完全版 地獄堂霊界通信(3) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826656

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。これは小学生は怖がると思います。そして深い話が多くて、オトナでもかなり読み応えあり。異能力が使える子供キャラがさらに増えて面白くなった。拝君はあまり出てこないがとても気になる。
    1、噂の幽霊通り、嫁と姑&舅、老人介護問題。
    2、森を護るもの。拝とカンナ登場。霊獣の日向
    3、神隠しの山。3悪が神の世界、時空の狭間 へ友達を助けに行く
    4、魔女の転校生。異能キャラがまた増。帰国子女で魔女の娘流華
    5、蛍の夜

  • 便利になっていく暮らしの中で自然への畏敬の念を忘れ、
    自分の見知った世界だけがすべてだと思い上がる。
    今回も人間の様々な業がテーマに流れつつ、
    自然について、家族について、3人組の目を通して
    大切なことが語られていく。

    切ないエピソードも混じりながらも
    今回はたくさんの"仲間"が増えてまた一段と賑やかに。

    天上には瞬く星々、地上には何百もの飛び交う蛍。
    クリスマスツリーのように輝く光の風景。
    見渡す限りの田園と森の緑、木々の匂い、
    青い空にキラキラ流れる川。
    自然の中での生活もより濃く描かれていて、
    本当の豊かさとは何か、何を考え、何を大切に
    生きていくべきか、本質に向き合う時間をくれる。

    自分の悩み、悲しみが心に広がる日も、
    誰かの笑顔を想い、ささやかな幸せに感謝する気持ちを
    忘れず大切にしていこうと改めて思った。

  • 3巻は新しい仲間が増える巻。漫画で先は知っているが、仲間になった後の日向の可愛いこと。長年生きている霊獣の割には子供っぽいところも。「森を護るもの」は割と好きな話で、ただひたすら聖域として与えられた木を守り続けている姿が愛おしい。

  • ノベルズ3冊目。今回は介護家庭には耳が痛くなるようなお話が。あとは、公式サイトに載せたSSが2本とお得な作りに。厚みも前2冊に比べてかなり厚い。売れてる証拠だねぇ。コミカライズも現在連載中で、これが早く単行本にならないかなあと。でも隔月だしね。

  • やっっっとよ読めた3巻!初っ端の話が暗くてなかなかすすまなかったー。
    お年寄りのリアルな現実がえがかれ、ちょっと考えさせられました。
    だけど本当に大変なのよ現実モンダイ!と、叫びたくなったり。
    新しく小動物(?)が登場!イラストみてみたいです~。

  • てっちゃん・リョーチン・椎名―。彼らは上院町に悪名を轟かすワルガキトリオ、通称「イタズラ大王三人悪」!三人は山で神隠しにあってしまった友だちを捜すため、街はずれにある謎の薬屋“地獄堂”のおやじの力を借り、「神の国」を目指すことに

  • 3巻は新しい仲間がいっぱい増えた巻ですね。
    カンナに流華。カンナはとにかく良い子!というか、すごい子。こんな風に考えられる子いませんよ。香月先生の作品は説教的な内容が多いですから、それに準ずるキャラクターが必要ですが、なかなか現実味のない性格です。
    一方流華は、子供特有の周りの見えてなさだったり天狗になっている様子がかなり共感出来る。言い回しはかなりムカつきますが、こういうキャラクターの方が現実味がありますね。
    この二人、持っている能力もあり今後もいっぱい登場しそうな予感。三人悪にどう関わっていくのか楽しみです。

  • 日向の話や流華など仲間が増えて行く楽しい回

  • コミックスで読んでた回が収録されてました。
    ええわあ~。
    無邪気にラーメンとおにぎり一緒に食いたし。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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