- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826670
感想・レビュー・書評
-
小説家を目指して、安定した優良企業を退職した男。1年を過ぎても、成果は見られない。
そんな時、河川敷の散歩の途中で、助けを求める少女に出会う。しかし、少女を助けることはできず、殺されてしまう。
都市伝説的「虫とりのうた」連続殺人の始まりだった。男は、この童謡らしき歌に従って、起こるらしい殺人事件に巻き込まれていく。
妻は著名な占い師の孫で、実家も怪しい、本人も怪しい、二人の幼稚園の息子も怪しい。
道尾さんの「向日葵の咲かない夏」と似たような感覚のホラー。
語り部が作家なので、作中作となるのかと思っていたが、最後までホラー。
殺人というテーマを変えれば、児童用のホラー小説にも良さそうです。
⭐︎4はひまわりめろんさん用です。
⭐︎3.5くらいでよろしくどうぞ。詳細をみるコメント10件をすべて表示-
おびのりさんてへてへ2023/11/18
-
みんみんさん騙されてみよう笑騙されてみよう笑2023/11/19
-
おびのりさんぐふぐふ2023/11/19
-
-
(・д・)チッ
はめられた気しかしない
まさに呪いの一冊
それにしてもびっくりしました!
とある呪術士が★4を付けていたメフィスト賞だったので否応なく図書館で借りてきたんですが
とてもびっくりしました
本作2009年の発刊で、初版本だったので、配架されてから10年以上たってるはずなんですが、めちゃめちゃ奇麗なのよ
汚損が全くなし
たぶん二人くらいしか借りてないん違うかな
はい、ホラーです
もう僕なんかあれですよ
ホラーも結構読んでますからね
ホラー小説6級くらいはあると思うんですよね
そのワタクシから言わせてもらえば
まずあんまり怖くなかった
なぜなら文章がたどたどし過ぎて物語に入り込めなかった
片桐はいり込めなかった
そしてなんか浅い
こうなんかもっと深くえぐってくるとこが一つか二つでいいからあるともっと怖かったん違うかなと思うんですよね
でこの浅さって全体に漂う「いいとこ取り感」が原因だと思うんよね
もっとぎゅっと絞って深くえぐるのだよ-
2023/11/28
-
文豪というタイトルに騙されてコミック3巻くらい読んだでござるよ。
まあ、よくも文豪の拾い出しはやってござるが、作品性とかは考慮しないでもった...文豪というタイトルに騙されてコミック3巻くらい読んだでござるよ。
まあ、よくも文豪の拾い出しはやってござるが、作品性とかは考慮しないでもったいのうござる。
本日だけの流行。2023/11/28 -
アニメちょっと観たがイケメンたくさん出すのに良いアイデアでござるな。戦国、幕末、刀剣…出尽くしたかと思ったらまさかの文豪!!
文豪イケメンは...アニメちょっと観たがイケメンたくさん出すのに良いアイデアでござるな。戦国、幕末、刀剣…出尽くしたかと思ったらまさかの文豪!!
文豪イケメンは芥川龍之介しかおらんぜよ!!
アイデアは良いんだす…2023/11/28
-
-
怖かった。。ことひと言に尽きます。
真樹男くんがなんとも悲しすぎる。。
かなりホラーの要素ふんだんに盛り込んでここまで驚かせてどうするんだ、と思いつつも最後まで読み切ってしまいました。読後感もあんまりよくないけど、なぜか惹きつけるものがあるんだなぁって。 -
『シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のことで、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが1920年ごろから本格的に研究を始めた。
生きていれば、さまざまな出来事に遭遇する。それらのほとんどは、なんらかの原因があっての結果で、因果関係がはっきりしている。
ところがときとして、まったく無関係のものが一致した状況を見せることがある。』
メフィスト賞の中でいうと、乾くるみの『Jの神話』や真梨幸子の『孤虫症』に近いジャンルかな。それなりのホラー。
“作中で解明されてない秘密”があるとか帯にあって、その秘密が何なのか全然分からないもどかしさなんかもいいとこなのかな。かなりもやもやするけど。 -
好きな作家の一人なので読んでみる。横溝正史風の、ホラーとミステリーをミックスした作風は、読み始めると止まらなくなる魅力がある。
「赤い蟷螂」や「幼虫旅館」と同じく赤井雅彦が主人公で、時世は「虫とりのうた」が一番新しい。「幼虫旅館」の最初の方で、真樹男に関する不気味な描写が出てくるが、ここにつながっているとは……。
後味はあまりよくないが、純粋に楽しむことができた。この作家は2011年以降、新作を出していないようだが、求む!赤星氏の次作!! -
