百鬼夜行殺人事件 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 35
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827943

感想・レビュー・書評

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  •  そもそも赤川次郎さんの作品を殆ど読んだことないから、シリーズとか全然知らないんだけれど、これは「大貫警部」シリーズということだったらしい。
     でも、直子さんが刑事でもないのに(恋人は刑事だけど)主人公みたいに書かれてて、何が何だかよく分かんない。
     三人称のお話なんだけど、視点というか、場面がバラバラで、集中して読めない。何かもっと絞り込んで、て思う。
     前に読んだ作品もそうだった気がする。

     で、この本自体は、タイトルの「百鬼夜行」て言葉に惹かれて読んだんだけど、まぁものすごいこじ付けだった。
     短編だけれど、章で分かれていて、第5章のタイトルが「よくある話」だったんだけど、そのタイトルどおり、考えるまでもないくらい陳腐なオチだった。

     全部で5つの短編が収録されてるけど、途中で飽きたというか、それ以上読むのも面倒くさくなって、3話目でギブアップ。
     赤川次郎さんて、すごいたくさんお話書いてて、人気だってあるはずで、おもしろいんだろうけど、どうも私には合わないなぁ…て思う。
     この、誰が主人公なのかよく分かんない、登場人物が多すぎる感じが、何か苦手。
     大貫警部というキャラ自体は嫌いではないけれど、お話に全然惹き込まれない。

  • 2014年7月1日
    また読んじゃった。
    読んだかどうか、記憶になかった。
    中身を読んだら思い出した。
    でも、結末を忘れているからもう一度面白い。
    赤川次郎って、安定の面白さだとつくづく思う。

  • 赤川次郎さんのこのシリーズ、好きです。
    というか、赤川次郎さんの作品で苦手なのって、あんまりないかもな。

    相変わらずマイペース人間の大貫警部。でも、変に鋭いのが笑える。

    赤川次郎さんの作品でいつも思うが、大人がだらしない。
    子供の方がしっかりしてることが多い。
    現実も、大人が子供すぎるためにおこる事件とかもあるので、小説の中だけの話ではないですね。

  • 赤川次郎の傑作警察物語。

    大貫警部のあくどさが,やや薄れているような気がするのは,
    警察庁からの圧力でもあったのだろうか。

    愛される警察官という意味では,
    一般人の直子が,ていねいな対応をしているのでよいのではないかと思う。

    抱腹絶倒というまではいかないまでも,
    ふだんの嫌な事をわすれさせてくれるぐらいの楽しさはある。

    赤川次郎が書き続けて欲しい作品群の1つだ。

  • (収録作品)百鬼夜行殺人事件/悪夢回廊殺人事件/期間限定殺人事件/過去完了殺人事件/年末年始殺人事件

  • 人間が一番恐ろしい化物。心に闇を抱えている。そんな人間たちが引き起こす事件をお騒がせ大貫警部が解決して行く。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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