1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 179
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825420

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーは良かったのだが

  • 面白い!笑えて、泣けて、楽しめて、続きが気になって夢中で読める。

  • 女子高生・マドカが恋したのは「サファイア」。
    女装少年サファイアとマドカが、異常犯罪者たちとたたかうお話。

    それにしてもサファイア、ただの女装好きではない。
    頭がよく回るし、フットワークも軽く、マドカをサポートする。
    マドカはサファイアに振り回されつつも、犯罪者に立ち向かえる強さがある。
    サファイアとマドカの掛け合いが面白いし、事件ごとに協力者が増えていくのもいい。
    終わり方も、未来を感じさせて良かった。

  • このテンポは読みやすくて好き
    終わり方も先の展開を予感させて言い終わりかただったと思います

    警察官の娘、その道の方々、幽霊?それぞれ個性的な性癖をおもちでした
    舞台が女子高だったので、女子高とはそういうもんなのかとおもってみたり
    正義感が強い子が突っ走りそれをフォローする裏方がいて解決へ導く
    王道な感じだけど設定が個性的なので飽きなかった
    表紙右がサファイアなんだな…きっと

  • 女装趣味の美少年幽霊&レズビアンの弓道女子VS異常連続犯罪者。マイノリティという社会派寄りのテーマをファンタジックな設定とキャラクター性で包み込み、ライトな読み口でありつつもしっかり重く、心に残る。初野晴という物書きの作家性が最も良く出ている作品ではないでしょうか。序章のもりのさるを含め、5人の犯罪者との対決が描かれていますが、ミステリ的に特に面白かったのは「Invasion -インベイジョン-」と「Rafflesia -ラフレシア-」の二編。中でも後者はそれ以前の章で触れられたある事象を伏線として利用しており、本作が決して連作短編などではなく、あくまでひとつの物語であることが謎解きにおける“気付きの快感”にもひと役買っています。

  • 面白い!
    初野晴って何度も確認したんだけど、やっぱり男性なんだよなあ。角川の「退出ゲーム」からのシリーズを読んでても思うんだけど、初野さんってなんだか文章が女性っぽい。リリカルだからか?<リリカルって(苦笑)。
    ええとまず、カバーの栗色の髪の長い子、男の子で、黒髪ショートが女の子です。どっちが騎士かって? どうぞご一読ください。面白いよ。

    あらすじ:
    東北の地方都市で高校の弓道部で主将をしている女子高生のマドカは妄想気味の少女。現在一つ年下の謎の転校生「サファイア」に恋愛中。イケナイ恋に胸の痛みと甘美なものを感じながら妄想していると、いろいろなことが手につかない。このままではいられない。友人からの激励もあり、「サファイア」に玉砕覚悟で告白することに。しかし「サファイア」の正体は――。
    ドッグキラー、インベイジョン、ラフレシア、グレイマン。
    マドカは街で起きているさまざまな事件を、騎士であるサファイアに守られて解決するため奔走する。

    なんていうか少女小説が好きな人はこの本好きだと思いますが、いかがでしょう。リリカルリリカル。
    なんていうかそれぞれの事件の犯人に「ドッグキラー」等々のニックネームがついているところも、ゲーム的でファンタジックでこの本のリリカルな雰囲気を盛り上げてくれる。
    でもね、なによりもこの本をそこで終わらせないのが、何気に社会派なところなんだよね。設定はゲームっぽいけど、問題自体は社会派。それが全くアンバランスじゃないんだよ。
    初野晴の最大の強みはリーダビリティと物語性、そしてリリカルな雰囲気のなかに社会派ミステリを書ききるところだよなあ。
    マドカとサファイアの関係がまたいい。曖昧にしか書かれていないけれど、お互い大切に思ってるところが伝わるんだもん。
    「1/2」の「騎士」。うーん、考えれば考えるほどなんて物語にあった題名なんだろう。

  •  女子高生が主人公の青春ミステリーと言った感じだが、全体的にどこかメルヘンな雰囲気に包まれている。しかし、単に甘ったるい物語に終始している訳ではなく、全篇を通してマイノリティーが一種のテーマになっており、社会派な部分も併せ持つ。読後感の爽やかさも良い。

  • サファイアの正体は、該当の人物が出てきたときに分かってしまったけれど、それはそれで面白かった。
    ラフレシア以外の異常犯罪者の面々は本当吐き気がするくらい気持ち悪いけれど、マドカやサファイア、周囲の人々がいい人なので気持ち的には相殺。ラフレシアの結末だけは悶々としてしまいますが。
    サファイアとの別れの場面が切なくてよかった。ラストも希望の持てる展開で素敵。

  • 出版順から追っていくと、初野さんの成長ぶり(というかなんというか。)がうかがえる。ダンチで読みやすくなっている。というのはさておき。

    女子高に通う円。と、謎の幽霊(というかなんというか)のサファイア。が、説いていく謎解き。

    サファイアじゃないけど、手におえない謎というよりクレイジーな犯罪者たち。警察官の娘。ということで、正義感の信ぴょう性二割増しな円が解決していく。マイノリティが起こす、悲喜こもごもの犯罪は理解しがたいものの、マイノリティゆえの屈折。というのはわからなくもない。

  • ファンタジー+ミステリー。
    どうもサファイアの特性が某有名ゲームの
    「うぐぅ」に見えなくもないけれども変態のところが違いますね。
    (女装マニア)

    一人の少女と一人の変態(ぇ
    その二人の町を汚すものたちとの戦いの記録。
    「ドッグキラー」と「インベイジョン」がかなりきついかも。
    どれも社会問題になっている例を
    取り上げていますし。

    ただし、3番目の
    「ラフレシア」に関しては
    実は完璧な悪人ではないのです。
    いわゆる「ワケあり」の悪人。
    それゆえにこの道へ身を落としたのが残念です。

    時間が経ってゆくうちに
    最強の騎士のサファイアは
    姿が悲しくなっていきます。
    だけれどもそれは運命ですね…

    結構重い内容ですが
    読みづらいわけではないです。

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著者プロフィール

1973年静岡県生まれ。法政大学卒業。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。著書に『1/2の騎士』『退出ゲーム』がある。

「2017年 『ハルチカ 初恋ソムリエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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