キョウカンカク (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.19
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本棚登録 : 280
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826991

感想・レビュー・書評

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  • あぁ~、それでタイトルがカタカナなんだぁ!
    動機が予想外すぎた。

  • なんというか・・・こう「ライトノベル」って感じが強いなあ、と。連続殺人鬼を追う、っていうミステリな要素もあるけども手段として「能力」みたいな話がでてきちゃうと・・まあガチのライトノベルと違って実際にある能力というか疾患というかを題材にしてるからそこまで軽い話でも・・・
    と思って読んだけどラストの「能力」はちょっと・・なあ。急にそんなオカルトというかファンタジーな能力をだされても。
    でもまあ、デビュー作・・なんですかね?そういう勢いみたいなものは感じました。はい。

  • なんだか、ラノベくさい
    最後のキョウカンカクっていいたかっただけなんじゃないのと
    伏線も適当。キャラも雑

  • 特に捻りのない、素人小説のような文体と展開。各々の登場人物の含みや期待感を煽る意味ありげな台詞や主張とは相変わり、内容そのものに深みがあるわけでもなく、ミステリーでもない。物理的に不可能な部分は全部「キョウカンカク」が補っていて、メフィスト受賞作品として読んだけれど期待外れ。
    厨二をこじらせたような登場人物たちの、いかにも自分には裏や陰がありす、というような主張がチラチラと垣間見える感じや、作者の主張したい世界観のダイレクトな丸出しが、読んでいて正直ツライ。

  • 表紙の美人に釣られて買ったがなかなか面白かった。
    共感覚者の探偵が主人公のはずだが一緒に行動することになる男がウザい事ウザい事。しかもこの男の独白で進む場面が多くイライラすることが多かった。
    真相については、思い返して見れば伏線っぽいのもあったなと思う。

    • ahiruさん
      >共感覚者の探偵が主人公のはずだが一緒に行動することになる男がウザい事ウザい事。

      まだ読破してませんが、この感想をどうしても共有したくて。...
      >共感覚者の探偵が主人公のはずだが一緒に行動することになる男がウザい事ウザい事。

      まだ読破してませんが、この感想をどうしても共有したくて。笑
      2012/06/07
  • この動機がすごい!
    この作品における連続殺人の動機は驚天動地なのに、きちんと伏線が張られているのがすごいなーと思った。
    物語の世界観を含めて、綿密に練り上げられている。
    銀髪の美少女探偵の秘密がじわじわと明かされていく過程にも惹きこまれる。
    クライマックスで判明するタイトルの意味。かっこいい!
    キメキメにスタイリッシュな感じで、深夜ドラマ系で映像化したら似合いそう。
    以下、ネタバレ。





    主人公の男子高校生が、やな奴すぎて感情移入できなかった(笑)
    いや、犯人かも、というブラフにするための構成上必要なキャラクター造型だったのかもしれないけど。
    それでいて、「こういう子いそうだな」といういやーなリアリティも感じる。
    ネット弁慶ぽい、歪んだ正義感、大事なものだけが大事であとはゴミ扱いの価値観など。
    クセのあるキャラクターたちが、それでもじとっとした雰囲気でもなく軽やかに描かれていたのは、作者の軽妙な語り口のゆえだったのかもしれない。

  • 山紫郎が常にスベっていて見ていられない。
    動機は面白いと思ったけどそれだけかな。

  •  第43回メフィスト賞。推薦帯は上遠野氏―「喪われた恋の色を見る覚悟はあるか?」がやたら格好良くてうっかり買ってしまいました。これが噂のジェケ買いならぬ帯買いか…!
     推理せずに読みました。寝る前に半分だけと思って開いたのに面白くて一気に読んじゃったのですが…感想書こうと思うと言葉が出てこなくて、どうも美夜嬢があまり好きになれないからだと気付きました。妬みですかね、空想上の人物なのに。個人的に、誰より何より矢萩さんのキャラが興味深かったです。ぶっちゃけ彼が妻子持ちだと言うことに本文中一番ビックリしました(笑)

  • 「キョウカンカウ」は「共感覚」、何故カタカナ表記なのかは読んでからのお楽しみ。登場人物のネーミングにやや西尾維新的センスを感じるのは残念ですが、メフィスト賞としては妥当なデキでしょう。おそらくシリーズ化されると思うので、飽きるまではお付き合いする予定です。

  • 音を視覚的に捉えることができる銀髪美少女探偵というインパクトあり気な設定の割に、事件や舞台設定も大掛かりではなく、意外と地味な内容。地味なんだけど、地味に面白かったです、これ。

    "共感覚"持ちの設定を単純なキャラ付けのみで終わらせていないあたり、なかなかでした。

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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