星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝

  • 講談社 (2010年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061827240

みんなの感想まとめ

旅の終わりと真実が明らかになる最終巻は、キャラクターたちの成長と経験が詰まった感動的な物語です。主人公フェンの旅路が全ての出来事に収束し、真の悪人が存在しないというテーマが心に響きます。多くのキャラク...

感想・レビュー・書評

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  • 旅の終わりと真実が明かされる最終巻。ほんとよかった。フェンの旅路が全て彼女の経験となっていたこと、本当の悪人がいないこと、そして最後の一欠片はやはり彼だったこと、旅の全てがここに収束して行く様子がとても心地よかった。これは繰り返し読みたくなる。

  • シリーズを読み終わったので。

    キャラクターとセリフの小気味いい感じが好きでした。
    途中からキャラクターが多くなりすぎて、展開の把握が難しくなり、完結したことは知ってても最後の数冊には手を出さずにいました。
    読み終わって、ちゃんと読み切って良かった、と思えたので満足です。

  • フェンネル大陸真勇伝5冊目。
    とうとう最終巻!
    フェンの長い旅もこれで終わりかと思うと感慨深いものがあります。
    最後に彼女がどのような選択を選ぶのか・・・・・・
    読んでいてウルッときちゃいました。

  • 誰かを虐げていることに気づかぬまま生きている。そんな中で世の中に異を唱えることはどれほど難しいことだろう。
    今までの歴史の中で、奴隷や女性解放の為に動いていた人々も彼女のように命を危険にさらしながら、それでも動いたのだろうか。そんなことを思う。

  • 叛乱を機にストライフ王国各地で上がる戦いの狼煙。
    兄に命を狙われてもなお、フェンは暴走する祖国を救うべく奔走するが…。
    彼女を襲う裏切りと別れとは? 
    王国が隠す驚愕の真実とは? 
    シリーズ完結編。

  • 言うことを聞かない子供への脅し文句が「偽王に食われる」ってwwwどんな扱いになってるんだろうw

  • 大団円。目に見える事実の裏には様々な物語があり、非情な行為にもそうせざるを得なかった理由が必ず存在する。まさに大団円という言葉が相応しいラストでした。父王のフェンに対する態度とか、もうちょっとどうにかならなかったものかと思ったりもするのですけど、まあ不器用だったのかなぁ。意外だったのはシリーズ名に込められていた意味で、「偽王伝」が外から見たフェンを表し、「真勇伝」は己が心の中にあり、と対比になっているのが興味深かったです。旅の記録はここで〆ですが、シリーズはもうちょっとだけ続きます。

  • ストライフ王国でのフエンの驚き、悲しみ、でもそれも超えて、祖国を思う心、感動しました。終わりでさびしい気持ちです。
    フエンありがとう。

  • 長らく放置していたフェンネル大陸真勇伝を一気に読み終わりました。持っていたのは太陽と異端者までだけど図書館に全部あったから一気に借りてきて一気に読みました。太陽と異端者までは読み終わっていたらしいよ。そのあとの三冊を読んですっきりしました。父情けない。とか一言。あのエピソードがあるなら昔の仲間にフェンの助けをするシーンを作って欲しかったなぁ。とか思います。
    番外編もあるらしいのでそれも図書館で先ほど予約。借りれたら読むぞーーー!!

  • とうとう最終巻。
    次々と明らかになる事実にビックリしちゃいました。
    ワイザーや前巻に登場したヘイゼルとイワンの過去、フェンの出生の秘密、パラの運命の人・・・など驚きどころ満載。
    あんなにあって、読みながら「てんこ盛り過ぎだろ!」って思っちゃった(^_^;)
    偽王伝のラストも思ったけど、やっぱりこのシリーズは都合良すぎと思っちゃうくらいハッピーエンドだなぁ・・・

  • フェンネル最終巻。
    この巻が一番好き。

  •  フェンネル大陸 真勇伝シリーズ完結。

     愛がある作品だと思いました。家族であったり友だちであったり。人と人のつながりとは。
     フェンの旅路全てが続いて、一本の道としてみえた最終巻でした。

     とにかく、フェンの周りの人々が死ななかったことが良かった。作者が登場人物を愛してるのが感じられた。大切にしているんだなぁと。

     私が登場人物の中でサチが好きなのは、きっと秋に似ているからなんだろうなと思いつつ。

  • 首都で起きたグールの叛乱。戦いを止めさせるため奔走するフェンは、ついに父王と対峙する。そこでようやく知った真実は、思いもよらぬものだった。

    フェンネル大陸、完結編。なんですが。続き読みたいな…。
    登場人物が非常に多いため、リストでも作っておけば良かったと軽く後悔しました。最後までサチがかっこいい!

  • すべてがくるりと完結。
    出来る限り素直に生きていきたいなぁと思います。

  • 完結おめでとうございます。
    続いていく物語であったことが嬉しい。
    フェンは本当につよくてまっすぐな子だと思う。羨ましいくらいに。

  • 完結☆

    思えば、図書館で何気なーく本棚の間を歩いているときに「ん?」と思って手に取ったのがきっかけ。背表紙が目にとまったんです。綺麗だな、と。このシリーズはミギーさんの絵が毎回楽しみだったりもしました。題字も絵にあってて綺麗だし。

    内容は、、、
    第一巻を読んだときは「結構、王道のファンタジー?魔法とか出てこないのに王道ファンタジーってのはいいなぁ」が第一印象。しかも、一巻は序章の序章、まだなーにもわからないから、とりあえずこのシリーズにつきあっていこうって感じ。

