カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826250

感想・レビュー・書評

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  • 古代史に関する記述は大変面白いが、殺人事件は何とも登場人物がアタマに入ってこない。

  • 聖徳太子いなかった説と実は蘇我入鹿だった説は関裕二の本で読んだと記憶

  • 出賀茂神社の跡取り・甲斐。

    ある日、歴史を揺るがしかねない秘密が隠されている社伝を盗まれてしまう。

    一方、歴史雑誌の出版社では、密室殺人が起きてしまう。


    聖徳太子は実在したのか、歴史ミステリーとか陰謀好きな私はドキドキして読めた。

    ちょっと難しいところもあったけど。

  • 聖徳太子が架空の人物ではないかという仮説から結論の回収まで、トンデモといえばトンデモだけど、ワクワクするほど面白い。推理小説部分は二重密室という面白そうな題材なのに、尻切れの解決ですかね。QEDとは違い主人公が探偵役かつ、やや親しみやすいですかね

  • QEDの高田崇史の別にシリーズ。QEDに比べて軽めだが面白かった。聖徳太子のもろもろの説は知っていたが、こうして並べてみると、なるほど面白い。それなりのインパクトもある説があるので、楽しめた。ミステリ要素はオマケなのでそれほど気にならないが、トリック的には相当古臭い。
    事件は解決したていないので、次が楽しみ。

  • QEDシリーズ「諏訪の神霊」に出てきた<伊賀忍者の末裔>鴨志田翔一の弟、甲斐が主役。QEDよりはうんちく部分が少なく、進行にも無理がない。QEDよりおすすめかも?

  • 伊賀忍者の末裔である鴨志田甲斐は、出賀茂神社の跡取りとして気楽に暮らしていた。が、日本史を根幹から揺るがしかねない社伝を盗まれた上、兄と慕っていた諒司が失踪。さらに不可解な密室殺人事件に巻き込まれ、現役東大生巫女の貴湖とともに事件の真相を追う。知られざる真実に震撼する歴史アドベンチャー開幕。

  • カンナシリーズ第1弾。
    甲斐が逞しく成長します様にと祈るばかり。
    最終巻(9巻)ではどのようになるのか楽しみ。
    このシリーズ、行ったことがある土地ばかりだったので
    つい大人買いしてしまった。

  •  血腥い闇の歴史を軸に『QED』シリーズを出した高田氏。新たに始めたのは、現代に生きる忍たちの暗躍と活躍を描いた冒険活劇でした。

     記憶重視一辺倒の授業では、歴史は表面、「上澄み」しか学べない。生きる上ではそれで十分なのでしょうが、しかしそれでは、現代人は過去から何も学ぶことなく、過去を忘れ、同じ過ちを繰り返します。過去から学び、現代をより良くしていこうと思うならば、歴史の奥に潜り、歴史書の行間を読み、差別や虐殺や政争等といった、為政者が残さなかったもの、隠したかったものを明らかにする必要があるのです。
     貴子の口癖である「歴史は覚えるものではなくて、考えるもの」。これは著者から読者に向けてのメッセージでもあるのでしょう。

  • 面白くなりそうな雰囲気で終わった

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「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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