- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828469
感想・レビュー・書評
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こんな冒険してみたい!ってなる小説。疾走感がとても好み。推理小説でありながら、頭を空にして集中できる。
シリーズをもうちょっとよみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーランドのなかではかなり面白い作品。かつて子どもだったあなたと少年少女のため、というコンセプト通りの作品となっている。
まず驚いたのが、法月綸太郎ってこんな作品も書けるんだ!という点。怪盗ニックへのオマージュ?
名怪盗の冒険譚となっていて、機転でピンチを切り抜けていくさまはハラハラさせられて面白いし、ちゃんと最後に謎解きもある。主人公のグリフィンもなかなかに魅力的なキャラクターで、ユーモアもたっぷりで飽きず、読んでいてかなり楽しい。良い作品。
惜しむらくは、設定や展開の一部においおいとツッコみたくなるところがある点か。それでも、子供向けということを念頭におけば何とか。ただ、できれば、もっと小さい時に読みたかった。 -
京大法学部卒のミステリ作家・緻密なトリックが魅力…みたいなウリを聞いてからさいしょに手にとったのがこれなのは、ちと、違ったかな?法月綸太郎さん、初読。これは、こどもむけだよね?装丁や、文章や、あとがきを見るに。うーん。。。そんなに、ハラハラもドキドキもしなかったしなぁ。ハードボイルド、というわけでもない。いかにもありそうな、でも絶対ないだろ、という名前や国の設定なんかは、こどもが読んだら逆に鵜呑みにしそうだし。アリオリハベリイマソカリを習う年齢よりは、ちいさい子を対象にしてるだろうし。ピンチに応援したくなるタイプの怪盗ではない。夢があるわけでもなく、トリックにおおーとなるわけでもない。うーん。あまり印象に残らず、記憶から薄れる1冊。すみません、私は向いてなかった。カロリーがないです。おなかにたまらない。
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子供向けというわりにはふりがなが少ない気もする。単行本ではまた違うのかな。
法月さんお得意のどんでん返しと小ネタの数々。
子供向けらしく「痴情のもつれ」要素がないのがいい。
オチも小洒落てるし、あとがきまで凝ってるわぁ。
是非シリーズ化して欲しいな! -
本格ミステリというより、アドベンチャーとでも言うべき内容だったが、結構楽しめた。
主人公のグリフィン、グリフィンを利用しようとするFBI及びメインの舞台となるボコノン共和国側との間の騙しあいがテンポよく進み、オーソドックスな話だがそれゆえに普通に楽しめた。 -
この作品読んでて『怪盗ニック』を再読したくなってきた辺り、作者の狙い通りお見事ということか。特に第一部は、まさに怪盗ニックの本歌取りでしたね。
第二部以降は冒険テイストが増し、第三部で怪盗グリフィンの仕込んだロジカルな推理によって謎が暴かれてく過程と、これまた子供も大人も楽しめそうなクオリティで良かった。
あとがきにまでネタ元などの仕込みを入れてくれてて、隅々まで楽しませてもらいました。 -
講談社ノベルズ『怪盗グリフィン、絶体絶命』(法月綸太郎)読了。
出所不詳?のあとがきに一番くすぐられた。
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法月綸太郎の作品





