零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825826

作品紹介・あらすじ

『零崎一賊』-それは"殺し名"の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。"少女趣味"こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。"音使い"零崎曲識の闘いが今、始まる!新青春エンタの最前線がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • そもそも、コントラファゴットを持っているだけでキャラクターたちまくりですね。(^^;
    確かに値段とか考えなければそのまま殴っても人を殺せそうな感じ。
    本作も、予想より人が死にません。というか、死ぬシーンがちょっとしかありません。
    何となく、おとなしい感じがしますね。(^^;
    戯言シリーズの主要人物もこれでほぼでましたか?
    なんであれ、最後のシーンはちょっと涙しちゃうくらい良かったです。
    ファンにはお勧め。

  • 曲識が可愛くて、面白く読めました。あのマスカラはどうなんだろうか…。最後の方は本当に泣ける…!

  • 『刀語』も『傷物語』も『偽物語』も『きみとぼくが壊した世界』も『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』も読んだけど、今年の西尾維新作品の中でベストはこれ。

    「零崎一賊」の中でも異端と呼ばれた最強の音使い零崎曲識の活躍を描いた「人間シリーズ」最新作にして最高傑作。

    最後の最期にボーイ・ミーツ・ガールストーリーとして完結するラストの美しさに泣く。

  • 読むとハマるから手を付けなかったシリーズ。今までの中で一番ちゃんと話として、ストーリーとして面白かったかも知れない。最期がすごく良かった。

  • 西尾維新の作品なので手にとって読んでみたライトノベル。
    内容はシリーズの途中から手を出したのでわかりづらい場面はあったが、西尾維新らしい作品の描かれ方をしていた。
    化物語の中に書かれているようなメタ発言や、アニメ化された場合どうなるか、など登場人物同士で語り合うのが面白い。

    しかし、個人的には化物語の方が作品的には整っているように思える。シリーズの途中から手を出してしまったのがいけないが、面白楽しく読めるのはあちらの方だと思う。

  • 曲識の「少女趣味」を文字通り読んでギョッとしたけれど、哀川潤のことを思うとまっすぐな気持ちが伝わる。
    一族の中で1番良識・節制を持った人格者に感じられました。
    最後に自分の生き様を成し遂げられたのは読んでいて安心させられました。
    残念な気持ちもあるけれど、零崎一族にもそう言う人物はいるのね。
    最期に漢の戦いというところが潔かった。
    人間シリーズのなかでは安心して読める物語。

  • 伊織ちゃんの義手の話どこだっけ?とか
    忘れてたことや気になったことで
    ここまでシリーズ読み返し。
    久々の西尾維新なので、最初は読みづらかったけれど
    段々調子が出てきた。
    読書も慣れが必要です。

  • "913-N
    人気作家コーナー","

  • 人間シリーズで1番好きかもしれない。曲識さん推してます。

  • 最後に泣かされた……
    つか、どんだけ彼女を最強にしたいんだ。

  • 3作の中で1番熱いかも。ウルウルする。

  • 曲織を中心に彼にまつわる人物たちの短編集。簡単に言うなら人類最強の請負人に恋をした殺人鬼の話。音楽家の殺人鬼とはおもしろいと思いました。殺し方も彼の流儀もおもしろい。どうして彼が少女趣味なのか、理由がわかります。薄情な人間にみえて零崎の人間らしく、家族を愛する姿はかっこよかったです。そして請負人に恋をする姿はかわいかった。大人からショタの姿まで描かれているのでとても楽しかったです。時間は前後して描かれていますが、とくに混乱することもなく読みやすかった。戯言シリーズと関わる部分も多いので、そちらも読了してから読むとおもしろさ倍増だと思います。

  • 人間シリーズ第3弾

  • 人間シリーズ3冊目。
    4篇立て。
    ①進む小戦争の話。どちらかと言うと曲識の紹介みたいな話。
    ②いつか話しに出てたかもしれない大戦争の話。
    ③人識・伊織のその後。二人はラブラブだなあ。
    ④零崎一家の滅亡。結局軋識さんは生き残ったということでいいのかな?
    哀川潤でボトルキープは始まり、哀川潤で終わったと。
    意外とラブ要素の多い巻だったと言えるのかも?

  • チビ1号、移動図書館にて

  • なかなかキャラが立っていて良かったと思います。哀川潤との絡みも良かった。

  • 【ただ赤い悪魔と黙音のすべて】

    つまり、つまりとはなんだろう。

  • 零崎一族の曲識さんのお話。
    「少女趣味」というなんともいえない呼び名をお持ちですが、その信念というか想いはとてもすごいものでした。
    何故、少女趣味と言われるようになったのか、その理由を知ればそのような呼び名でも素敵な方だとわかるようになると思います。

  • 『零崎一賊』―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始まる!新青春エンタの最前線がここにある。

  • 零崎一族の「少女趣味(ボルトキープ)」こと零崎曲識。呼吸をするように人を殺すと言われる零崎一族ですが、この曲識だけはその殺しに制約をかけている。
    長編というよりも短編集のような感じ。時代が章が変わるごとに変わっていきます。少女趣味と言われるようになった由縁、そして人間試験の後の人識と舞織、零崎一族壊滅の時、どの話も面白かった。戯言シリーズの中でも零崎一族が大好きだったから余計に。

