クラムボン殺し (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
2.40
  • (0)
  • (1)
  • (7)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 30
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825017

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主人公が恐ろしく不幸。不憫。散々な目に会います。 かなりのグロテスク表現で、途中何度か胸やけが…うー、気持ち悪い。。。 それでも続きが気になって、一気に読みました。途中でやめるのが気持ち悪いってのもあったけど。

  • 「クラムボンは死んでしまったよ」がこんなブラックなシチュエーションで使われるとはっ! ちなみに「やまなし」の見立て殺人ではありませんでした。そういえばクラムボンって……私はずっと「泡」だと思っていましたね。
    「んなあほなっ!」というほどど派手な見立て。「まさかそれが?」という見立て動機。あーこれでもう大満足。犯人はかなり早くに勘で分かりましたけど。楽しく読めたのでそれで個人的にはかなり幸せです。見立て殺人万歳~。
    ただ、普通のオーソドックスミステリだと思って読んでいると「はぁ?」ってな部分は多少ありますけどね。謎解きの邪魔はしてないし、エンターティンメント要素として読めばまあいいかと。ノリはものすごく良くて、さくさくと読めたし。

  • 出だしは面白かったんだけど……どんどん苦手な方向に、というか、キャラが暴走している感がある。
    叙述トリックに引っかからなかったせいもあるのかもしれない。

    何一つ引っかからなかった。
    予想通りの上、まとめる制御が無い。

    読み終わって後味の悪さだけが残ってしまった。残念。

  • 細かな死体描写がややトラウマ。やや現実離れ。よく読めば犯人がわかるらしいということで、登場人物全員を疑ってかかりました。しかし出し抜かれた。悔しい。

  • クラムボンの言葉に惹かれて読んだけど…。現急に非現実的世界の話が入ってきて、気持ち悪いやら、意味が分からないやら…。最初から、非現実的風味を出してくれれば良かったのに。いきなりすぎて思わず読み返してしまった。

  • ちょっと不明瞭な作品。
    ヒャクメルゲでなくてもよかったのに。

  • 著者のミスリードに引っかかったので犯人に意外性があったことは認めるけど、それ以外は特に見るべきところ無し。こういう複雑な話よりも「十四歳」とか「地獄変」みたいに単純な暴力小説でがんばるべし。ところで、「フェア」って書いてあったけど、犯人のフルネームがどこかに出てきたっけ?それがないと「フェア」とは言えないでしょ?

  • うわぁ・・・。久しぶりだよ。こんなクソ作品。まぁ、犯人は意外な人物だったけど。純粋に「犯人当て推理小説」にしたらおもしろかったのに、なんでありえない話を持ってきちゃうのかな〜?最初なかなかおもしろかっただけに、途中でかなりショックを受けました。本を投げ飛ばす寸前でした。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

和歌山市の生まれ。『Kの流儀』で第10回メフィスト賞を受賞。現在、ある進学塾で国語の先生をしている。かつては、空手家の高校生が学校を支配する不良グループと戦う話や、宇宙クジラを捕りにいく宇宙捕鯨船の話、怖い話ばかり集めた短編集など、現実にはありえない物語ばかり書いていたが、今回、浜口儀兵衛という実在した人物を小、中学生に知ってもらいたくて、この本を執筆した。

「2022年 『稲むらの火の男 浜口儀兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島望の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×