは、朝廷とか官位の高いものに虐げられている人間ってことなんです。これを念頭に入れて読むとタタルの説明(証明)が理解しやすいのかな~って思います。流石に自分は9冊目(本当は10冊目で12弾目を最初に読んでるんですが)になるとそこのところは少し理解出来て来ます。
    そして、今回のポイント<鬼>も人間ってことなんですよね。

    なので、犬・猿・雉も人間ってことになるんです。
    いや~こういった視点から見るとまた面白いですよね歴史って!!

    そして、犬のモデルになっている犬養という人物の子孫があの犬養毅で本人もそれを誇りにしていたというんですから、知らないことは多いな~と、また勉強になります♪

    毎回、いろんな方の書評とかでも、ミステリー部分が弱いという意見も多いです自分もそう思うのですが、今回気付いたのが、最後にタタルが事件の真相を推理し語ったあとは、もう警察に丸投げでその後の事件のことは作品の中で語られないということ、それは、ミステリー部分の弱さをそこで上手くモヤモヤ~となにかぼかしてるのかな~って。でもそれはそれで自分は良いんですけどね(笑)

    しかし、タタルと奈々の関係がだんだん気になってきました!
    完全に奈々はタタルに惚れてますが、きっとタタルもそんな雰囲気は有ると思うんですよね~。今後もその点は楽しみにしながら読みたいかな。

  • 「桃太郎」伝説に隠された謎と、現代の密室殺人事件をリンクさせた作品。
    土蔵を舞台とする密室ミステリ、密室の土蔵の中心部に置かれた生首。
    僅かな時間で犯人はなぜこのような行為を行ったのかの理由。
    まさに本格ミステリ!という印象。
    トリックよりも、ハウダニットが魅力的な点も個人的に好み。

    そして、おなじみの日本史の謎。
    「なぜ桃太郎はなんの前触れも無く唐突に鬼退治に向かったのか」
    から始まる日本の古代史についての考察は素晴らしく魅力的。
    日本人が無批判に抱いている、桃太郎と鬼のイメージがひっくり返される気持ちよさがある。

    現代の事件の動機にも、なんとなくリンクしている点も好印象。
    まあ、主客転倒のような気もするけど。

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著者プロフィール

昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。

「2018年 『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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