Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1923
感想 : 194
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824317

感想・レビュー・書評

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  • 飛び降り自殺とされた男性死体の額には「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに同じマークのある女性の死体が。さらに、その後発見された複数の転落死体に印されていた「θ」。自殺?連続殺人?「θ」の意味するものは?N大病院に勤める旧友、反町愛から事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は…。
    出典:「BOOK」データベースより

    匂う.なんか匂う.マガタシキの匂いがする.

  • 読み終わってから、結局、あれはなんだったんだろう?って感じでした。
    推理の方は全部明らかになった?(それも、こうなんじゃないかという憶測みたいな感じでしたが)ひとつだけ。
    あのマークと残された文の意味は?次回に続く感じなのでしょうか。(あまり書くとネタバレになりそうなので)

  • S&Mシリーズ、Vシリーズを読んでいる人は、あのキャラ達が登場するのでワクワクするだろう。そして海月の普段は無口なのに、推理を披露する時の饒舌さのギャップがいい。

  • 前作φと同じで、海月クンは結局は安楽椅子探偵の机上の空論に過ぎないし、事件は解決しないで終わる。このシリーズはわざとこういう流れなのだろう。空論、邪推が述べられても強引なばかりで真相だとは私には思えないし、多分これがシリーズのミソ。今作も一本の物語としては完結した感じはしない。
    それよりも、今作でようやく、シリーズ全体のプロットに関する重要な情報が出てきて、Gシリーズがどういう話になるのか見え始める。その意味で必要不可欠な、序編みたいなもの。森博嗣作品のファンなら、今作でシリーズを読み通す動機づけになるはず。

    それにしても、近年もAIの危険性についてよく言われるようになったけど、本作読んでいてもそれを思い起こしたわ。
    自殺であったとしても、自殺関与には社会的規制が必要で、もちろん犯罪にもしてあるわけだから、自殺関与者の存在が疑われたらそれは事件性あるといえるだろう。

  • 再読。Gシリーズ第二弾。内容はすっかり忘れていたけれどトリックや犯人などはわりとわかりやすかった。思えば海月くんの探偵役としてのキャラがここらへんですっかり板についていたような気がする。ここから先の話を知っている身とすれば加部谷ちゃんと海月くんのやり取りがすっごいもだもだしてしまうなぁ…。

  • 再読。とてつもなく大きな謎、今回は"シータ"が事件に関与しているはずなのに上手く背景にぼけて実態がつかめないのがこのGシリーズの伏線になっているんだろうなと分かる。まだまだ序盤。赤柳の正体や保呂草との関係に目が離せない。
    連続性を持たせた口紅のトリックがなかなか面白い。

  • 既読
    文庫版

  • 萌絵が大人になりつつも相変わらずの部分も微笑ましい感じ。しかし、その分加部谷とかの印象がやや薄くなった気がしないでもない。
    事件の真相だろうと思われるものは明かされたけど、1人目のθの謎はそのまま…。
    そしてやっぱりの真賀田四季。

  • このシリーズは以前のシリーズの続きなのですね。2冊目で気づきました。
    会話のテンポがよろしい。続きを読むかどうかは思案中。

    ネタバレ[more]
    ABC殺人事件の本歌取り。なんだか懐かしい。

  • 真賀田博士がでてこなーい

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著者プロフィール

森博嗣
作家、工学博士。一九五七年、愛知県生まれ。一九九六年に『すべてがFになる』(講談社)で第一回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している。小説に、「スカイ・クロラ」シリーズ、「ヴォイド・シェイパ」シリーズ、『イデアの影』(以上、中央公論新社)、S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズ、M&Rシリーズ、Wシリーズ(以上、講談社)、『暗闇・キッス・それだけで』(集英社)など。小説のほかに、クリームシリーズ、日々シリーズ(以上、講談社)など多数の著書がある。

「2023年 『新装版 スカイ・イクリプス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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