覇王の死 二階堂蘭子の帰還 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828162

感想・レビュー・書評

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  • 久々の二階堂蘭子シリーズ。面白かった。

  • 色々不満はあるがそれでも面白かった。

  • それなりに本格スピリットは感じられましたが、しかしラビリンスシリーズはなんか報われない。
    本格として見た場合、なんだかなあ…

  • ラビリンスとの最終対決。でも本当にこれで終わるのかな……? そして蘭子の意外な帰還の様子にはとんでもなく驚愕でした。いやまさか、そんなことになってただなんてー!!! 事件の真相よりも何よりも驚愕、かもしれません。
    事件の謎は、密室殺人自体はシンプルだけれど。村で起こった数々の怪異の真相が好きです。あのホラーじみた陰惨なあれやこれやが全部解明されてしまったのは爽快。そしてあのトリックも。双面獣が暗躍しているのは分かりきっていることですが。やっぱりトリック解釈もほしいよねえ。

  • 人狼城事件以来の日本への帰還、ラビリンスサーガ最終章など、本の位置付けとしては盛り沢山の一冊。感想としては、広げた風呂敷を無理に折りたたんだ、といったところ。これまでの蘭子シリーズに一区切りをつけたかたちなので、今後の展開に大いに期待。

  • ラビリンスとの決着がつくということですごい期待して読んだんだけど、あっけなく終わって物足りなかった。蘭子自身の行動というか状況もすごい謎だし。今後どうなるんだろう?とモヤモヤ感を残しつつ読了。

  • ★あらすじ
    極貧にあえぐ青年・俊治は
    「貴方の不要な命を高価買い取りします」
    という怪しげなチラシに誘われ、毒島という弁護士の作戦に乗ることになる。
    それは、跡取り候補に成り代わり、北陸・眞塊村の邑智家という大富豪の家に潜入するというものだった。

    その頃、眞塊村の隣にあるニューホーリー村という、アメリカ人宣教師が多く住む村で、数々の奇怪な事件が起こっていた。
    まるで村人の多くが悪魔憑きになってしまったようで、平和だった村全体が、混乱と疑心暗鬼に陥っていく。

    そして「人狼城事件」以来、ヨーロッパで音信を絶っていた、名探偵・二階堂蘭子がいよいよ帰国する!

    ★感想
    ニューホーリー村のアレは、残念ながら最初っからわかってしまったんだよ……何故なら、偶然つい最近、同系列のネタを扱ったミステリを読んでしまっていたからなんだね! わかんなかった方が、絶対面白かったと思う。残念だぁorz
    蘭子×ラビリンスはこれで一段落みたいですが、蘭子自身の行動が謎だよ! どーなるんだろ、これから。
    対ラビリンスは、古典的な怪奇物風味があり、これはこれで乱歩みたいで面白かったんだけど、ラビリンスや双面獣を出すと、やっぱ部分的に「えっと、それは本格ミステリ的にありなの?(汗)」的な展開になってしまうわけで…ごにょごにょ。
    やっぱり蘭子シリーズは初期の因縁話系や、人狼城みたいな、あっと驚く巨大トリックが読みたい気がします。

    ……いや、対ラビリンスも楽しく読ませていただいたんですけども! 
    マニアの贅沢的に、言わせて頂くと、っつー話で。

    それにしてもしばらくぶりに、蘭子の女王様っぷりと、黎人の下僕っぷりが読めて嬉しかったですよ(笑)
    彼女ができても、黎人のシスコンは治んないんだなあw

    講談社ノベルスのサイトでの、二階堂さんと蘭子さんのインタビューが面白いぞよ。↓
    http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-novels/

  • 2012/02/12読了

  • やっと帰ってきたぁぁぁ!
    と、期待が大きかっただけに、あっけない最後にがっかりしましたが、読ませる世界観はさすがだと思ってます。

  • 思いのほかあっさりしたラスト。物足りない感じがしてしまった。

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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