空き家課まぼろし譚 (講談社ノベルス)

  • 講談社
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本棚登録 : 161
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827615

感想・レビュー・書評

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  • 主役の男性はちょっとイラッとするけど、女の子が良かった!

  • 2015/2/3
    海市行きたい。
    心温まる話だったけど、もうちょっと彼らのことを知りたかった。
    失明した女の子の話では、どっちに転ぶかわからなかったのにいきなりまぼろしを見せちゃってヒヤッとした。小説だけど。
    一つ一つの出来事は面白かったんだけど、とにかく登場人物のことをもうちょっと書いて欲しかった。
    もっと好きになれそうだったのに。
    なんか惜しい。

  • Aも読みました。

  • まやかし師が一番好きだなぁ

  • 日本版ヴェネツィア、海市という架空の地方のお話。
    最初は汀ちゃんが生意気に見えて苦手だった。しかし明にイライラしてきたから気にならなくなった(笑)。でも最後まで読むと、平凡で天然ボケに見えた明に意外な空洞があることが分かり、そのイライラも消えた。最終章は汀視点にしてみればよかったのに。
    東日本大震災の、写真を集めて修復するボランティアを思い出した。写真って不思議。

    『恩寵』が気に入ったので見かけてすぐ買ったほしおさんだったんだけど長く積んだ…。

  •  日本海の海際にある水上都市、「日本のベニス」と呼ばれている海市。景観の保護再生を目的に設立された「水の都海市協会」の「空き家課」の職員の明。お仕事見学に来た三上課長の小学生の娘・汀と「バラ屋敷」の持ち主に会いに行くのだが…。
     空き家に残されたその家の昔の写真、汀の持つ不思議な力…。写真が垣間見せる“まぼろし”を手がかりに、そこに関係する人々の悩みを解決していくハートウォーミングなミステリー。

  •  日本海の海際にある水上都市「海市(かいし)」は、いくつかの島からなり、本島には街中に運河がはりめぐらされているため「日本のベニス」とも呼ばれている。そんな海市にある、水の都海市協会の「空き家課」に勤める間宮明は、新卒2年目の若輩者。
     街の景観を維持するため、古い小さな建物を数多く守ろうと、街に点在する空き家に新しい住人を見つけ、再利用するのが主な仕事だ。
     ただ今の懸案は、『バラ屋敷』と呼ばれる古い洋館。屋敷をブック&ガーデンカフェとしてオープンさせたいという夫婦に、好感触を見せた老婦人が、突然考え直したいといい始め、困った間宮は……。

     空き家課に勤務する青年と、課長の娘で小学生の汀(みぎわ)が、空き家にまつわる様々な「謎」を解き明かすというstoryで、4つの連作短編となっています。
     バラの美しい英国庭園のある洋館、石炭王が建てたという「黒ダイヤ屋敷」、フランス人宣教師が創設したミッション系の女子学校など、いかにも「謎」がありそうな場面設定。頼りない若者と、しっかり者の小学生というコンビも楽しい。上下二段で、やや説明っぽいところが多少気になったけど、ハートウォーミングでやさしい物語でした。
     シリーズになったら、読みたいかも。

  • ヴェニスを思わせる海の街での物語です。

    読んでいると、しっかり者の汀ちゃんが主人公の間宮君を引っ張っていく様子が目に浮かび、思わず笑ってしまいました。

  • ベニスと見まごう美しい水上都市の一角に海市協会「空き家課」はあった。そこで、古くて使われなくなった建物を蘇らせ、活かす仕事に携わる新米の間宮明は、会社見学で共についてきた課長の娘・三上汀と営業先の「バラ屋敷」で不思議な体験をし…。
    美しい水上都市の「空き家課」という設定が素敵です。
    古い建物に詰まった歴史や謎を、不思議な能力でひもとく、ハートウォーミング・ストーリー。ぜひ続きを描いてほしいです。

  • ミステリかと思って買ったら普通に現代ファンタジーのヒーリング小説。 でも、開けっ放しになった物語を閉じることで誰かを救うのが名探偵だというなら、三上汀は紛れもなく探偵でした。時に彼女の能力を通じ、時に使わずに辿り着く"答え"は、心の中で止まってしまった時間を明日へと進めてくれる。

    日本のベニス、小生意気な小学五年生って設定だけでご飯三杯はいけます(ロリコンじゃないですよ?)

著者プロフィール

ほしお さなえ
1964年東京都生まれ。作家・詩人。父に翻訳家・評論家の小鷹信光、夫に作家・思想家の東浩紀。
東京学芸大学卒業後、理工系出版社、大学研究補佐員をへて、作家活動へ。
95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞して詩人としてデビュー。2002年には長編小説『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年に刊行された『活版印刷三日月堂 星たちの栞』が話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気シリーズとなる。

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