百物語 浪人左門あやかし指南 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826021

感想・レビュー・書評

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  • うぅーん…
    怪談会の設定に無理があるような…

  • また厄介な怪談に巻き込まれたかわいそうな若侍のお話。
    前巻はやたらととっ散らかっていましたが、今回はそれほどでもなく。
    しかしその代わりに話がこじんまりと広がりのない感じになってしまっている気がします。
    そんなに人は死にません。
    そんなに。

  • ミステリと怪談の融合。謎の提示の仕方や仕掛けはメフィスト賞作家らしいと言いますか、懐かしの新本格テイスト。そこにその仕掛けは必要なのかと言いたくなる部分もありますが、それもご愛嬌。そこに時代ものという舞台設定に怪談で彩られた作品は実に僕好みでした。
    語られる怪談ひとつひとつが面白く、しかもその中にさり気なく伏線を忍ばせているから面白い。話の骨格となる謎の部分は判り易いものなのですが、それも怪談で飾り立てているので気になりませんし。シリーズ第二弾ということでキャラクターも前作以上に立っていますし。読後感は軽いのですが、お気に入りのシリーズとなっています。

  • 江戸で剣術修行中の甚十郎は、兄弟子・鉄之助に頼まれ、和泉屋による百物語怪談会に、渋々顔を出す。明け方、百話目を話しおえた和泉屋が、突然姿を消してしまった。事件の手がかりは、呪われた絵や天井を歩き回る足跡!?
    奇妙な百物語に秘められた意外な真相を、恐がりで一途な甚十郎と、怪談と酒を愛する孤高の剣豪・左門が解く。

  • 浪人左門シリーズ第二作。
    百物語座談会に出席する羽目になった甚十郎。明け方に突如として人が消えていく怪異を目の当たりにし……

    怖がりの甚十郎と、飄々とした左門のキャラクターの魅力もさることながら、なかなかに面白かったです。結末というか、黒幕もまあ予想通りではあったんですけど……そのあたりに「ひねり」を求めるシリーズではないことはなんとなくわかってるので、まあこれはこれで満足w

    時代小説なのでしょうがないというか、勧善懲悪が徹底してる時代というか、悪いことした人があっさりとみんな死んでいきますねえ……
    今時の現代小説だったら殺すまでには至らないレベルでもあっさりサクサクと。ちょっと新鮮でもあるw

  • 時代小説が苦手なうえに話が前後しすぎて馴染めなかった。ストーリーそのものは面白いと思う。

  • ここは江戸、剣と火事とすこしばかりの不思議が蔓延る町である。

  • 江戸で剣術修行中の甚十郎は、兄弟子・鉄之助に頼まれ、和泉屋による百物語怪談会に、渋々顔を出す。明け方、百話目を話しおえた和泉屋が、突然姿を消してしまった。事件の手がかりは、呪われた絵や天井を歩き回る足跡!?奇妙な百物語に秘められた意外な真相を、恐がりで一途な甚十郎と、怪談と酒を愛する孤高の剣豪・左門が解く。

  • 今回もバラバラの話がだんだんとつながっていく。
    時系列もバラバラでチョッと面倒だった。

    左門さんが最後のほうの登場だったので甚十郎くんとのからみが足らなかった。

  • ■江戸で剣術修行中の甚十郎は、兄弟子・鉄之助に頼まれ、和泉屋による百物語怪談会に、渋々顔を出す。明け方、百話目を話しおえた和泉屋が、突然姿を消してしまった。事件の手がかりは、呪われた絵や天井を歩き回る足跡!?奇妙な百物語に秘められた意外な真相を、恐がりで一途な甚十郎と、怪談と酒を愛する孤高の剣豪・左門が解く。

    ■■シリーズ二作目。一作目よりもキャラに愛着が出てきた。とにかく左門が滅多に登場しなかったくせに、美味しいところは全部持っていったという感じ。煩雑に散らかった怖い話が、最後には一つに終結していくのは面白い。そして怖い。怖がりの人は夜に読まない方がいいかも。好きです。

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著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』『悪霊じいちゃん風雲録』などがある。

「2023年 『攫い鬼 怪談飯屋古狸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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