タカイ×タカイ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.29
  • (31)
  • (125)
  • (327)
  • (33)
  • (2)
本棚登録 : 1283
感想 : 136
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825789

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • そうそう、これの登場人物たちくらい、トリックとしてあり得る仮説を出し尽くしてこそ、真相が明らかになったときにどんでん返しになるんだよねぇ。ちょっと検討すれば考えつく程度の真相を守るために、推理するシーンを入れない中身の薄いミステリが最近多いから困る。

  • Xシリーズ、3作目。

    事件そのものはごく普通と言うか、最初の見た目が奇抜だっただけ、という感じ。しかし、他のシリーズのような、動機が不明瞭で得体の知れない気持ち悪さはない分、読みやすい。主メンバーたちも、他のシリーズと比べると、随分普通で素人っぽい感じで、私的にはこちらの方が親近感が湧く。萌絵ちゃんにしろ、犀川先生にしろ、私にはちょっと超人的過ぎなのかな。このシリーズでも、ちょこっと出てくる分には嬉しいけれど、それ以上はいい、というところ、、、、。とは言いつつ、椙田さんとのニアミスにはニヤニヤ。シリーズ読者には堪らない場面です。それにしても、椙田さんは前シリーズと比べると、随分シビアなキャラになったような、、、。真鍋くんにデート代のお小遣いをあげちゃうところは、昔のらしいところが出ててキュンとしちゃいましたけど。

  • 「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約十五メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第三弾!!

  • 森博嗣作品は発想が奇抜な点が他のミステリーと一線を引いていると思う。またトリック云々より、登場人物たちの関係や会話が面白い。

  • 「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約十五メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャだった。事件関係者の調査依頼を受けた“探偵”鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第三弾

    今回はわりと結末が書かれている感じ。あと、萌絵の出番が多め。

  • 怨恨的な動機でおきた殺人事件だったと感じる。
    お互いにかばいあい本当に殺したのは誰かわかりづらい。だが、3人ともが被害者を殺したいほど憎んでいたのは確かみたいだ。

  • 既読
    文庫版

  • 前2作より読みにくかった。
    小川さんの出番が少なかったからかな。

    西之園さんが沢山出てきて懐かしかった。

    結局動機は何だったんだろ…

  • 西之園萌絵の残滓で読んでる感じだけど、たまには読んでもいいかなと。

  • 過去の既読本

全136件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

森博嗣
作家、工学博士。一九五七年、愛知県生まれ。一九九六年に『すべてがFになる』(講談社)で第一回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している。小説に、「スカイ・クロラ」シリーズ、「ヴォイド・シェイパ」シリーズ、『イデアの影』(以上、中央公論新社)、S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズ、M&Rシリーズ、Wシリーズ(以上、講談社)、『暗闇・キッス・それだけで』(集英社)など。小説のほかに、クリームシリーズ、日々シリーズ(以上、講談社)など多数の著書がある。

「2023年 『新装版 スカイ・イクリプス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×