- Amazon.co.jp ・本 (760ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826205
感想・レビュー・書評
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図書館にて借りる。何だか今回はえらいスケールが大きくなったな。
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「ヒトにとって他者とは、果てしない呪いなのだ。渇望したときにかぎって存在しないいつまでもそれは業なのだ。罠なのだ。それはつまり、恐怖だ。ヒトがヒトを理解できないのは、この恐怖を超克できないから。だからヒトはわどこまでも独りなのだ。けれど。だからといってヒトは悪じゃない。どこまでも独りだから、寂しいから、他者にむかって善意を積むのだ。だからヒトは尊いのだ。」シリーズ読破。やっぱり素晴らしい作品だ。早く続編出ないかな。
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うげらぼあ! シリーズ5作目の「天帝のあまかける墓姫」は幻冬舎からソフトカバーで出てますよ。
まほろ良いですよね。クセになります。うげらぼあ! シリーズ5作目の「天帝のあまかける墓姫」は幻冬舎からソフトカバーで出てますよ。
まほろ良いですよね。クセになります。2012/12/18
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シリーズ4作目。何の因果か最新鋭空母に乗船することになったまほろ。もはや軍事小説というか架空戦記といってよいくらいのスケールの大きさ。半端ない数の犠牲者が出る軍事行動と、クローズドサークル内の毒殺事件の見事な対比。こんな状況で推理してるやつらはおかしいだろと思いつつもお約束の推理合戦が面白い。御矢から再登場のメンバーがいい味だしてます。巫女さまはもう主役はってほしいくらい。
作中の放射能汚染、震災前ならシーベルトとか言われてもピンとこなかったろうなぁと思うとちょっと悲しいですね。 -
まほろらしいロジックにロジックを重ねたミステリーで、いいね。
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まほろ語の解読を、だれか、だれか、辞書もってこーい。
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超弩級の本格探偵小説。舞台が空母というだけでも充分異色なのに、随行する艦隊が沈められ、乗員は百〜千人単位で死亡するわ核弾頭が撃ち込まれ艦内は汚染されるわでパラレルワールド設定を存分に生かした物語が展開されます。凄いのはこの戦争レベルの大参事が毒殺事件の謎解きにきちんと作用してくるところ。
ほんと、古野まほろは怖ろしい作家です。最近の大人しめの路線も悪くはないけど、そろそろぶっ飛んだまほろが読みたいと思うのは私だけではないはず。 -
前半でガッと惹きつけて、後半はツッコませながら読むのは仕様ですか?
それでもツッコミつつ最後まで読んじゃう、すでに中毒。続きはいつですか? -
天帝シリーズ。史上最大三千人殺し、ってのに惹かれてはいけません(笑)。まあたしかに間違ってはいないんだけどね。
今回はまたあまりに壮大な舞台。そこに相変わらずのキャラと、ほどよくふざけた台詞の応酬。前シリーズについてこられた人なら大丈夫でしょう。事件の推理合戦もさながら、ラストの展開は怒涛でした。まだ終わりそうにないなあ。
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