トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826083

感想・レビュー・書評

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  • オペラ上映中、女優が男優を殺してしまった。

    舞台上の密室の仕向けた犯人は誰? ですが
    現実で実行されたら、犯罪として取り扱っていいのか
    かなり悩む事件です。
    事件内容としては驚きに満ちたものがありますし
    犯人やトリックには想像もしなかったものがあります。
    ですが、現実にあったら、これはちょっと…以上に
    すごいものがありました。

    もしも本当にこれが現実で行われてしまったら…。
    誰もかれもが、自己中心的すぎます。

  • 海埜刑事と芸術フリークの瞬一郎の第2弾?芸術×ミステリーで面白いが、トスカよくわからないから面白さが半減かな…

  • 2013/5/9
    おもしろかった。
    最後の瞬一郎の犯罪に対する意見には賛同しかねるけど。
    自分の人生を破壊しようと思ったんなら自分の人生だけを破壊してくれたまえ。
    私は他人の人生を破壊した者を擁護する気は一切ない。
    デビュー作がよくわからなかったけど後のは面白いなぁ。
    もっと読もう。
    オペラを歌う友達の持ち歌?「歌に生き、愛に生き」の状況を思いがけず知れてよかった。
    題名からもっとお花畑な歌かと思っていました。物知らずですみませんという気持ち。

  • 「動物のお医者さん」でハムテルのお母さんがトスカを演じてたな~と頭の片隅に置きつつ読んだので笑えてしまった。
    「これがトスカの接吻よ!」が極めつけ。アカン。
    瞬一郎の才能は何処へ向かうのか。

  • 他の方のレビューにあるように、確かにあの方のボケはキツいかも・・・
    (シリーズ初めて読む私でも)半分だったらずいぶんいいのに。
    あと、ダイイングメッセージもやはり苦しい感は否めない。

  • 上演中のオペラの舞台で殺人事件とは……これまたミステリもののアニメなんかによくあり気なシチュエーションで。
    題材となる『トスカ』の作中で発表される新演出と事件の全容がオーバーラップする構造が上手いです。
    一方で謎解きに関してはやや専門知識を要するかなぁ、と。膝を打つ感覚はそこまで味わえませんでした。

  • 瞬一郎探偵シリーズ第二弾。
    この新解釈の『トスガ』は是非見てみたい!!と思わせ、トスカを流しながら読みたくなる一冊。しかし、ミステリとしては、演出家のダイイング・メッセージなどはちょっと無理があるような。

  • 前作よりはテーマとストーリーのリンクが上手くいっているが、やはり無理がありすぎ。無理は本格の宿命だが、もう少し上手くごまかせるはず。キャラ設定も浅すぎ。

  • プッチーニ作曲のオペラ『トスカ』上演中、何者かにすり替えられたナイフによってバリトン歌手が刺殺された。
    ナイフが本物と知らずに実行犯となった主演女優、観客の目のある舞台上の〈開かれた密室〉殺人ー罠を仕掛けた犯人の意図は?
    海埜刑事と芸術狂の甥瞬一郎が完全犯罪の真相を追う!

    シリーズの2作目です。
    1作目が無かったのでこれから読み始めたけれど、無問題☆
    冒頭でトスカの物語もしっかり解説されている親切ぶり♪
    TVで放映があったら観てみたい!
    典型的な無能上司(ホントにどーやって警部になれたのか不思議すぎる…)には海埜刑事と同様にうんざり鬱陶しいと感じました。が、“打ち切り決定した連載マンガの最終回”の例えには

    第一の犠牲者は、思い通りには時期を選べなかったけれど、幸せな勘違いをしたまま一度は思い描いたシチュエーションで逝くことが出来たのは…まだ良かった、のかも?
    演出家は…個人名+それこそ某マンガ家みたくスタジオ名(マンガ家の場合は税金対策だろーけど)にして、それに納得した弟子のみ取ってれば違ったのかもー?
    実行犯になった主演女優と、ナイフをすり替えた真犯人(意外な人物!下手に悪意があるより辛いヮ)が切なかった…
    芸術フリークの瞬一郎も嫌なヲタクっぷりでなく(芸術全般に幅広く趣味範囲が広がってるから?)海埜刑事とほのぼの親族してるのも読みやすかったかな。
    ただ、やっぱり1作目も読んでおいた方が刑事達の特徴が分かりやすかったかも…。

  • (2009.10)

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著者プロフィール

1963年、山形県生まれ。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に短篇「人間の尊厳と八〇〇メートル」で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。2014年、『最後のトリック』(『ウルチモ・トルッコ』を改題)がベストセラーとなる。2015年刊『ミステリー・アリーナ』で同年の「本格ミステリ・ベスト10」第1位、「このミステリーがすごい!」6位、「週刊文春ミステリーベスト10」4位となる。

「2021年 『虚像のアラベスク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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