猫丸先輩の空論 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824461

感想・レビュー・書評

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  • 猫丸先輩シリーズ短編集。謎もさながら、猫丸先輩の暴れっぷりが楽しくてもう!
    「推測」の次は「空論」かあ。そういえば、どの作品にも明確な「解決」はないんだよね。事実がどうであったか、というのはまるで分からない。まさに「空論」。だけど猫丸先輩の「空論」が正しければいいなあ、と思わされる部分が多い。
    お気に入りは「子ねこを救え」かなあ。すんごくシンプルなのにまるで気づかなかった自分の頭を叩きたくなるわ(笑)。

  • 猫丸先輩、第5作目!
    大食いの女の子の話でお腹が空いてしまった。
    たくさん食べても太らない人がうらやましい!

  • 「ああ、おなかすいた―」

  • 「人の死なない推理小説」でひっかけた。
    内容はまあまあ。
    期待が膨らんでいたせいか、結末のつけかたに、ちょっと物足りなさを感じることも。
    全体としてはライトノベルに近い読書感かなぁ、と思った。

  • いわゆる「日常の謎」。相変わらず猫丸先輩の人を食ったような態度と喋りは健在だし、飄々とした書きっぷりもそのまま。読んでてこんなに楽しくなる作品はなかなかないと思う。
    まあ、ミステリとして捉えたとき、キレがあるかと言われれば疑問符だけど、それを補って余りあるアジがあるので、結果オーライかな。

  • 2005年10月5日読了

  • 久しぶりの猫丸先輩、楽しく読みました。

  • 相変わらずの倉知節。楽しいんだけど、猫丸先輩はすっかり「日常の謎」探偵になってしまったのかと思うと残念。「過ぎ行く風はみどり色」が好きなだけに。
    シリーズ通して読んでる人には「とむらい自動車」は必読(笑)

  • 猫丸先輩が首をつっこむ、ありえそうでなさそうな不思議な小事件の数々。相変わらず可愛いですが、思いっきり迷惑がられてます猫丸先輩。

  • タイトルに「空論」とあるように、厳密には結論は出ないんだけど、それでもああなるほどと納得してしまうのは、やっぱり猫丸先輩独特の視点と語り口ならでは。
    唐沢なをきさんの描く猫丸先輩は、やっぱりすごく可愛いのですv

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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