天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)

著者 : 古野まほろ
  • 講談社 (2007年6月8日発売)
3.67
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  • 本棚登録 :184
  • レビュー :31
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825291

天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 天帝シリーズ二作目。前作を読んでいた方がいいかも。

    慣れたせいか1作目より読みやすかったです。
    満州に逃れていた古野まほろが豪華寝台列車「あじあ」で日本に向かう旅の最中、殺人事件に巻き込まれる(巻き込む?)

    特徴である独特の文体が、時代錯誤な豪華列車でのセレブな旅という状況に合っていたように思います。
    この世界の政治情勢なども盛り込まれ、スパイや社会派の要素もあって物語の幅がさらに広がっていました。

    事件が起こるまでが長く、修飾だらけの言葉が溢れていて分量も多いのは前作と同様。
    重要な手掛かりの提示は結構あからさまで、情報が溢れかえって整理が大変なだけで難しい内容ではなかったかも。

    殺人事件の特異さや推理合戦も前作と同じでこれは楽しいです。
    事件の全貌とは別に、それぞれが抱える秘密も伏線として散りばめられているのもおもしろいですが、やはりそのせいでメインの事件に対して余計な情報が多すぎ、冗長になってしまったように思います。
    この冗長さが楽しかったりもするのですが。

    前作以上に鬱陶しくて気持ち悪いまほろとは対照的に、柏木がすごくかっこよくてこれからも活躍しそうなので楽しみ。

    まほろは容姿にコンプレックスがある自虐的で人見知りの性格ということですが、その割にはやることやってます。
    美少女の誘いに引く事なくがっつくあたり、本人が思っている以上に図太い神経な気が。


    ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・












    由香里ちゃんはポニーテールでえくぼの素敵な美少女なはずなんですが、セリフがどうも年増なイメージ。修野嬢はそんなことないんだけどなぁ。

    金之助の推理が個人的には好きです。「オリエント急行」そのまんまですが、ストーリー的におもしろい。

    美紗さんの推理や二重人格もおもしろかったですし、胴羅さんも素敵。魅力的な脇役の面々が最後は文字通り一気に吹っ飛ぶのも衝撃的でした。

  • 前作から間をあけずに読んだせいか、大筋がほぼ予想通りに進んでしまったのがちょっと不満。それでも超豪華特急の世界にどっぷり浸って最後まで突っ走ってしまった。ラストのぶっ壊しっぷりはいっそ爽快!
    次の巻は明日までおあずけ。あぁ、禁断症状。はふう。

  • しかし自由だなこのシリーズ! なんでもありじゃねーか。
    読んでてどっと疲れるけど、面白くないとは決して言えないところがなんか悔しい(笑)

    これってオリエント急行殺人事件オマージュですよね、もちろん。

  • 日本語英語フランス語が入り乱れて疲れるんだけど、なれてくると寧ろもっと欲しがってしまうという恐ろしさ。
    推理に入ると一気に面白くなってくるんですよね。

    紅茶が飲みたくなりました。

    あと私がこの作品好きなところの1つに、登場人物がみんな知的で魅力的なところです。
    ミステリによくいる、何も出来ないくせにピーピー騒ぐ90年代ヒロインみたいな存在がいないので、読んでて気持ちいいです。

  • 終盤での転調、狂騒、大血戦、人がたくさん。
    まほろと柏木、満州から日本へ。
    列車内バラバラ殺人事件と第二の殺人。
    果実と同様の疑問と公理、探偵合戦、潰し合い。これこの型でいくんだな。
    事件発生まで半分弱ほどもかかる、だがしかしそれでいい。それがいいんだよ。

  • 天帝シリーズ、重たいナァ。
    読まなくては!と思っていた・・・

  • まほちゃん(主人公)が変態になっていた。「果実」くらいがちょうど良かったかな、今回はちょっとイっちゃってたね。私は楽しめたけど、苦手な人にとってはキツいだろう。
    「御矢」では、まほろと柏木が主に活躍。まさかのあの人も再登場。死んだと思ってたのに……(笑)あの人が出てくると途端に物語の雰囲気がガラっと180度くらい変わるよね。
    さくさく読みすぎたせいでトリックとかいまいちよく掴めてないので、また読む機会あったらもう一回読み直したいと思います。

  • わたしは何を隠そう胴羅芳子が好きです。ええ、大好きですとも。まさかあんなにあっさりとこっぱっみじん死するなんて思いもよりませんでしたよ。肉片て!!一作目で好きだった瀬尾が首切り死体になったり、わたしの好きになる人はみんな死にますね。
    今回もギミックたっぷりで自分の知識のなさを痛感します~。この舞台装置からしてファンならわくわくものなんだろうな。前回に輪をかけてコアラが気持ち悪かったです。柏木テライケメン。
    あと由香里様それUFO

  • ルビが減ったのか、読み手が慣れたのかはわからないが前作より読みやすい。個人的に1番読みやすくまとまっており、わりとお気に入り

  • なんというか、本格心ニヤニヤです。

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