- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061824331
感想・レビュー・書評
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ミステリとして見ると,根幹にあるファンタジーな設定が明らかにされずに進んでるのに事件の全てがそこに起因するものでアンフェアだし,そもそもミステリ要素の意味があまりない.
かといって,ストーリー物としては微妙すぎるし,描かれたキャラが魅力もなく,活きてもおらず,中途半端.
誠少年のアレな設定と,表紙はよかった.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「刹那の魔女の冒険」に近い雰囲気の作品かな。普通のミステリだと思って読んでいると、とんでもないことになりますね。まあ「ウラニア」が実在する、ってのが書いてあった辺りで、そういう要素があるんだろう、というのは予想できたけれど。
……という要素分をふまえておけば、謎解き部分は楽しめると思う。過去の事件の真相はなんとなく見当が付くなあ、と思ったけれど、他にも繋がってる部分があったのは見抜けなかったぞ。 -
騙されることが前提と言えば前提の物語です。顔のない死体、失踪、密室、等ミステリの要素がてんこ盛りだというのに、最後の最後にある意味ミステリの禁じ手が登場してしまうのです。うん、システムとしては浦賀作品の「時の鳥籠」にも通じるものが。しかし、個人的にこの環状のシステムは嫌いじゃないです。
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ギリギリまでミステリかSFか悩みながら読んだ。
結論。
最大のトリック(問題)は裏表紙のあらすじにある(と思う)。
いや、あらすじの最後の一文が非常に頂けないのだ。
騙された、というか、嫌な悔しさ。
前シリーズを読んでる人は騙された気分を味わうと思うよ。
内容そのものはさわやかでよかったと思うが。
関田涙の作品





