完全版 地獄堂霊界通信(2) (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826434

感想・レビュー・書評

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  • オビにもありますが、初恋ですわ。甘酸っぱいですな。
    怪談は
    1、幽霊屋敷#1、三人悪の通う小学校の校医の家族が座敷牢に囚われた幽霊が住む屋敷に仮住まいする。
    昔は普通に見聞きした、自宅座敷牢の件。差別も人権も時代とともに変わっていくものだなと感じます。非常にディープ。
    2、幽霊屋敷#2、クラスメイトが幽霊屋敷に引っ越す。こちらの幽霊屋敷は、長男が自分の家族全員を斧で惨殺した事件があった物件。
    3、初恋の話。透けるような美少女の話。てっちゃんの竜也兄がとても好感大。そして、別の術師が出てくるのも面白い。後味がとてもいい怪談。

  • 儚く悲しい出来事がありつつも、
    やっぱりイタズラ3人組の元気と
    妖怪じじいと化け猫ガラコに会える
    「地獄堂」は楽しくて一気に読み終わってしまう。

    一度死んだ者の魂を再び肉体に宿らせる術「反魂」。
    生も死もすべての人に等しく平等で、
    例えそれが悲しい運命でも受け止め、在るがままであるべきで。
    でも、いつの時代も人間の一番の願いは「死」から逃れること。
    大切な相手の「死」であればなおさらに。

    願うこと、祈ること、叶わないこと。
    大切な人の死をまだ受け止めきれない一人として
    読み進めるのも苦しかったけれど、
    苦しくても大切に想う気持ちがぐるりと巡って
    またいつか素敵な縁に繋がるといいなと
    あったかい光に包まれたラストでした。

  • 漫画でも読んだけど、由宇ちゃんの話は小説でも泣ける。救いがあって良かった。前巻よりも三人の成長が見られる。これからもどんどん巻を経るごとに成長が見られると思うと、読むのが楽しみ。蒼龍さんは恐らく妖怪アパートの龍さんとイコールかな。なかなかのご年齢。妖怪アパートしか読んで無い勢にもぜひ読んでもらいたいシリーズ。

  • 続巻だったので、思い切って買いました。結構いい値段なので、出た時に買っておかないと自分の首を絞めるからね(^_^ )一巻目の時は「発売順で載せて欲しかった」と書いたけれど、今回は違和感が無かった。蒼龍さん初登場。出来れば表紙だけじゃなく、中に挿絵も欲しいね。

  •  新書購入

     ホラー。児童書。続編。

     わりとドロドロしている。
     「てっちゃん(リーダー)」「リョーチン(右腕)」「椎名(参謀)」の三人悪(悪戯大王等の悪名を背負う小学五年生)はうさんくさい薬屋「地獄堂(本来は極楽堂だが、誰もそう呼ばない)」のオヤジと知り合い、いろんな事件に関わることになる。

     買いましたねー、2も。
     今回もどろりとしている。
     座敷牢に閉じこめられて死んだ女性。(保険の先生の説明えぐい。。
     お金が絡んで、息子に殺された守銭奴。

     龍さんがいますねー。
     この人、不幸な子供を転生させていくのが生業なのですかね??
     由宇の話は泣けてきます。

     でもやっぱり、お勧めは妖怪アパートの方ですね♪

  • なかなか読み進めませんでしたが、やっとこさ読み終わりました2巻ー!
    てっちゃん、椎名、リョーチンの三人悪、どんどんパワーアップしてますねー。
    てっちゃんが意外と頑張ってるネ!椎名は大人だ、大人すぎる!!リョーチン…活躍してない…次巻はガンバって!!

  • 上院町内に君臨する「イタズラ大王三人悪」てっちゃん、リョーチン、椎名―。彼らの前に一人の美少女、由宇が現れた!あまりの可愛らしさに、舞い上がる三人だったが、彼女はどこか儚げで、悲しそうで…。そんな由宇をつけねらう、黒衣の男・蒼龍。三人悪は初恋の少女を守ることができるのか。

  • 2巻目!
    今回のお話は、幽霊屋敷にまつわるお話と、てつしの近所に突如やってきた由宇という女の子のお話。
    合計3つのお話がありますが、特に一番最初のお話は、香月先生らしいお話だな、と。お金は大事ですが、それだけではいかんのですよね。勉強になりますホント。

  • 2009/04/19購入・2013/07/17読了。

    「あの夢の果てまで」由宇には幸せになってほしい。

  • 先が読めないワクワク感が良かった

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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