奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827387

感想・レビュー・書評

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  •  導入こそ怪奇的な「いかにも」な設定と展開で始まるが、実際は・・・。作中でいみじくも探偵役に「ミステリ的なリアリティ」の欠如とメタ的に言わしめているような、ある意味「禁じ手」のトリックを盛り込んでいるので、そこに引っかかりを感じる向きはあろう(「どんどん橋、落ちた」の作者に「ミステリ的なリアリティ」を求めるのは無意味なのだが)。

  • なるほどにゃあ、で終わってしまうのが寂しいというか。
    十角館ほどのインパクトはなかったかな。

  • 読了日2013/01

  • 中村青司

  •  久々に鹿谷さんが最初から目いっぱい登場しましたね。
     真相は結構おぉ~て感じではあったけど、鹿谷さん、あっさりと人を信用しすぎな気も…。
     推理によって、この人は犯人じゃないて分かってたから?
     その時点で、もうそこまで自分の推理に自信持ってたの?
     もし外れてたら、すごく危なくない?

  • 館シリーズ第9弾

  • 館シリーズ第9冊。
    微妙なヒントがちりばめられ、解るようで解らなくなる。難しすぎもせず、なかなか面白かった。

  • 文句なくおもしろい。というか、この作品でもまただまされたなーという想い。十角館のときと同じ様な感覚でした。
    完全に死体交換だと思っていたのに。蒼ざめたフクロウには気がつかなかった。
    見事な叙述トリック。

  • 順番に読むべきだったのだが、たまたま手にとってしまったので、館シリーズを1つも読むことなく、この作品を読んじゃった。それはある意味、既読者にとっては常識であるはずのキャラクター設定や謎解きのヒントを見いだすための伏線など、少し手に焼いたかもしれない。ただ、あぁなるほどーという終わり方をするので、未読でも楽しめると思う。ただ、どちらにしても本格物はじっくり読まないとわからないことがたくさんあるなぁと改めて思った。

  • 名探偵が名探偵らしく推理を展開していくのは気持ちがいい。良作。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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