QED 鏡家の薬屋探偵 メフィスト賞トリビュート (講談社ノベルス)

制作 : メフィスト編集部 
  • 講談社
2.96
  • (1)
  • (5)
  • (14)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 100
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「鏡家サーガ」「QED」「薬屋探偵妖奇談」へのトリビュート作品5点。QED以外知らなかったが、まあまあ楽しめた。
    竹本健治「漂流カーペット」なんだこりゃ、ふざけんなよという話だが、意外と面白かったんだよね。
    西澤保彦「外嶋一郎主義」添加物ネタ一本で引っ張り切った!
    椹野道流「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」桑原祟、伊月祟ー同じ名前だったのかあ。
    令丈ヒロ子「リザベル童話メフィストくん」なかなか新鮮な童話だねえ。
    時村尚「一杯のカレーライス」わけわからん。

  • 西澤保彦×QEDに大笑いさせていただきました。外嶋さん、グッジョブ!

  • トリビュートという発想が面白かった。

    自分の作品を入れつつ書かれていたが不自然じゃなく良かった。

  • アンソロ
    鏡家のは読んだことなかったからわけわかめ
    タタルさんが原作より優しくないか?w外嶋さんのダイエットのはなしは目鱗戦慄
    妖怪探偵のは両方ともすきな感じだった。ザキカレー食べてみたいw

  • 【収録作品】「漂流カーペット」 竹本健治/「外嶋一郎主義」 西澤保彦/「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」 椹野道流/「リベザル童話『メフィストくん』」 令丈ヒロ子/「一杯のカレーライス」 時村尚
    元ネタを知らないと面白さが半減するようだ。薬屋しか知らないのでそこからの推測だけど。

  • 題名そのまま、QEDと鏡家と薬屋探偵の
    別の人達が書いた、こんな事もあるかも話。

    知っているのは薬屋だけでしたが、最初に説明が少し載っているので
    それを見て、こんな話なのか、と思うくらい。
    もうそこは読んでも忘れて、普通の話として読んでも大丈夫かと。
    どういう内容なのか知らなくても、面白く読めましたし。

    題名の登場人物ばかりか、書き手の登場人物や
    書いた事がある人物などが出てきて
    それはそれで面白かったです。

    ただ、さっぱり分からないのは西澤保彦さんの話。
    一体誰が関係者で、誰が普通(?)の人達なのか。
    これだけが、本編を読まなければさっぱり、でした。

  • 鏡家サーガとQEDコラボの為に購入。西澤先生のが一番面白かったw

  • “そのへんの言葉はもう半分も僕の耳に届いていなかったと思う。
    そうか。そうなんだ。やっぱりなあ。そうだよ。そうだとも。おかしな高望みしたのが僕の間違いだったんだ。笑えるなあ。笑っちゃうなあ。超ウケルってやつだよなあ。馬鹿だね。ホント馬鹿。ま、どのみち夢が夢だと分かっただけなんだから、どうってことないけどね。だからよせよせ。ヘコんだりするなって。いつまでもウジウジするのはみっともないだけだぞ。さもなきゃ、今度は同情を愛情と錯覚してみせるつもりか?
    「……に配下を紛れこませているのよ」
    え?何だって?ちょっと聞き逃した。まあいいや。”

    何この俺得本。めっちゃ良かった。
    主役がメインで出てるわけじゃないけど、だからこそ、良い。面白い。

    “また面白くもなさそうな調子で納得されるのかと思いきや、男はそれを聞くなり、初めて「おや」と興味津々の声を上げた。鋭い口調が、急に和らいだ気がする。
    「それはそれは」
    「……何すか、そのリアクションは」
    口をへの字に曲げる伊月に、男は実に面白そうに言った。
    「いや、同じ名前の人間と深夜にエレベーターに閉じこめられる確立は、世界的にどのくらいなのかと思ってね」
    「あ?同じ名前って……あんたも崇っていうんですか?同じタタリ系の字で?」
    男はため息のような笑い声で肯定した。同名が嬉しいというのではなく、興味深いという意味合いの笑みなのだろう。
    「俺は桑原崇という。きみがさっき説明に使ったように、崇から祟るという字を連想する人間が多いらしくて、学生時代からの知り合いにはタタルと呼ばれることが多い。いや、字面だけでなく、興味が墓参りと寺社巡りなせいもあるんだろうが」”

  • 講談社ノベルスの「鏡家サーガ」「QED」「薬屋探偵妖綺談」をトリビュートしたアンソロジー。「漂流カーペット」 竹本健治.「外嶋一郎主義」 西澤保彦. 「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」 椹野道流. 「リベザル童話『メフィストくん』」 令丈ヒロ子. 「一杯のカレーライス」 時村尚の5編を収録。面白かったのは「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」と「リベザル童話『メフィストくん』」 の2作。「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」は椹野さんの「鬼籍通覧」とのコラボ作品になっているので、「QED」と「鬼籍通覧」の両シリーズ読んでるとより楽しめるのではないかと思います。また「リベザル童話『メフィストくん』」 は令丈さんが児童文学作家であり、タイトルにあるように童話というだけあって、小学生でも十分に読むことができる可愛らしい話でした。

  • アンソロジーらしいが元を知らないで読了。

全18件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×