水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828339

作品紹介・あらすじ

殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」!新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は、遺留品の捜査を開始する。だがそれは、連続殺人の始まりに過ぎなかった-。さらに時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生!姿なき犯人の無差別な犯行に、国民の警察への不信感は高まるばかり。大量の人員がテロ対策に割かれ、特捜本部は危機的状況に!「赤い部屋」の謎とは一体?東京の運命は!?骨太警察ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりも面白かった!
    鷹野受任いいなぁ。

  • 再読。

  • シリーズ第3弾。
    今回の事件は、連続殺人事件と爆破事件(テロ?)。一見無関係な二つの事件が徐々に捜査の過程で結びついていく展開は面白いし、さらに殺人事件の現場で巻き散らかされた赤いラッカーの謎などもしっかり回収されている。

    ヒロイン如月が爆破シーンに遭遇し、捜査を外されそうになりながらも過去のトラウマと向かい合い克服する様子が成長物語として描きこまれていて、とにかく盛沢山なストーリー展開。
    確かに、殺人と爆破が交換条件とか、”ディスクレシア”とか色々なアイデアが詰まってはいるものの、あまりにも現実離れしすぎている、というそしりもあるかもしれないが、警察ドラマ+本格物というスタンスであれば問題ない。

    3作目でも面白く楽しめたので、次回作にも期待。

  • 赤く染められた猟奇的な殺人現場。
    相次ぐ爆弾テロ。

    まったく別の事件が、実は繋がっていて。
    でも、殺害理由と爆弾を仕掛けられている理由は全くの無関係。

    繋がっているようで、繋がっていない。
    こんな事件実際に起きたら、事件解決までめちゃくちゃ大変だろうな。
    本当に、ほっそい糸をゆーっくり辿っていくような感覚。

    殺人現場の異様さや、犯人の行動が
    最後びゅーんと回収されて気持ちよかった。

  • 塔子が少しずつ刑事として成長していってる。鷹野との信頼も強くなってる気がする。

  • 凄く良かった。ドラマと共鳴した。

  • WOWOWドラマが小説でどう書かれているかと思い読む。

  • 一戸建ての玄関に引き出された死体、その家の中は赤いペンキのスプレーで真っ赤になっている.同時に都内で連続爆破事件が発生する.如月塔子のグループが捜査を開始するが、同様な殺人事件と爆破事件が続く.被害者の関係から犯人が絞られていくがその過程が楽しめる.最終的に犯人は身体的なハンディを持っている人物だった.テンポよく進行する話しが面白かった.

  • 事件自体は、たいしたことなかったが、如月刑事の頑張りぶりに共感した。

  • 最後の40ページまで寡黙、一気にすべて納得。すごい。

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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