レタス・フライ

  • 講談社 (2006年1月1日発売)
3.29
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061824669

みんなの感想まとめ

多様なテーマが楽しめる短編集で、9つの物語が収められています。各編は数ページで読み切れるため、隙間時間に最適です。エスプリの効いた作品やギャグ、ちょっとした怖さがあるものなど、バラエティ豊かな内容が魅...

感想・レビュー・書評

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  • 9編からなる短編集。
    最初と最後以外は、数ページで終わってしまうものもありちょっとした隙間時間に読みきれてしまう。特有のエスプリの効いたもの、ギャグ的な遊び心満載のもの、ちょっと怖いもの…いろいろありで楽しめる内容。
    最後の1編はGシリーズの登場人物が揃って出てくるスピンオフで、思わずニヤリとなる内容。逆に言えば、Gシリーズ既読でなかったら楽しみ切れないかもしれない。
    それでも、結局のところ細かいところは既に忘れてるので、また読み直したくもなる。
    最初の話は雰囲気的に一番好きですが、こちらはVシリーズのスピンオフとなっているらしく、自分は知らない話なので表面的にしか読めていない。

  • 9編収録の短編集。
    最初の「ラジオの似合う夜」は名前を伏せているがVシリーズを読んでいると登場人物がわかる。
    Gシリーズのお馴染みメンバーが登場する、ラストに収録の「刀之津診療所の怪」が一番良い。
    あとは幻想的な短編ばかり。「砂の街」が良かったかな。

  • 短編集なので、気が向いた時に自由に読めるのがいいですね。森先生は長編も面白いけれど、短編もイイ。
    けれどこの本の最初に収録されている「ラジオの似合う夜」は、森先生の一連のシリーズを読んでいない人にとっては「???」な部分があるんじゃなかろうか…。森先生はよく、多くを語らずに考えさせながら読ませるような書き方をする方だけど、これはちょっとマイナスポイントかも…。

  •  短編集の5作目。
    これまでの短編集とは違って、ゆったりとした印象。
    ショート・ショート的な短いものや、2段組ではなかったからか、すらすら読めた。
    その分ひっかかりも少なく、薄い感じ。

     とはいえ、冒頭の『ラジオの似合う夜』と最後の『刀之津診療所の怪』はめちゃくちゃ面白かった!
    やはり、長編シリーズの登場人物たちが出てくる話というだけでもう、ニヤニヤしてしまう。

     冒頭の話に出てくる人物たちは、これから読むVシリーズの面々なのでまだよくは知らないけれど、「あの方」の両親ということで、感慨深かった(四季シリーズを先に読んでいたので、読んでいるうちにあの人たちだとわかった)。

     そして最後の話は、萌絵ちゃん、睦子おばさま、恵美ちゃんが登場するから楽しみ!と思っていたら、オチにびっくり。オチがわかってみると、そうか、それで・・・なるほどだからかー!!の連続で、もう興奮しきり。コース料理の最後に、予想外に豪華なデザートが出てきたような、スペシャルな1作。大好き。

  • (収録作品)ラジオの似合う夜/檻とプリズム/証明可能な煙突掃除人/皇帝の夢/私を失望させて/麗しき黒髪に種を/コシジ君のこと/砂の街/刀之津診療所の怪

  • ショートショート、おもしろかったです。「私を失望させて」が一番好きです。
    「砂の街」は有川浩の「塩の街」にすごく似ててびっくり。
    刀之津診療所の怪!!!!
    この話が読めて幸せです。

  • 図書館にて。犀川先生ともえちゃんシリーズが読めて嬉しかった。

  • いくつか出ている他の短編集と、掲載作品がかぶっているものも。
    「刀之津診療所の怪」とか。

    シリーズものを読んでいるか、そうでないかで、登場人物にニヤリとさせられる瞬間の数が
    増減します。読んでなくても勿論楽しめます。それが短編集ですからね。

    シリーズ関係なく読めるオススメは、お化け煙突でしょうか。
    世にも奇妙な物語的結末。
    他の作品もここがイイ!!と具体的な場面よりも、作品全体に漂う雰囲気がふわーっと
    流れていって終わるような読後感です。

  • 短篇集第5段。 短いからこそのぼんやりした雰囲気。いろいろと想像できる結末たち。 いつもながらのファンサービスも。番外編的な要素も強い、短篇集だからこそできる遊びも楽しい。お気に入りは「お化け煙突」。まじかよ…まじかよ…まじかよ。予想の斜め上どころではなかった。 恒例のS&Mもいい感じ。最後の1ページはもの凄く素敵です。 「うん、ちょっと、諏訪野が故障中で」

  • なにげなく他の作品も読んだことが無いのに読んでしまって後悔です。シリーズものの人物が出てきているのなら、そちらを読んでからの方が楽しめたはずです。読んでから再読したいです。

