QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824409

感想・レビュー・書評

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  • 熊野三山、熊野古道には興味があり是非行ってみたいと思わせる内容。伝承系の話については、いつも通り難解。ミステリー部分は正直短編一本分の内容と仕掛けだが、伝承パートとのリンクが綺麗に決まっている。
    ventusはどう違うのかは分からなかった

  • 読み終わると、今では多くの日本人が
    あまり感じることはなくなった
    「イエ」「ムラ」思想に思いをはせる。

    勝ち組だの負け組みだの、
    婚活だの恋活だの妊活だの終活だの、
    昨今の社会諸問題(?)からは個人生活様式の多様化
    で一体普通の人生様式の「正解」、いやもしかしたら
    どれが「当たり」なのか?と
    老若男女混迷している様子。

    しかし、つい50年ほど前、あるいは
    100、300、500、1000年前と考えると、
    個人の人生が個人の自由の選択にゆだねられていた
    ことなどなかったことだろうと感じる。
    いや、今だって、
    職業選択の自由、結婚の自由、居住の自由…
    数多くの自由を手にしても、繋がりたい欲求は
    やはり残っているのだから、変わらないものも
    あるのだろうけど…。

    今の自分の苦悩や苦労は、本当に死ぬほどのものか、
    誰もわかってくれないものなのか、
    時間をずらして、物事を俯瞰してみてみると、
    「まー、それでも結構楽しいかも知らんな、
    昔の社会じゃ考えられん生活。極楽じゃな」
    とかなる。
    もっと暗く、どうにもならない苦悩の日々を、
    顔も分からぬ同じ土地で生きた人たち、祖先が
    確かにいて、今自分がいる。
    ありがたや、こんなごくつぶしの子孫ですが、
    じーちゃんばーちゃんたちからみたら、
    極楽生活ですよね。
    もっと笑って楽しみなさい、と言ってくれるかも知らん。

    同じ不幸な目にあわないように取り除こうとしてくれる愛情が、神徳、神の霊験なら、
    血が繋がっていよーがなかろーが、
    生きてる人間にがんばれーって応援おくる先人の
    人徳を信じて、もっと敬ってもいい。
    ほんで、自分の人生も大切にしたらいい。

    陰惨とした歴史は事実として受け止めて、
    でも明るく生きることをしたってバチ当たらん。

  • 図書館にて借りる。新キャラ登場。端から見てると付き合ってると思われるのね(笑)

  • ウンチクが、前回の分を取り返す勢い。

  • 熊野に行ってみたくなった。

  • こちらの作家さん作品、初読。
    シリーズの途中作でしたが、なんとか大丈夫でした。
    やたら蘊蓄盛り沢山で、話が進まないような進んでるような?感じでしたが
    自分にとってはこの蘊蓄が面白かったので、初めてでもこれはこれでアリでした。
    次は一作目から読んでみようと思います。

  • QED10冊目。

    10冊目にして、QEDについて誰もが思っていた(であろう)あのコトについて、とうとうつっこまれました。
    「ちょ、ちょっと待って下さい」
    「どうして桑原さんはそんなことをご存知なんですか!」
    そうそう。

    今回は、誰も死ななかったのでよかったのですが、それ以上にしんどいことがあった。
    日本古来の伝統や風習によって、辛い経験をさせられた人がたくさんいたんだろうなぁ。
    日本古来の伝統や風習が「良い物である」というのは眉唾。

    古代の神々の婚姻関係や親子関係が煩雑すぎる。
    これは、古代の神々ジェノグラムを書かないと、もうついていけないや。

  • 学会旅行で熊野へ。
    そこで出会う、素性を隠す女性。
    熊野の地には、何が隠されている?

    熊野の神は、誰なのか。

  • ノンフィクションを基にした、フィクション。
    熊野へ行く前に、知人が知識を蓄えよと貸してくれた一冊。

  • 事件の推理は全くなし、の今回。

    熊野三山に関する薀蓄の話。
    とりあえず、神様たちの漢字の読み方に悪戦苦闘した…(-_-;)

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著者プロフィール

昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。

「2018年 『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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