QED 河童伝説 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 451
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825178

感想・レビュー・書評

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  • 事件パートは多少派手な事件。前回からの連動もあり続けて読むとよいと思う。ただ、推理小説として、事件自体には粗が見える。
    歴史パートは若干パンチが薄い印象。このシリーズを読んでいるとお馴染みの論旨展開で、衝撃は少ない

  •  なぜ河童はきゅうりが好物なのか。
     なぜ河童は金を嫌うのか。
     なぜ河童は優れた傷薬を所有していたのか。
     なぜ天神様、菅原道真公は河童とされているのか。
     そして、なぜ、河童は河に棲む「河の民」なのか。

     河童にまつわる数々の伝承の裏には、実在していたことすら糊塗された、悲哀に満ち満ちた河童の歴史が隠されていた――。

     伝承を「どうして」と疑問を抱かず、「そうなんだ」と鵜呑みにすることが、いかに愚かしいことか。そして「伝承」は、現代では「情報」を指す。伝えられた情報だけでなく、伝えられなかった情報にも意識を向け考えられるようになれば、きっと虚報に騙されることも誤報に惑わされることも抑えられるはず。

  • QED-13。将門つづきの設定で、視点は河童へ。人物がむやみにでてくるしとぶしで、ミナカタの話みたい。

    C0293

  • 罪なき人が殺められ、虐げられる。
    それは河童に隠された謎に繋がっていた!!
    連続殺人事件発生。真相は!?「QED」シリーズ第13弾!!

    河童が住むといわれる川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してくる。同じ頃、相馬野馬追祭に来ていた棚旗奈々一行は、一人河童の里、遠野まで足を伸ばしていた桑原崇と合流。事件の真相が明らかになると同時に、河童に隠された悲しい事実も解き明かされていく……。

  • 殺人事件がひどく悲しく凄惨。
    正にタタル先輩の話す河童と呼ばれた人達と朝廷の人達との間に起こっていたような出来事。
    今も昔も変わらない。
    読後感がすごく悲しい。

  • 御名形氏のウンチクに対する姿勢が、タタルさんと異なることが、面白い。現実の事件との関係は、何だろう。

  • 今回は殺人もあった。
    しかし、タタルたちは事件解決に関わっていない。
    河童伝説のある場所で伝説と関係ない殺人がただあっただけ、に感じた。

    鬼や河童だと言って、人間としての存在を認めず、蔑むなんて残酷だと思った。

    天皇は今では清廉潔白のように見えるけど、汚さが優っていたがゆえに権力を手にしていき、そんな歴史の上に今の日本があるんだと思うと、なんだか切ない。

  • QEDシリーズ13作目。今回のテーマは河童伝説。

    前作の「平将門~」の続き。今までの流れから、河童=河原者=人ならざる者=朝廷に反抗した者、というのは前知識として残っていたが、河童は胡瓜が好きとか相撲好きとか悪戯好きとか、一つ一つの伝承に意味があって、ちゃんと解釈できるとは。昔から伝えられている伝説や昔話ってホント深いなぁ、、、。

    事件の方も単なる河童の仕業に似せてるだけかと思いきや、平将門伝説バリの裏切り者工作とか朝廷顔負けの策略目白押しな結末。まぁ、相変わらずタタルたちは終始事件の外にしかいなかったけど。

  • 割といつもの論理の広げ方。(^^;
    歴史上の人物の登場の仕方もいつも通りというか。
    今回は特に現実の事件との絡み方がアレでして、どうせならストレートに歴史推理小説にしてもよろしかったのではないかとも思いました。
    あと、妹の空回りっぷりがちょっと浮いている感じを受けました。
    もう少し、エピソード足すか、いっそ削るかした方が良かったかも。

  • 川辺に住む者、河衆、カワズ、蛙、河童
    相撲→のみのすくね→埴輪→瓦→瓶→カメ→亀
    キュウリ→木瓜→将門紋
    シリコダマ→水死体→括約筋の弛緩
    馬に悪戯→馬子→マンコ→ホド→火処→製鉄
    女性の尻を触る→馬に通じる

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著者プロフィール

昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー。

「2018年 『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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