  • あろうことか読んでいなかった

  •  随分前に出てて、買ったまま放置していた短編集。ショートショート五編を含めた九編。
     あっさりしていて読みやすいが、やっぱり森の話だよなと思う。ちょっとねここまで来たらもう森の本、買って読むの止めた方が良いんじゃないかと思われそうだけれど、森は森以上でも以下でもないよな、と。そろそろ(というか大分前から思ってたけど)何か新しい方向へ進まないと読者はついてこなくなるんじゃなかろうか、と余計な心配をしてみる。
     はっきり言っちゃえば飽きたんだけど。
     たとえば人物の会話とかね。森の頭の中の独り言を延々と読まされてる感じ。誰が何を言っても同じと言うか、味がないというか。しいて言えば凄く頭のいい人と頭のいい人とあまり良くない人の三人が会話してる感じ。
     名前が出てきたのは今のGシリーズに出てくるキャラのみ。
     どうしようか、一応ネタバレだし反転しておこうかしら。
     最初の話に出てきたのは「林さんと紅子さんと祖父江さん」だよな。X.Jが誰か分からない。シリーズで出てきた人かなぁ。ただこの話、はっきりと明記してはいないけど「イラクの核兵器」みたいな現実社会の話を混ぜ込んでいたので森としては異色だなと。
     ラストのお医者さんと若者ってのはもしかして「錬ちゃんと紫子さん」かな。彼らって萌絵ちゃんの伯母さんと関係あったっけ? 読み直さないと思い出せません。
     ところで、何でこのタイトル『レタス・フライ』なんだろう。

    06.05.14

  • 短編集です。
    森先生のショートショートも読めて、テンポは非常に良かったです。
    ただ、森先生のショートショートは、なんだか複雑でよく分からない。もやもやもやする。だけれども、そのもやもやは残り続ける。それ程の影響力。まぁ、いっか。

    「ラジオの似合う夜」
    カーラジオから流れる、ゆるやかな時間。きっと、優しいオーラ溢れるいい男なんだろう。彼は。頭がいいに違いない。でも、所謂、イケメンではないのだ。それでも溢れる知性と優しさは、女性を人を惹きつける絶対要素。

    「檻とプリズム」
    他人には見えない檻。気付いている人はきっと狂気の沙汰。多重人格のトリックを使われる時もあるので、注意をせねばと思う。
    人が人を殺めるのに、理由などいるか?大体、人の行動に理由などあるのでしょうか?

    「証明可能な煙突掃除人」
    なんだろう、回帰法かしら?それとも予言に見せるおまじない?
    “さぁ、笑ったのは、誰だ?”

    「皇帝の夢」
    生まれなければ、始まらない。生まれなければ…。生の瞬間は、光に溢れている。

    「私を失望させて」
    ちゃんちゃん。ってなオチでした。何のためとか、そういうのいいじゃない。そういう日常もあるのだ。

    「麗しき黒髪に種を」
    忘れられない光景というものはあると思う。周りの景色はぼやけているのに、ピンとがピタリと合う瞬間。不思議な夢想空間へと。

    「コシジ君のこと」
    いつかまで、さようなら。
    人の記憶の成せる技かなと感じてみたり。

    「砂の街」
    砂の街ってどんな感じなんでしょう。全てが真実のようであり、全てが虚構のようであり。想いが遂げられた瞬間に崩れてしまう。砂人形。その方が、好きという感情の真実味が増す気がする。

    「刀之津診療所の怪」
    閉鎖空間における、人の好奇心との比例関係を調べたい。お嬢様になってみたい、あ、頭のいいね。気品というのは、やはり、後天的なものですもの。

  • シリーズものの短編や、ショート・ショート5編を含む森博嗣の最新短編集。

    Gシリーズのキャラが登場する「刀之津診療所の怪」は、
    森博嗣のシリーズ読者ならうれしくなる短編。

    その他の短編も、ユーモアあり、
    不思議な雰囲気ありで楽しめる。

    5編のショート・ショートも、
    ノスタルジックな気持ちになる話や
    不思議な味の話などいろいろあり、面白い。
    短いので、通勤や通学途中に1編だけ読む、
    ということも気軽にできるので良いです。

    ただ、初期の頃の短編集に見られた鋭敏さや、
    幻想的な話は少なくなっているのが少し残念。

  • 森博嗣の短編集。けど、実は一連のシリーズものに関わる話が多い。
    特に最後の話はVシリーズを読んだ人間には得した気分になる。
    なんか久しぶりに友人にばったりあったような、そんな話。

  • そこから始まって、それで終わりますか~という展開。
    やられました。参りました。
    ただし、森先生の主なシリーズ物をかなり読んでないと楽しめないところもあるんじゃなかろうか。
    しかし、彼は一体どれだけモテるんだ。もう。これは男子の理想なのか??
    途中にある数編もなかなか森先生らしい不思議さ。
    でも一番いいのはやっぱり最後の『刀野津診療所の怪』だ。
    素敵な彼が出てくるから。

  • 診療所の話はいいファンサービスだった。うれしい。

  • 多分再読。なんだかばらばらっとした印象。まとめなおしたハードカバーの「森博嗣短編集」のほうが好きだな。

  • 推理要素は特になかったのでサクサク読めましたが一番最後の刀之津診療所の話は海月くんとか睦子さんとかが出てくるのでキャラの豪華さだけでもお腹いっぱい。



    皇帝の夢?だかは以前に何かで似たような話を見たような……モチーフになった昔話とかあるのかな?

  • 読み始めているけれど、なんだか今まで読んだことのないタイプ。面白いじゃないの。どういう風に持っていかれるのかちっともわからない先の見えないわくわくどきどき感かな?このあとも楽しみだ。


    見知らぬものを読んだって感じは最後まで。
    こうかと思えばああで、ああかと予測すればこうで

    次はあるかな。
    ずっとオトナになってからかな。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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