少女は踊る暗い腹の中踊る (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 225
レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824881

感想・レビュー・書評

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  • 作者がイケメンです。

  • デビュ作にして今の所唯一の作品

    なんとも言えないリズムが読み進みやすいが、なんともいえない読後の不快さ

  • コインランドリーの管理人をしつつ何をやってるか分からない主人公の北原結平。自分の中の抑えられない衝動や、過去のトラウマなど、世界観が狂ってる。

  • さくさく読めてざくざく殺す、読みやすい一作。方言をまんまで文章に起こしている書き方など、どことなく独特の味がある。ウサガワの口調とか、事情を知って尚シリアルキラーに感じさせるだけの不気味さと軽薄さがあって良い。
    庇護欲をそそる魔性の少女に人生狂わされる系。

  • これは苦行か・・・。
    両足のちぎれた赤ん坊だの、切り取られた頬だの、でてくるアイテムがあまりにもグロい。読みすすめるのが苦痛。
    正直、昭和の文学少女にはきついの一言。

  • 半年以上またぎで読んだのでずいぶん長い物語に感じられた。すごく面白い。
    後半はウサガワが気になって仕方なく。すごい残忍なシリアルキラーなのにくだけた話し方と何故か友好的(高須賀とかに比べると)な感じが不思議だ。色々な人がいてそれぞれのこんがらがったエピソードが、からまりあうどころか更にこんがらがっている。濃密。こんなにエピソード出すと混乱しちゃいそうだけど、理解できる書き方。こんな日常(一週間位しか物語中では経過していないけど)だったら飽きないんだろうなと考えてしまった、不謹慎な。すごいんだもん。マイオトロンだのナタだの散弾銃だの、そんなに人殺したら(技術云々とかの前に)捕まったりとか後の人生たまんないよ……って誰もが考える疑問を遠くにすっ飛ばして田舎で殺しまくり。方言で。まるでm走を全力疾走している学生のように。走る。速く。迷いがないように。さいごはウサガワと敵対しちゃうんだよな。
    キケンすぎる奴。いったい誰だ?⇒大切な人が同じ。やることはお互い違うが助け合う(というより仕事を共同でしあう?)⇒敵対、というかんじ。
    敵に回したらまずいよウサガワは。
    なんだかんだで結平をさいごに助けてくれたウサガワはヒーローみたいだった。話はあれでオワリだけど、これからウサガワとたたかうっていう“まだまだ始まり続いていく”っていうものがよくよく感じられた。また読みたい。どうなるんだろう、これから?と。

    作者さんが同い年で超気になる。現在は何してるのだろう、また小説書いてほしいな。

  •  第三十四回メフィスト賞受賞作。久しぶりにメフィスト賞作品を発売直後に読みました。
     とりあえず面白かったです。
     印象としては「上品な舞城王太郎@改行多め」みたいな(また分かりにくい例えを)。一人称で妄想と現実の境が分かりにくい書き方、グロテスクで暴力的。論理性は一切ない。主人公の思考はぶっ飛んでてイっちゃってるし、過去に捕らわれまくっているというお決まりの設定。しかもその過去のフラッシュバックが少々しつこく、途中でうざったくなる。
     メインの事件は連続乳児誘拐事件。それに他の殺人とか過去のこととかが絡んでくる。主人公は偶然出会った少女を守ろうと必死になって云々、と。
     少女を探す行程とか、乳児誘拐事件の犯人へ至る思考とか、ご都合主義過ぎるのが気になったくらいで、まあ最近のメフィスト賞作家(つーよりファウスト系作家)は基本こんな感じだよな、と。どうせならその論理性のなさで最後に、今までのは全部主人公の勝手な勘違いですよ的なオチがあったら笑えたのに。
     ただこの人、岡山県の人なのですよ。たぶん岡山市の人。本文の会話、全て岡山弁。これでもかってくらいに岡山弁。岡山を離れて一月で岡山弁を見ることになるとは思いも寄りませんでした。「~なわけねえが」とか「さみいことばあしやがるけえな」とか。方言は文字にすると読みにくいことこの上ない。味は出るが。
     高柳が一番気に入ったキャラ、ウサガワくんの台詞より抜粋。
    「それじゃ、ばいばいですよ」
     何か可愛いので好き。もう一つ、同じくウサガワくんの別れの挨拶。
    「じゃあな結平君。また間違えようね」

    06.06.08

  • 「また間違えようね」
    というセリフが印象的。
    過去は絶対で、他人にとってどうであれ、その人の中ではカミサマのような存在になってしまうのだと感じた。

  • 心底びっくりする展開でもないし、
    心震えるような感動があるわけでもないし、
    とにかく出てくる人、出てくる人みんな狂ってるし、
    終盤は無理矢理っぽさが臭ってたし、
    そんな簡単に殺し回ってるじゃねーよ。と思った。

  • もう読み進めたくないのに、結末を見届けないと不安でそのくせ読み終えても気分は悪いまま。ほとんど捕まることを危惧しない狂気の犯行は一番怖いな。暴力、狂気、殺戮、性、愉快犯。花村萬月さんと似たジャンルかも。村上龍さんの「インザミソスープ」も思い出した…

    第34回メフィスト賞受賞の作品だから覚悟はしていたものの。著者がやけに美形で若いのも不気味。20歳そこらでこんなお話を書き上げるって…。

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