「虫とりのうた」の見立て通りに殺人事件が起こり犯人探しをするというお話ですが、犯人はほぼ確定しているのでミステリー的な面白さはありませんでした。
主人公が狂気に囚われていく過程はそれなりに読み応えがありしたが、やや迫力不足な感じがしました。先の展開も読めてしまい、これと言ったインパクトがなく読了。何か突き抜けたモノが欲しかったです。
また、著者がコメントしていた「解明されていない秘密」は、思わせ過ぎな文章が多く、結局解からず終い。有耶無耶な読後感でした。 -
読みやすかったけどオチが解ってるのにグダグダしてるからモヤモヤした。
ミステリというよりホラー寄り。
かしで〜は速攻わかるだろうに終盤まで言及しないとか。 -
歌の通りに人が死ぬ「虫とりのうた」にまつわる都市伝説ホラー。
…のはずなんだけど、思ったより「虫とりのうた」が人々に定着してない(笑)
むしろ中盤よりラストの時の方が噂が蔓延しているという。
サクサク読めて面白かったんですけど、都市伝説が社会に大きく広まってるとこを読みたくて開いたので「むしろこっからでしょ!!」感が否めません。はがゆい。
リングが観たかったのにらせんが出てきた感じ。いやこれ前日譚でしょ、みたいな。
かしでえんまなおえましん -
都市伝説にホラーとミステリーを融合させたような童話。横溝正史のホラーを真似て主体としつつも、そこから一線を逸したような新感覚。読み進めるうちに得体の知らないものに畏怖しつつも、どうしてもその続きが気になって仕方なくとうとう最後まで読んでしまったようだ。そして獰猛な暗闇に怯え、その忍び寄る影の衝撃に既に手遅れという事実を知り、人々は震撼することだろう。
かしでえんまなおえましん
呪文があれば大丈夫…… -
「虫とりの歌」という童謡の幻の5番を知ったら殺される、でも「かしでえんまなおえましん」という呪文があれば大丈夫。という都市伝説と、「虫とりの歌」になぞらえて殺されていく人々。
怖い!でも都市伝説も見立て殺人ものも好きだから面白かったです。
そしてカバーの折り返しには「この小説には作中で解明されていない秘密が隠されています。その秘密に気づいたあなたは、なぜ事件が起こったのか、本当の理由を知ることでしょう」と気になる文章が!!結局なんだったのかわかりませんが(ぐぐってもわからず仕舞い…)まぁそのなんだかわからないところがまた不気味でいいなと思いました。ミステリにはきちんとした回答を求めてしまいますが、ホラーには別に明確な答えを期待して読んでいないので。しかし「解明されてない秘密」って、何一つ事件の謎は解明されてませんよね!完全丸投げですよね!やっぱり気になります。読み終わった後「かしでえんまなおえましん」と実際に21回つぶやいてみたりしましたがわかりませんでした。 -
「都市伝説ミステリ」
怖ろしい「むしとりのうた」
死んでいく死んでいく。 -
これはヒドイ・・・
-
メフィスト賞(41回)
-
この作者ネットで都市伝説系の創作でも書いてたんかな。なんか文体というか雰囲気がいかにもネット上にあふれてそうな都市伝説くさい。最後近くに安っぽい教訓めいたこと書いてるあたりとかも。文章平坦だし不気味さも感じられなかった。作中の「虫とりのうた」ほどこの本が売れてないのは不幸ですね。作者と同名の主人公とか三津田信三の後釜でも狙ってるの?ていうか「○ーメン」かよっていうwぶっちゃけ角川ホラー文庫あたりのチープなホラーと大差ない気が。やたら表紙だけ拘ってそうなのとか。
-
メフィスト賞。ミステリ3割ホラー7割、という印象です。都市伝説、不気味な唄、いわくありげな一族、と道具立ては充分。スリルたっぷりでぐいぐい惹きこまれました。ラストに向けてのホラー的展開も、盛り上がりたっぷり。恐怖の余韻も残って大満足です。
唄の不気味さもさながら、「かしでえんまなおえましん」という呪文が印象的。この意味も明かされますが。その頃にはもう頭に焼き付いちゃって離れません。うっかりと口ずさんでしまいそう。既にこの呪いに囚われているのでしょうか……。 -
第41回メフィスト賞受賞作ということで期待して読んだが今二つ!
「解明されていない謎」というのがさっぱりわからず。
もう、この作者の作品は読まないと思う。 -
都市伝説をモチーフにしたホラー
怖いかも・・・と思ってたらオカルトと分かり怖さ急降下
著者いわく「解明されていない秘密が隠されている」とのこと
どれのこと!
息子にパパと呼ばれて、お父さんと呼びなさいとしつこく言うこと?フッ
あれもこれも投げっぱなしって感じ
童謡とか呪いとか正統派(?)和風ホラーって感じで
映画にできそうだけど
その時は、たくさん練り直さないといけないね
( ・_ゝ・)< 横溝 正史って、すごいんだなぁ