- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061827394
感想・レビュー・書評
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知ってる登場人物が何人も出てきて、あっあの時の…ってなりながら読みました。
短編集だったので読書のリハビリになりました。
最後はちょっとうるっときました…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集で非常に読みやすかったです。
自分が小学4年生の頃、同級生と3人で地元の電車に飛び乗ってプチ旅をしたときの「初めて」に触れる期待と不安の冒険の記憶が鮮明に甦ってきました。
多くの経験を積んだ今なら何も感じませんが、子どもの頃のそうした体験って今になって思うと本当に貴重で尊いものだったんだなと染み染みと感じさせられました。
本書はそういったノスタルジーを感じさせられる、まさに『ロードムービー』でした。
「冷たい校舎の時は止まる」とリンクした話ではありますが、どれも完成度が高く最後は辻村先生らしく胸がほっこりする話でとても面白かったです。
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ノベルスになって増えた短編目当てで再読。
こういうスピンオフが読めるのはうれしいよね。
みんながんばって生きているんだなぁって思えた。
実際はそれなりに勉強していたんだろうけど
もっと勉強しとけばよかったなぁって気になってしまうのはなんでだろ。 -
「ロードムービー」「道の先」「トーキョー語り」「雪の降る道」「街灯」の短編というか中編というかそういったものを収録。
どれも危うい中でもがいているシーンが印象に残る。 -
アナザーストーリー。嬉しい再会。これがあるから辻村さんの作品はたまらない。
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21:してやられました……! 気を抜いて読んでいたら、一作目のどんでん返しにおおお! となり、その後の作品のほのかなリンクにまた一本取られた! と。「冷たい校舎の〜」の番外編ともいえそうな「雪の降る道」を読んで、この作品は辻村さんにとって大切な作品なんだなあとしみじみ思いました。処女作ですものね。ファンの方は必読ですよー。
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2つ目の作品の最後で、これは何かの作品の人物の話なのかと思ったらやはりそうだったみたい。
元作品を読んでいなかったので肩透かしを食らった感はあったけど、話は安定の辻村作品、て感じ。
ロードムービー、道の先からのトーキョー語りは良かった。
みーちゃんの話はあまりピンと来なかったな