猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.42
  • (9)
  • (32)
  • (51)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 247
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828407

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 猫柳が君橋に意外とぐいぐい来てた。
    「麻耶」「横溝」「乱歩」など入り乱れて満載。
    後鑑絵都がやたらとよいです。

  • (収録作品)第一条 常識人でなければならない――大団円――/第二条 探偵を過信してはならない――真相――/第三条 探偵を裏切ってはならない――連続殺人――/第四条 情報をすべて記録しなければならない――奇妙な住人たち――/第五条 事件関係者と深い関係になってはならない――魅力的な謎――

  • ううーん。
    ううううーん。
    評価が難しい。前作と同じく、「いかに事件を防ぐか」という姿勢で探偵するという珍しい形式のため、どうしてもカタルシスを得るのが難しくなっちゃうなあ。ミステリマニアからするとなかなか挑戦的で面白い試みなんだろうと思うんだけど、これ単体だとイマイチ評価できかねる。ラブコメっぽい要素が強すぎるのもちょっとマイナスかなあ。
    それでも前作よりは綺麗にまとまってるとは思うんですけど、このシリーズ、マンネリ化を防ぐのが難しそうだ。

  • 猫柳探偵シリーズ第二弾。今回も猫柳探偵あっぱれだと思います。事件を未然に防ぐ探偵ってどうなの?とは思いますが、それがいいんだと思います。猫柳探偵はダメそうで推理が冴え渡っていて、かっこいいです。とても地味ですが。守くんの登場が少なくてさみしいです。クンクンと猫柳探偵の恋も密かに気になります。次も出てほしいです。

  • 閉ざされた村の因習というミステリの古典設定に現代の文明が混じりながらも、トリックは古風なままなのが違和感。
    人間模様に大きな変化があってそこがおもしろかった。

  • 図書館にて借りる。この解決法は完璧だが一生に一度しか使えないな(笑)

  • 探偵助手学部とかいう変な学部の学生とその探偵の話二巻目。
    このシリーズは、こんな感じでネガティブな題名が付いていくのだろうか。

    良くも悪くもさらっと読めます。
    ところで探偵助手学部はあるけど探偵学部はないのだろうか。
    というか、宣言してしまえばなれるもんではないのか。
    まあいいや。

    後になにも残らないタイプの話。

  • 猫柳シリーズ第二段。

    20歳になるまでに、嫁がなければ一族を追放するという伝説がある村。そこに住む名家後鑑家。

    後鑑家4姉妹の末娘が20歳になる。そんな彼女の元に脅迫状がとどいた。
    そこで、クンクン達に探偵依頼が舞い込む。

    意外な方法で、解決に導いたマモル。
    若干、おいしいとこどりで卑怯な気もするけど。

    しかし猫柳は、続くという。
    一体、何がどうなって脅迫状の贈り主はだれなのか?



    前作に比べて恋愛要素多めで、なんだかパワーがダウンしたような気がしました。
    面白さは前作が上かな。

  • 面白そうなはずなのにツボにはまらない。

  • 前作が面白かったので!

    今回はほのぼの系?
    冬に読めば良かったなぁと思いました。

    猫柳可愛いです。
    事件は前回よりゆるゆるです。
    だから個人的にはちょっと物足りないです。
    ミステリーというより青春小説の要素が強かったかな。

全43件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北山猛邦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×