八木剛士史上最大の事件 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824959

感想・レビュー・書評

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  • 謎のスナイパーには再び命を狙われ、学校でのいじめはさらにエスカレートし、『この恨みはらさでおくべきかリスト』の実行のカウントダウンが始まるのかと緊迫する中、ついに「史上最大の事件」が起こるが…まさかの内容に…

    まぁ、人それぞれ重要なことって違うから、勝手に期待した読者がいけないんだけどさ…。

    3作、4作はもはやミステリーじゃなかったな。
    5作目はついに『この恨みはらさでおくべきかリスト』を実行に移すのだろうか、楽しみだけど、また裏切られないか不安だ…。

  • 剛士に降りかかる虐めがどんどんひどくなり、周りに対する恨みを募らせる中で彼に見えたひとすじの希望。その一方で迫りくる襲撃者の影。とまあ先行きが気になる展開の中、彼にとっての「史上最大の事件」とは。
    ……まさか!?
    んーと、たしかに本人にとっては史上最大の事件、ですね。切ない。あまりに切ない。よりにもよってそのタイミングか! あのカウントダウン演出も酷いー! そして彼はいったいどうなってしまうのでしょう。次巻を読むのが楽しみなような怖いような。
    しかしそれにしても。虐めの描写がリアルでかなりつらいものの、傍観者の目線で見ると、虐めをやる方があきらかに馬鹿、ということがよくわかります。そりゃあ虐められた恨みはわかるけれど。あんな馬鹿どものために道を踏み誤らないでほしい、と心底思うようになってきました。これだけ報われない主人公もなかなかないなあ。

  • 松浦純菜シリーズ4作目。
    殺意を抱かずにはいられない内容。
    前作から引き続きミステリーではない。
    早くミステリーに戻って!!
    読むのは辛いが、続きが気になって仕方ない。

  • 喪男・八木に史上最大の事件が訪れる話。
    「一週間前」からカウントダウン形式で描かれていて期待を高めていくが,当の「史上最大」ってのはそっちかよ!と突っ込みどころ満載の展開。

  • …!?

    もしかして前巻は壮大なフリで、純菜シリーズは萌え小説だった…とか?

    これほど続きが気になる(いろんな意味で)シリーズ、久しぶりだ!

  • 2007年2月27日読了

  • 「身に降りかかる火の粉は、自分で払わなければならない。それが生きるための、最低限のルール。誰も自分を守ってはくれない。救ってもくれない。それが基本なのだ。だからもし自分を助けてくれる者が現れても、決して寄りかかっちゃいけない。宝くじに当たったぐらいの幸運だと思え。好意は黙って受けろ。自分から決して求めるな。」

  • とにかく、主人公の醜男を襲うイジメの嵐のすごさ。じっとたえていたが恋人の悪口をいわれ、ついにキレる!

    で、「キャリー」のような復讐劇が展開するかとおもえば、、、うん?

    あ、そう、、「史上最大の事件」って、そういうことかあーーーって、、、

  • 2007/5/15
    頼むよ。八木君、ちゃんといい所に着地してね。

  • 不死身の《力》を宿す奇跡の男―八木剛志の心にくすぶり続けるのは、デタラメな世界への激しい呪詛。学校では凄まじい虐めを受け、謎のスナイパーには命を狙われるという生き地獄の中で、初めて手に入れた”恋”という名の青春! 唯一の救済者・松浦純菜への想いを募らせすぎた妄想は、ついに脳外へ……。
    そして事態は急展開! 急旋回! 急降下!?八木剛志に訪れた史上最大の事件とは!!

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著者プロフィール

1978年、神奈川県生まれ。1998年、『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー。『時の鳥籠』『頭蓋骨の中の楽園』など、著書多数。2020年、急逝。

「2020年 『こわれもの 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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