- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828438
感想・レビュー・書評
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2014/8/18 読了
2016/2/14 再読詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作が意味不明。
「いつまでも仲良く」が割とマシ。 -
(収録作品)一九九九年の同窓会/いつまでも、仲良く。/小田原市ランタン町の惨劇/自由研究ープライベートフィクション/夢見ヶ崎ープライベートフィクション2
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フジコ生みの親による短篇集
ショートの「一九九九年の同窓会」 「いつまでも、仲良く。」 「小田原市ランタン町の惨劇」 はいずれも女同士のなんかよくわからん話。
メインの「自由研究」「夢見ケ崎 」はサブタイトルが、表題のプライベート・フィクションとなっているんだが、さっぱりわからない。
あわないな、これ。 -
◆一九九九年の同窓会・・・小説家になった僕にかかってきた一本の電話。まさかあのレイナちゃん?小学校の頃キモい男子だった僕には到底手の届かなかったクラスのマドンナだったあのレイナちゃんなのか?
◆いつまでも、仲良く。・・・半年前まで、デブで何ひとついいところのなかった私が、32キロのダイエットに成功し、コンテストで優勝。しかし母と昔からの友人達は・・・。
◆小田原市ランタン町の惨劇・・・自虐的で自意識過剰すぎるミキからのメールにはうんざりしていた。だからまさか、彼女が妊娠していて、トイレで出産後に子供を殺しただなんて知らなかったんだ。
◆自由研究―プライベートフィクション・・・小説家の私は、思い浮かんだネタをパソコンに保存している。「自由研究0306」と名付けたそのファイルには、私が小学三年生だった頃のエミちゃんとミカちゃんとの交流についてが書かれていた。
◆夢見ヶ崎―プライベートフィクション・・・引っ越しの転居届を書いていた時にK子が訪ねてきた。K子は前に派遣で働いていた会社の正社員。旦那がいなくなったのだという。
前に読んで面白かった「更年期少女」と繋がっている話があると聞いていたので楽しみにしていたのだが、その2作(プライベートフィクション1・2)はあんまり理解できず。「更年期少女」を書いた作家の話ということでいいのか?また夢と現実が入り乱れる感じで、この間「四〇一二号室」を読んだばかりだったので食あたり気味(^^;エミちゃんとミカちゃんが「更年期少女」で大活躍・・・そうだっけ?読んだのが結構前なので全然覚えていなかった。それよりも、前3作の方がわかりやすくてイヤミスまっしぐらでおもしろかったな。
◆一九九九年の同窓会・・・やっぱり騙されてるんやん!と思わず笑ってしまった作品。しかしこの男、タカダと週に一回の割合で会ってて気づかないとは、どこまで馬鹿なのか。
◆いつまでも、仲良く。・・・仲が良いからこそ、誰かが抜け駆けするのは内心穏やかでなく許せないという、女の嫌な部分をここぞとばかりに浮彫になっている話。お祝いの準備とは、主役抜きで堂々と集まることができる絶好の口実。そしてその時の話題は・・・。最後のオチがまた、やってくれる。母親といえどもやはり女ってことね。 -
【フリーライターのなっちゃんは、編集者の依頼にいつでも応えられるよう、多くのアイディアをパソコン保存していた。「自由研究」と名づけられたファイルには、少女漫画『青い瞳のジャンヌ』に熱中した頃のことが綴られている。当時の続きを書くうちに過去が甦り、現代の交友へと繋がって…。そして重大事件が発生!何が嘘で何が真実か・・】
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中短編集。面白かった。
プライベートフィクションとは私小説に対するもので、自分のことだけどフィクションだよということらしい。
タイトルどおり、何が真実で、何が主人公の夢想で、現在と過去も入り組んでいてよくわからない。
(図書館)