  • おもしろかった。他の零崎シリーズも読む。

  • 零崎シリーズの第3弾です。
    次(零崎人識編)で、零崎シリーズは完結。

    さて、で、今までの零崎シリーズには名前以外は全然登場しなかった曲識ですが…強いけど、天然。
    ロリコンではないのに(←たぶん)「少女趣味」。
    ヘンな人。
    人識との掛け合いが漫才ちっくで爆笑。

    てか、よくよく考えてみると、おっきなハサミもった兄ちゃんは、妹萌えの、純粋な変態だし、釘バットの大将は、青色に夢中…つまりは、ふつーにロリコンだし、燕尾服の音楽家は、通り名がすでに「少女趣味」だし、零崎の三天王って、ぶっちゃけ、みんな少女趣味なんじゃん。

    一族そろって変態かよ…。

    登場しない零崎も、みんなこんなんだったらどうしよう。。。

    と、つまんない心配はこれぐらいにして…。

    ストーリー的には、やっぱ、曲識と赤色の馴れ初め(笑)&最期がおもしろかったです。赤色、零崎をきらいなわりに、零崎にモテモテじゃん。

    そして、同じ「ロイヤルロイヤリティー」や「ラストコルラスト」で、
    一人で敵陣に乗り込んでいく曲識も好き。
    ふだんは零崎と距離をとってるくせに、実はかなりの家族想いだってところが「悪くない」。

    ただ、ホントのとこ、あたしの関心は、曲識よりも、人識にあるので、というか、正確には、人識と出夢の関係の変化 & 人識と伊織の関係の変化にあるので、「ランドセルランド」と「クラッシュクラシック」が一番好きかも。

    次の人識編は、人識がアメリカ行った後の話かな、と勝手に予想してるのですが、伊織ちゃんとどこで何をやらかすのか、超楽しみ★

  • 人間シリーズ第3段

    『少女趣味(ボルトキープ)』こと零崎曲識
    音を操る異色の殺人鬼

    時代があっちこっち飛ぶけど
    「悪くない」

    最後にまさかのラブストーリーになるところが「いい!」
    なんだか救われました
    赤い人、やっぱ最強だなぁ(笑)

  • 「零崎一賊」――それは“殺し名”の第3位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味(ボルトキープ)”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始まる! 新青春エンタの最前線がここにある!

    ------------------------

    今までの作品でも、滅多に姿を現さなかった零崎曲識。出番がないのでどんなやつかと思いきや、やはり個性の強い奴だった。
    他の零崎のように無差別殺人を犯すわけではなく、他の零崎のように感情が剥き出しなわけではなく。

  •  零崎の人間シリーズ三冊目。どうやらこのシリーズ、四冊目に人識をもってきて終わるらしい。まあラストは多分「人間失格」ってタイトルになるんだろうけど。
     ある意味オールキャストだよね、人間シリーズって。ただ時間軸がばらばらな話を突っ込んであるので、「あれ? こいつ死んでね?」みたいなキャラがたくさん。どう話が繋がってるのかいまいちよく分からない。とりあえずは数年前、出夢くんや人識がまだ表には出てきていない頃に戦争があった、と。それは親子喧嘩でしかなくて、財力、権力、暴力の三世界を巻き込んだもの。その次に子荻ちゃんが首謀者である小さな戦争があった。そして最後には狐と人類最強の戦いがあった。そんな流れかな。
     どうもね、零崎が最強ではないというところに魅力があるんだと思う、このシリーズ。よく覚えてないんだけど、軋識の人間ノックは時間軸的にはどこだったんだろう。アスは生きてるんだっけ? レンとトキは死んでるよな。そういえば人識って二つ名、ないんだっけ? 登場人物が多すぎて、あと名前が多すぎて把握し切れません。
     人識がたくさん出てきたので人識好きには嬉しかったです。あと伊織ちゃんも。彼女が零崎舞織と名乗る瞬間を読んでみたいです。途中の挿絵、若かりし双識と軋識がかっこよすぎる。
     そういえばこの本、何かかたいと思ったら架空のトレカが六枚ついてた。これって多種類ランダム六枚なのかな。それとも六種類しか作ってない? 高柳のは曲識のにーちゃん、さえらちゃん、右下るれろ、罪口積雪、ぷに子、橙なる種の六人でした。
     抜粋。零崎曲識の台詞。
    「そう――せめて人間らしく、笑って死ね」
     どれだけ浮いた存在であろうと彼は紛れもなく零崎の一員でした。

    08.03.13

  • 零崎兄弟のなかでも特に変わった感じだった曲識さん。
    まさかの赤き征裁、哀川潤さんがこんなキーマンとして登場とは。
    最後の最後に妙に人間っぽいところを残した終わり方は、
    戯言シリーズ特有の、ちょっとだけ救われる感じで、
    やっぱ、いいな~。

  • 曲識さんのキャラが好きです

  • 一気に読み進むというより一章、一章ゆっくり読む感じ。
    最後に「いいっ!」と言った曲識の満面の笑みがすぐに想像できました。
    曲識可愛いよ、可愛い。

  • 菜食主義者でマイペースな曲識兄さん。彼の殺し方はかなりファンタジーだけど、それも悪くない。

  • ☆☆$$結構好きな戯言キャラの零崎シリーズ。$$結構読みやすいし、ありそうでなかった本。$$「零崎を始めるのも、悪くない」

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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