    話が進むにつれ、キャラがどんどん増えて、たくさんの国を回って。。。
    キャラは高里さんの中でいっぱいストーリーがありそう。バックグラウンドがね。でもそれを書くと脱線するから(?)著者さんなりに削って書いてるのかなぁ、なんて勝手に思ってます。そして、その所為なのか、話が進むにつれ読みにくく。。。それだけが残念で仕方がない。

    私は「伝わる文を書く作家さん」が好きなので。

    でも、ストーリーは良かった。大筋で。
    楽しめました。

    あぁ、最後だから、珍しくレビューが長くなってしまった(^_^;)

  • 最終章の後編にしてシリーズ完結

    フェンが追放された理由、兄達の行動の真実、グール達が虐げられていた本当の理由、、、全てが明かされる。
    兄弟愛と家族愛、正しき国政とは?そしてフェンが取った最後の決意とは。


    キレイにまとまり、キレイに着地したとても素晴らしい小説でした。みんなが喋るセリフが心地よく、善人ばかりが集結し終結した作品でした。
    ただ最後があまりにもキレイすぎやしないかい?とも思ったけど、まぁこれはこれで良かったのかなぁと。

  • うん、いい終わり方だった。正直でてくる国と人の名前今や殆どうろ覚え状態でラストのとこらへんはこの人たちだれだったっけ?と思ったり。まあフェンとテオとサチが分かってれば・・・でもあれだな、何巻かの時も思ったけど、”実は”な過去話になるとなぜかみんなかわいい奴になっちゃって、憎めなくなるんだよなあ。王様もルース兄も。んでもってなんとか大団円。都合よすぎかもしれないけど私は好きだ。無知ゆえに誰かを傷つけてしまうこと。けれど真実を知ったときに目を背けるんじゃなく、真正面から向き合って、そうして自分の足で立って進もうとする。君の前に道はない。歩いた後に道ができる。「道程」だったか?フェンはまさにそれを地でいってるよなあ。ラストはちょっと笑えた。あれでいくと水戸黄門シリーズにできるよな。この銀色の髪が目に入らぬかってね。

  • フェンネル大陸シリーズ完結篇。

    ストライフの真実、結果。色々とあったけれど、この結末で良かったのだと思う。
    ユイジーンが最後に出てきてくれたのが嬉しい。

  • “『強くなって、ギル兄様の役に立つ兵になります』
    兄の為に手に取った棒を握り締めて、立ち尽くすフェンベルクの真っ直ぐな視線がギルフォードの心臓を灼く。ギルフォードは何も答えずに背を向けた。
    「フェンベルクを捕らえよ。独房に監禁して、何人たりとも面会は罷り成らぬ」
    「兄様!」
    ギルフォードは父王とルース宰相に口を挟む隙を与えず、翌日早朝、罪人の護送馬車に捩じ込んで、フェンベルクを海へ流した。
    フェンベルクに流れる血を疎み、彼女を陥れようとした黒幕は判明していない。しかし、そういった動きが王城内にあった事は目を背け難い事実だ。
    彼女を海に放して以降、ギルフォードへの圧力は増し、フェンベルクへの罪悪感が彼を今まで以上にストライフ王国へ服従させた。
    挙げ句の果てが、この有り様だ。
    ギルフォードは冷徹な牢獄の壁を見上げて、焦点を宙へ弛めた。
    「海の向こうにはグールの国があると聞く」
    「本当ですか?」
    ギルフォードが話しかけるでもなく独白めいて言葉を落とすのも、それを壁の向こうで逃さず拾って応えるカーズも、王族の体質と士官の癖が沁み付いている所為だと思うと自嘲する笑いが込み上げる。
    「だから、グールは大枚を叩いて海へ逃げる。情報が劣化して、今では西方へ辿り着く事が目的に変わったようだが」
    「元帥はそれでフェンベルク様を海にお流しになったのですね」
    「……いや、罪悪感を紛らわせ、何処かで生きていると思いたかった言い訳だ」
    「本当ですか?」
    再び聞き返した声はカーズではなかった。
    男でもない。大人でもない。ギルフォードが壁に寄りかかった身体を起こすと、鉄格子の外で少女が息を切らして肩を上下させている。
    打ち身で肌は鬱血し、ブーツは雪に濡れて黒く変色して、床に足を引きずった跡を残す。顔も銀の髪も泥に浸して、フェンベルクが立っていた。”

    長かった。
    フェンの壮大で時に過酷だった旅も、一度幕を閉じる。そう、一度。
    彼女が居場所を手に入れられて良かった。
    身を、名を、存在を捧げた偽王に、祝福を。

    “「ありがとう。でも、私はもう自分に価値がないとは思ってない」
    力はない、運命もない、英雄にはなり得ないけれど。
    「ここまで歩いて来た道は、私が選んだ道だ。自分の足で歩いて来た道だ。そこで出会えた人達の事は信じられるから。皆が一緒にいてくれる『フェン』は生まれて来た意味があったと胸を張って言える」
    生きる事自体に意味はないとテオが言った。
    役に立つ事を、コンフリーの領主は欲だと言った。
    フェンはギルフォードの役に立って、彼に認められたかった。責任も束縛も彼に押し付けて、与えられる事ばかりを待っていた。フェンの傲慢な我儘だ。
    「皆が助けてくれたから私はここにいるの。だから、今度は私が皆を助けたい。誰かに褒めて貰う為ではなく、自分自身の為に、私に出来る事をしたい」
    言ってみて、矛盾に気が付いた。
    「やっぱり我儘だ。ごめん」
    ロカが伸ばした腕でフェンを壁に押し付ける。俯く彼の瞳から涙が零れている。アシュレイがフェンの頬を叩き、サチが銀の髪をかき混ぜる。
    嬉しい気持ちはもう知っている。
    フェンは額をロカの頭に付けて破顔した。”

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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