キラレ×キラレ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825550

感想・レビュー・書評

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  • 満員電車の中、三十代の女性がナイフのようなもので切りつけられる事件が立て続けに起こった。探偵・鷹知祐一朗から捜査協力の依頼を受けた小川と真鍋は、一見無関係と思われた被害者たち全員に共通する、ある事実を突き止める。その矢先に新たな事件が起こり、意外な展開を見せるが…。Xシリーズ第二弾。
    「BOOKデータベース」より

    新米探偵の小川さんが大活躍、と言いたいところだが危なっかしい大活躍.女性らしい部分がありつつ、大胆なところもありつつ、そして素直なところが好感がもてるキャラクター.
    「自分の心の中に浮いた部分があるのだ」という表現が自分の中でしっくりとくる.普段自分はこう動く、と予測がつくようなところから少しだけ浮きあがって、何かコントロールできない部分、というのがある感覚.

  • 今回はひねりとかなく、王道の推理小説でした。

    電車で服を切り裂かれる事件が。

    被害者はみんなとある病院のカウンセラーを受けている事が判明。

    その後、その病院の調剤薬局になっている薬局の主人が殺されるという事件が発生。

    どこでどう繋がっていて、犯人は誰?という思いで読み進めました。

    最後の最後である登場人物が登場。一連の小説との繋がりも?

  • 半ば惰性で読んでますが、西之園さんが出てくると嬉しい。真鍋君と小川さんのやりとりも楽しいです。ストーリーはまあこんな程度かと。

  • 人間の脳は精密な機械よりもデリケートですごい処理能力があるわけで、そりゃ狂う人もいるよななんて日頃生きている上でも思うわけですが、うん、やっぱり人間が一番怖いなと思った話でした。

  • >「この頃、話題になっている、電車の切り裂き魔なんだけれど―」三十代の女性が満員の車内で、ナイフのようなもので襲われる事件が連続する。“探偵”鷹知祐一朗と小川令子は被害者が同じクリニックに通っている事実をつきとめるが、その矢先、新たな切り裂き魔事件が発生し、さらには殺人事件へと―。犯行の異常な動機が浮かび上がるとき、明らかになるものとは…。Xシリーズ第二弾。

    小川さんが秘書とかやってた割には行動が危うかったりするのは、探偵社に勤めだして日が浅いと考えればおかしくはないんだけど、おっかない。
    真鍋君も明確な探偵役って感じではないのかな。

    結果のところ明確な手口とかは明かされてないけど、今回はトリックとかがあるわけでもないし、妄想を拗らせた末の犯行なので、まあいいかという感じではある。

  • Xシリーズの2作目

    三十代の女性が満員電車の車内で、ナイフのようなもので切りつけられる事件が連続する。
    探偵の鷹知と小川令子は被害者が同じクリニックに通っていることを突き止めるが、その矢先に新たな切り裂き事件が発生し、さらには殺人事件へと発展する。

    まだ面白くなってこないけど、期待して読んでいる。

  • 助けてくれた女の子、練無くんかと思ったら、萌絵ちゃんだった。萌絵ちゃん、合気道できるもんね。よく考えたら、保呂草さんが50代なら練無くんも40代のおじさんかぁ。女の子にはなれないな。

  • 小川さんと真鍋君の掛け合い漫才のようなやり取りが魅力のシリーズ.所長の椙田のの助言,スパイスが効いていてアクセントになっている.

  • Xシリーズ2冊目。
    電車で発生している切り裂き魔の犯人を見つける話。
    このシリーズは密室やら高尚な理由があったりするわけではなく、人間味がある事件という感じがする。

    犯人を追い詰めるところは楽しかったけど、読者としてはもう少し犯人を特定した上で進めてほしかった。
    ラストに助太刀してくれた女性が誰かと思ったら読み進めて驚いた。
    西之園って武道をやるようなキャラだっけ?

  • 2015.05.26.

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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