好き好き大好き超愛してる。 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 420
レビュー : 105
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824942

感想・レビュー・書評

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  • 頁四 引用

    「祈りはそのまま、愛なのだ。祈りも願いも希望も、全てこれからについてこういうことが起こって欲しいとおもうことであって、つまり未来への自分の望みを言葉にすることであって、それは反省やら後悔やらとはそもそも視線の方向が違うわけだけど、でも僕はあえて過去のことについても祈る。もう既に起こってしまったことについても、こうなって欲しいと願う。希望を持つ。」

  • 『好き好き大好き超愛してる』は舞城王太郎の恋愛小説です。リンパ腫で亡くなった柿緒とその彼氏で小説家の治の回想恋愛小説となります。

    相手に対してどんな表現をしたら、真に自分の気持ちを伝えることができるのか。それが相手が助かる見込みのない病に犯されてるときにはどうしたらよいのか。わざとらしかったり、真に自分の気持ちじゃなかったりしないだろうか。こういった表現をすると相手は受け入れてくれるかもしれないけど、相手が亡くなった後の周囲の人の気持ちを逆なでするのではないか?などなど、表現に対する苦労や考え方があますところなく表現されていると思います。

    小説家を主人公にしたところも本作品の面白いところ。かならずしも著者の考えではないかもしれないけれど、その経験や思いは小説家の経験として取り込まれ、そのうえで表現された作品はやはり経験の上に立つ表現なのかなと思います。

    そういった意味で、『好き好き大好き超愛してる』は絶対的に恋愛小説であり、舞城王太郎のスタンスも大いに現れているんだと思います。

  • タイトル以上にストレートなベタ甘恋愛小説。
    少しずるいなとも思うけど、嫌いにはなれない。
    (でも、『ドリルホール~』はいらない)

  • この必殺技みたいなタイトルにやられた…最初の舞城本としてはこれでいいのかな…印象は縛れそうな解放感かな…夢の修正の話は一番好き 後はね…確かに自分の波長と合わないかもね…

  • 愛とは祈りだ。
    1行目かっこいい。

  • 文庫化されてめちゃくちゃショックだった1冊。装丁変わりすぎだよ!なんだあの可愛さ求めたイラスト。何がLoveだよ違うだろ!!
    タイトルはもちろんだったけど、紙の断面(?)が真っピンクに塗られていたのにときめいて手に取った本だったので、安っぽくされちゃったのが悲しかった。大好きな砂糖菓子の漫画と同じデザイン。可愛い。
    下手な字で色鉛筆使って適当に盛り上げただけみたいな表紙がよかったのに。でも好きなのは装丁だけじゃない。
    わけのわからない短編がわけのわからない終わり方でぶつ切り?細切れ?とにかく荒々しく詰め込まれているのに好きって気持ちが前面に出ていて圧倒される。おもしろい作品であらすじは覚えていたとしても登場人物の名前なんてすぐに忘れてしまう私ですが「あかなあああ」って叫びはいまだに覚えてる。あかなの話は異常でキュートで鳥肌が立ちました。いきなりペガサスってなにそれ。もう最高だろ。あとは皮膚の下で光る虫の話が切なくて気持ち悪い絶望でいい。美しいのに嫌悪感、どんどん蝕まれていくからこその美しさ…。解釈なんてしなくていいからひたすら浸りたい危ない世界観の本です。

  •  ミステリじゃねかったわ。恋愛小説だったわ。

     つか、舞城って未だに覆面作家なの? このひと、女? それとも女になりたいって願望でもあるの?
     唐突に「舞城を読もう!」って気分になったのでちょっと前から積んでたこれをぱらぱらして、ようやく読み終わりました。舞城読んだの、十年以上ぶりですか?
     もうしわけないけど、フォントにこだわりを持たない人間なので、作品によって紙やフォント、書式を変える必要性が分からない。一つの本のなかで分けられると違和感しかなかったわ。
     発想はぶっとんでて嫌いじゃねぇんだよなー。ただ、それをミステリという枠の中で展開させるから面白かったんであって、そこから外れたら、個人的には、特徴のない一般的な作家、という印象。取り立てて手を伸ばすほどでもないかなぁ。当たり前のことをちょっとどぎつく書いてる感じ。その表現がもうちょい際立ってたら好きなんだけど、幼稚さを覚えてしまう。口語ってのも考えもんだね。ラノベとか子供っぽいぜ、とか思ってるちょっと背伸びをしたい中高生が読んでそう。
     いや、嫌いじゃないんすけどね、舞城。「世界は密室でできている。」が名作すぎて、あのインパクトは越えられないわ。
     「好き好き大好き超愛してる。」の方さ、いくつかの短編が混ざってるけど、それもよく分からない。何かの意図があるのかな。どこかで繋がってたのかな。それとも恋愛要素のある話を集めたってだけなのかな。雰囲気を読み取ってください、っていうの、苦手なんだよ。根底に一つの筋が欲しい、と思ってしまう派。
     抜粋は表題作より。


     無駄と知りながらも言うべき言葉は一つの祈りだ。

  • 表題作は文庫で読んでたのですがドリルホールインマイブレインが読みたくて購入。アドレナリン全開で読んでてとても楽しめるんだけど、よくわからない。とくに一番最後が。ラブではあると思うけど。また元気のあるときに読み返そうかな

  • 衝撃的な一冊。

    高校二年生の時に読んでから、僕自身の博愛精神にとっての一つの太い柱となっている。

    冒頭の言葉が胸に響く。

    ――愛は祈りだ。



    舞城王太郎が去年末からウルトラジャンプで原作として連載しているバイオーグ・トリニティでも、この言葉は重要なキーフレーズとなっているようで、そちらも楽しい。

  • 愛は祈りだ。僕は祈る。
    そこから繰り返される、好き、好き、好き…。
    いくつかの物語が代わる代わるに愛を語る。
    彼女を癌で失った小説家。
    彼の小説では女の人が死ぬ。テーマではなくモチーフとしての利用。彼の生活すべてが平等にモチーフになり得て、彼は彼女を愛していた。愛している。まだ。永遠。
    アダムとイヴ。ニオモ
    夢の中の女の子

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