- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828339
作品紹介・あらすじ
殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」!新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は、遺留品の捜査を開始する。だがそれは、連続殺人の始まりに過ぎなかった-。さらに時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生!姿なき犯人の無差別な犯行に、国民の警察への不信感は高まるばかり。大量の人員がテロ対策に割かれ、特捜本部は危機的状況に!「赤い部屋」の謎とは一体?東京の運命は!?骨太警察ミステリ。
感想・レビュー・書評
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塔子が少しずつ刑事として成長していってる。鷹野との信頼も強くなってる気がする。
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凄く良かった。ドラマと共鳴した。
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WOWOWドラマが小説でどう書かれているかと思い読む。
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一戸建ての玄関に引き出された死体、その家の中は赤いペンキのスプレーで真っ赤になっている.同時に都内で連続爆破事件が発生する.如月塔子のグループが捜査を開始するが、同様な殺人事件と爆破事件が続く.被害者の関係から犯人が絞られていくがその過程が楽しめる.最終的に犯人は身体的なハンディを持っている人物だった.テンポよく進行する話しが面白かった.
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事件自体は、たいしたことなかったが、如月刑事の頑張りぶりに共感した。
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最後の40ページまで寡黙、一気にすべて納得。すごい。
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連続殺人事件と爆弾事件が同時に起こる。
最後の犯人のとこは予想できなかった。
厳しい現場で働く塔子の揺れる心の動きもあって面白かった。 -
前作に続きインパクトにかける。描写はものものしいが軸が細いのか。緒作「石の繭」の悦びを味わいたい。とはいうもののテンポはいいので次作も読むだろう。
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女性刑事「如月塔子」シリーズの3作目。周囲の人物達の
キャラも固まってきてここから新たな展開が欲しいところ。
オビやキャプションには骨太警察小説とありますが、
そこまで太い感じではなく、主人公の「塔子」が
真面目が取り柄な普通の女性刑事というところが
逆に魅力なシリーズな気がします。
作中にも匂わせてますが、この塔子はあの
「姫川玲子」とは真逆なタイプですw。
今作は連続して起る刺殺殺人事件。その現場は
部屋中を赤の塗装が施されるという異質な現場。
さらにその事件に呼応するように、テロリストによる
都内連続爆発事件。公安も登場し、「塔子」は
過去のトラウマと爆発事件によって、心身が
疲弊する中、失態を起す...。そこからぼ再生と
両方の事件の真相を突き詰める。
という王道的展開。今回は塔子の相棒にして
上司の「鷹野」が大活躍。超人的な推理を見せ、
事件の真相に迫っていくのは、少しだけ強引かな...
と思ったりしますが、まぁ...許容内。
このシリーズ、もし続いていくなら、
少し大きな展開が欲しいところですね。
著者プロフィール
麻見和史の作品





