プライベートフィクション (講談社ノベルス)

著者 : 真梨幸子
  • 講談社 (2012年9月6日発売)
2.78
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  • 本棚登録 :158
  • レビュー :27
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828438

作品紹介・あらすじ

フリーライターのなっちゃんは、編集者の依頼にいつでも応えられるよう、多くのアイディアをパソコン保存していた。「自由研究」と名づけられたファイルには、少女漫画『青い瞳のジャンヌ』に熱中した頃のことが綴られている。当時の続きを書くうちに過去が甦り、現代の交友へと繋がって…。そして重大事件が発生!虚構に彩られたかのような「プライベート」は真実、それとも夢?ブレイク中の著者による女の欲望が蠢く、究極の作品集。

プライベートフィクション (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 2015.8

  • 女ってそう、仲良しごっこの中に冷徹な感情を抱えている。
    男ってそう、女を所詮自分を引き立てるためのお飾りだと思っている。

    そんな、卑屈な発想をストーリーにしてみました!な感じ。
    どこからがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか分からないのが、面白い。
    全てが自分(読者)に委ねられ、その境界線によって色々なとらえ方ができる構成。

  • どの部分が虚構でどの部分が真実なのか全く分からなくなる話。そしていつもドロドロ。
    もう一度「更年期少女」読みたくなった。

  • 読んだあと嫌な気持ちになるミステリ、という「イヤミス」なる分類があることを最近やっと知りました。
    著者が自分の看板であるその「イヤミス」を意識し過ぎて、いささかサービス過剰で散漫な印象。

  • 真梨幸子にしては弱いような気がした。

    ・一九九九年の同窓会
    なんかありがち。珍しく男の人なんだな、と思ったがそのせいかあまりどろどろしていなくてコメディっぽかった。
    ・いつまでも、仲良く。
    ラストはすぐに読めた。正直わかりやすすぎ。千と千尋の1シーンを思い出して少しぞくっとした。これはこれでハッピーエンドなのでは。
    ・小田原市ランタン町の惨劇
    面白いと言えるのはこの1作くらい。どろどろよりも哀れさが目立つ。描写が少しこわいかな?くらい。
    ・自由研究
    ちょっとよくわからない。
    ・夢見ケ崎
    これを読めばわかるかと思ったらさらによくわからない。論理的に説明がついてぞくぞくしたい。

    更年期少女がおもしろかったので期待したが表題作のふたつが理解不能。他のものもたいしたことなくて残念。

  • やはり真梨幸子さんは面白い。5編の中では、女友達同士や母娘の僻みや妬みなどの心理がこれでもかと出てくる「いつまでも、仲良く。」が最も印象に残った。また「一九九九年の同窓会」と「小田原市ランタン町の惨劇」は最後まで読み終わった時のぞわっと来る怖さが良い。「自由研究」と「夢見ヶ崎」は読みながらいつの間にか、どこまでが真実でどこまでが妄想か時々わからなくなるくらいに物語を入り込んでしまう。白昼夢を見ているかのように畳み掛けるギミックが凄い。

  • 大好きな作家さん真梨幸子さんの短編集。
    真梨さんの話はいつも頭を使って読むのが楽しい。
    小田原市ランタン町の惨劇が短編集の中で一番好き。
    私も主人公と同じで、ミキとリサを勘違いしていた。というか全然分からなくて、リサが出てきてこんがらがってまた読み直してあぁ!そうかってなった。
    表題にもなっているプライベートフィクションも流石後味が悪い。
    夢と現実(?)の間をふらふらしている感じ。
    みんな邪魔の中に出てくる青い瞳のジャンヌ。また重要な感じでした。
    やっぱり真梨さんの作品は後味の悪さがたまらない。

  • 2014/8/18 読了
    2016/2/14 再読

  • 表題作が意味不明。
    「いつまでも仲良く」が割とマシ。

  • (収録作品)一九九九年の同窓会/いつまでも、仲良く。/小田原市ランタン町の惨劇/自由研究ープライベートフィクション/夢見ヶ崎ープライベートフィクション2

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