零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825826

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。他の零崎シリーズも読む。

  • 零崎シリーズの第3弾です。
    次(零崎人識編)で、零崎シリーズは完結。

    さて、で、今までの零崎シリーズには名前以外は全然登場しなかった曲識ですが…強いけど、天然。
    ロリコンではないのに(←たぶん)「少女趣味」。
    ヘンな人。
    人識との掛け合いが漫才ちっくで爆笑。

    てか、よくよく考えてみると、おっきなハサミもった兄ちゃんは、妹萌えの、純粋な変態だし、釘バットの大将は、青色に夢中…つまりは、ふつーにロリコンだし、燕尾服の音楽家は、通り名がすでに「少女趣味」だし、零崎の三天王って、ぶっちゃけ、みんな少女趣味なんじゃん。

    一族そろって変態かよ…。

    登場しない零崎も、みんなこんなんだったらどうしよう。。。

    と、つまんない心配はこれぐらいにして…。

    ストーリー的には、やっぱ、曲識と赤色の馴れ初め(笑)&最期がおもしろかったです。赤色、零崎をきらいなわりに、零崎にモテモテじゃん。

    そして、同じ「ロイヤルロイヤリティー」や「ラストコルラスト」で、
    一人で敵陣に乗り込んでいく曲識も好き。
    ふだんは零崎と距離をとってるくせに、実はかなりの家族想いだってところが「悪くない」。

    ただ、ホントのとこ、あたしの関心は、曲識よりも、人識にあるので、というか、正確には、人識と出夢の関係の変化 & 人識と伊織の関係の変化にあるので、「ランドセルランド」と「クラッシュクラシック」が一番好きかも。

    次の人識編は、人識がアメリカ行った後の話かな、と勝手に予想してるのですが、伊織ちゃんとどこで何をやらかすのか、超楽しみ★

  • 人間シリーズ第3段

    『少女趣味(ボルトキープ)』こと零崎曲識
    音を操る異色の殺人鬼

    時代があっちこっち飛ぶけど
    「悪くない」

    最後にまさかのラブストーリーになるところが「いい!」
    なんだか救われました
    赤い人、やっぱ最強だなぁ(笑)

  • 「零崎一賊」――それは“殺し名”の第3位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味(ボルトキープ)”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始まる! 新青春エンタの最前線がここにある!

    ------------------------

    今までの作品でも、滅多に姿を現さなかった零崎曲識。出番がないのでどんなやつかと思いきや、やはり個性の強い奴だった。
    他の零崎のように無差別殺人を犯すわけではなく、他の零崎のように感情が剥き出しなわけではなく。

  •  零崎の人間シリーズ三冊目。どうやらこのシリーズ、四冊目に人識をもってきて終わるらしい。まあラストは多分「人間失格」ってタイトルになるんだろうけど。
     ある意味オールキャストだよね、人間シリーズって。ただ時間軸がばらばらな話を突っ込んであるので、「あれ? こいつ死んでね?」みたいなキャラがたくさん。どう話が繋がってるのかいまいちよく分からない。とりあえずは数年前、出夢くんや人識がまだ表には出てきていない頃に戦争があった、と。それは親子喧嘩でしかなくて、財力、権力、暴力の三世界を巻き込んだもの。その次に子荻ちゃんが首謀者である小さな戦争があった。そして最後には狐と人類最強の戦いがあった。そんな流れかな。
     どうもね、零崎が最強ではないというところに魅力があるんだと思う、このシリーズ。よく覚えてないんだけど、軋識の人間ノックは時間軸的にはどこだったんだろう。アスは生きてるんだっけ? レンとトキは死んでるよな。そういえば人識って二つ名、ないんだっけ? 登場人物が多すぎて、あと名前が多すぎて把握し切れません。
     人識がたくさん出てきたので人識好きには嬉しかったです。あと伊織ちゃんも。彼女が零崎舞織と名乗る瞬間を読んでみたいです。途中の挿絵、若かりし双識と軋識がかっこよすぎる。
     そういえばこの本、何かかたいと思ったら架空のトレカが六枚ついてた。これって多種類ランダム六枚なのかな。それとも六種類しか作ってない? 高柳のは曲識のにーちゃん、さえらちゃん、右下るれろ、罪口積雪、ぷに子、橙なる種の六人でした。
     抜粋。零崎曲識の台詞。
    「そう――せめて人間らしく、笑って死ね」
     どれだけ浮いた存在であろうと彼は紛れもなく零崎の一員でした。

    08.03.13

  • 零崎兄弟のなかでも特に変わった感じだった曲識さん。
    まさかの赤き征裁、哀川潤さんがこんなキーマンとして登場とは。
    最後の最後に妙に人間っぽいところを残した終わり方は、
    戯言シリーズ特有の、ちょっとだけ救われる感じで、
    やっぱ、いいな~。

  • 曲識さんのキャラが好きです

  • 一気に読み進むというより一章、一章ゆっくり読む感じ。
    最後に「いいっ!」と言った曲識の満面の笑みがすぐに想像できました。
    曲識可愛いよ、可愛い。

  • 菜食主義者でマイペースな曲識兄さん。彼の殺し方はかなりファンタジーだけど、それも悪くない。

  • ☆☆$$結構好きな戯言キャラの零崎シリーズ。$$結構読みやすいし、ありそうでなかった本。$$「零崎を始めるのも、悪くない」

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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