零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)

著者 :
制作 : 竹 
  • 講談社
4.06
  • (250)
  • (259)
  • (177)
  • (12)
  • (2)
本棚登録 : 2668
レビュー : 194
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826809

作品紹介・あらすじ

「零崎一賊」-それは"殺し名"の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。兄妹になったばかりの零崎人識と無桐伊織は人類最強の請負人・哀川潤を勝算を持って襲撃する。しかし結果二人は彼女の『仕事』に巻き込まれる羽目に!向かう場所は"殺し名"序列二位、闇口衆の拠点・大厄島、向かう敵は生涯無敗の結晶皇帝、六何我樹丸!新青春エンタの最前線がここにある。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 『殺し名』の第三位に列せられる殺人鬼の一賊、零崎一賊。
    今はもう全滅したと言われているその零崎の生き残り、
    零崎一賊の鬼子、顔面刺青の殺人鬼、零崎人識と、
    元女子高生、ニット帽の殺人鬼、無桐伊織。
    兄妹になったばかりの二人は、
    以前取りつけられた理不尽な約束を無効にしてもらうべく、
    人類最強の請負人・哀川潤を襲撃する。
    相手は大怪我で入院中の身、勝算はある――はずだったが、
    二人はあっさりと迎え撃たれてしまう。
    そして今回の襲撃を大目に見るその代わりとして、
    彼女の仕事を無理矢理手伝わされることに。
    目的地は、『殺し名』序列二位、闇口衆の拠点である大厄島。
    敵は、生涯無敗の結晶皇帝、六何我樹丸!

    「人間シリーズ」の第四作にして最終作。
    殺人鬼・零崎人識の人間関係にまつわる四つの物語のうちのひとつ。

    ちょっと前にも「匂宮出夢との関係」のレビューで
    まったく同じことを書いたので繰り返すのも気が引けるが、
    やはり本シリーズは、あくまで「戯言シリーズの外伝」である。
    なので、戯言シリーズと人間シリーズを通読してきた読者以外は
    本作を読んでもおそらく楽しめないであろうことを書いておく。

    タイトルは「無桐伊織との関係」であるが、
    本作は人識と伊織との物語というよりも、
    戯言シリーズに登場したキャラクターである闇口崩子の物語だ。

    時系列的には、戯言シリーズが終了したあとのことを描いた作品である。
    なので、戯言シリーズの読者にとっては
    後日談としての楽しみ方が可能な作品だ。
    崩子ちゃんの他に、石凪萌太や哀川潤や想影真心が登場するし、
    名前だけなら浅野みいこやいーちゃんも登場する。
    彼ら彼女らの「その後」を垣間見ることができるということで、
    戯言シリーズのファンとしては楽しい作品だと言えよう。

    しかもただ登場するだけでなく、
    崩子ちゃんに関してのエピソードは結構感動的でもある。
    戯言シリーズでは結構おとなしいキャラだった彼女が
    違った一面を見せるというお楽しみもある。
    従来のファンにはうれしいサービスと言えよう。

    おなじみの異能バトルは今回は控えめ。
    それよりも、人識と伊織、あるいは崩子についての
    物語を描くことに重きを置いており、
    異能バトルは添え物といった感じである。
    まあ、添え物は添え物なりに面白かった。

    「戯言」・「人間」両シリーズのジョーカー的存在である
    人類最強の請負人・哀川潤は相変わらずで何よりである。
    大仰な肩書を背負っているにもかかわらず、
    いついかなるときもその肩書に相応しい言動を見せてくれる。
    西尾維新はさほど高く評価されている作家ではないと思うが、
    個人的に、このキャラクターを生みだしたことは凄いと思っている。

    「匂宮出夢の関係」よりは断然面白かったが、
    ★をよっつつけるのも気が引けたのでみっつとした。
    残り二作もおいおい読んでいく予定。

  • いままでで一番良い話だったのではないかな。いい最終巻だった。それでもキャラ達のその後が気になるのは、それだけ愛されていたのであろう。愛しているのであろう。

  • こんなこと書いてあったっけという感想なのですが。めっちゃ崩子ちゃんと萌太くんのこと書いてありましたな…。無桐伊織がいやすぎて前記憶してなかったのか(笑)

  • 人間シリーズ完結編 第三部

  • 人間シリーズ4冊目で最終巻②。
    読む順序はwikiに書いてあった順なので、作者推奨ルートではない。


    伊織ちゃんで始まった零崎のシリーズはこれにて終わりかな。
    相変わらず周りのキャラが濃すぎて、人識と伊織ちゃんの関係に焦点が当たったりはしないものだなあ。
    そういえばいつの間にかヒューストンに二人でいってたのですね。
    (戯言でチラッと出たような?)

    徹底的に無視されていた崩子ちゃんが、案外あっさりと認識された上、あっさり和解してる展開は若干ついていけなかったです。

    時系列的にはこの話が一番最後なんですかね。
    自身の寿命を知った人識くんは伊織ちゃんの元を離れ、一人行動を開始すると。

    果たして二人がまたいっしょになることはあるのか無いのか。
    知りたいような知りたくないような気がします。

  • 再読。哀川さんによって闇口崩子の複雑な家庭事情に人識と伊織が巻き込まれていくお話。
    人識が伊織ちゃんを守るために立ち上がる場面や、伊織ちゃんのもう何からも逃げないという決心、崩子ちゃんが実の父親に歯向かうことによって、萌太くんとの関係を認識するシーンなど、どの闘いも各キャラの想いが描き出されていて心に込み上げてくるものがあった。

  • 崩子ちゃんと伊織ちゃんが可愛い、という話。西尾さんは妹萌え属性と見た。
    人識も萌太くんも、なんだかんだ妹のことが大切で、自分のいなくなった後も妹が幸せになれるように考えてるんだな、と切なくなった。
    あと、零崎一賊の名付け法則を今更理解しました。人織は名前がトシキだから頭にヒを付けてヒトシキなのね。今まで何ら本名とは関係のない名付けなのかと思っていた…。

  • 題名からは人識くんと伊織ちゃんの話が重点的だと思っていた…なのに崩子ちゃんの成長物語的な話っぽい印象 偏見だけど、人識くんが伊織ちゃんと崩子ちゃんなど、女の子をちゃん付けで呼ぶのが意外です。あと時系列がおかしくありませんか⁈

  • 全体的に物足りなかった。盛り上げてハシゴを外された感じ。

  • 人識と伊織ちゃんというか、萌太と崩子ちゃんって感じだった。人識が意外と想像以上に出夢と双識の事を想っているようで嬉しい。伊織ちゃんとの兄妹関係もなんともほのぼの。

全194件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

西尾維新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)を本棚に登録しているひと

ツイートする