不可能楽園“蒼色館” 上小野田警部、最後の事件 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (2012年9月1日発売)
3.23
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061828483

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

独特のユーモアと幻想的な要素が絡み合った作品は、読者に「バカミス」として楽しむことを促します。登場人物の違和感や仕掛けられた謎が、読み進める中での驚きや楽しさを生み出し、あえてそのバカバカしさに身を委...

感想・レビュー・書評

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  • 若くして芸能界を引退し隠遁生活を送っていた往年の名女優、美里織絵が逝去した。 〈蒼色館〉でしめやかに葬式が行われる中、遠く離れた織絵の実家で誘拐事件が発生する。 関係者一同は蒼色館にいたという鉄壁のアリバイがあり事件は難航、そして美しい犯罪を渇望する上小野田警部自身にはどこか外の世界から怪しい気配が・・・。

     作者はあまり気にしてないみたいだけど、過去作は読んでおいた方がいいでしょう。 かなり綱渡りな作品なので故人を見送るような温かい心で読みましょう。

  • 古書店にて購入。上小野田シリーズは『新世界崩壊』に続いて2作目。倉阪鬼一郎作品を読むのもこれが2冊目となる。「ム」と「オ」は途中で判ったが、それ以外は全く判らず。上小野田シリーズに似つかわしくない、寂寥感溢れるラストが心を打つ。バカミス万歳!

  • 裏表紙に「今年もやってきました、バカミス」と。読まなくちゃいけませんよね。

    読んでいる途中から、何か仕込まれているなぁと感じたり、登場人物に違和感を感じたり。もう著者が最初から「バカミス」と言っているので、そこを詮索する読み方はせず、あえて「騙されよう」と楽しく読む。

    なかなか幻想的なバカミスでした。意味不。

  • 130202

  • 前代未聞の不可能誘拐劇!
    東京⇔東北に張り巡らされた超絶の罠は、解き明かされるのか?
    往年の美人女優と双子の妹を巡る、絢爛たる犯罪の宴

    読み終えてあまりの馬鹿らしさに壁本になりかけたが、
    作者の企みは尋常ではない。
    こういったタイプは泡坂妻夫の某作品でしか触れたことがなかったので、
    逆に、これぞ小説の仕掛けだと感じてしまった。
    何から何まで利用してくるなんて。

    ミステリ:☆☆☆☆☆
    ストーリー:☆
    人物:☆☆☆☆
    読みやすさ:☆☆☆☆

  • 年に1冊が恒例になってきた倉阪センセの
    バカミスシリーズ! もうファンの方の大半も
    実は...飽きてきてるという驚愕の事実の中敢えて
    刊行するその勇気。そして相変わらずの労力に拍手。
    オリジナル書き下ろしでしか刊行出来ない故
    付合う編集者、出版社にも拍手w。

    読者もストーリーを追ったり、事件を
    吟味したりなどではなく、兎に角
    テキストに潜んだ法則を見つけるので
    必死だったんではないでしょうか?
    これって...読書なのw?
    ウンザリする程これでもか!!と鬼気迫るバカっぷりは
    脱力を越えて無力感に覆われますw。

    そしてこの無力感はバカミス、バカミスと
    連呼する読者に対して牙を剥く
    メタミステリ、そしてアンチミステリ的な
    刃のようで、ゾッとさせれます。ここ数年の
    作品に比べクオリティと質が異なる
    ムぅ...。今作は「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」級
    の傑作...なんじゃないでしょうか...。

  • 作者あほだろう。
    バカミスバカミスやかましいわ。
    読んでるこちらがバカみたいじゃないか。
    馬鹿だと思うけど。

    とりあえず目が滑りまくり、まともに読み流しました。
    今までもこの作者のバカミスいくつか読んだけど、ここまでまともに読めなかった本ははじめてだわ。
    読めない本ってなんなのさ。
    ああもう時間の無駄。

  • お疲れさまでした、これぞ職人技!某作家のページまたぎしない文章も驚いたけど、これは次元が違う、まさに仕掛け本。今回も奇妙な足音が近づいてきたことだし、来年も駆け抜けていただきたい。

  • 若くして引退し、その後は一度も姿を見せず山形県に隠棲していた往年の名女優・美里織絵が死去。
    葬祭式場<蒼色館>で告別式が営まれた。
    その最中に、織絵が暮らした山形県の屋敷に賊が押し入り、見習の執事と家政婦を刺殺。
    さらに織絵の妹である浪江の孫を誘拐する。
    ところが、疑いのかかる関係者全員には鉄壁のアリバイがあった―。

    さてさて、毎年恒例となった倉阪さんのバカミスです。
    サブタイトルに「上小野田警部、最後の事件」とあったのですが、このバカミスシリーズはこれでラストなのかな?

    さすがにここまで読むとマンネリ感は否めませんが、それでもやっぱり凄いです。
    もう職人技。この執念の仕事には、ただただ脱帽です。
    あらすじやトリックは二の次で、ここを確認するために読んでいる、といっても過言ではありません。

    というわけで以上です。

  • タイトルに惹かれて購入。
    内容は、うーん。。。これが「バカミス」というジャンルなんですかね。

  • 上小野田警部が活躍? するバカミスシリーズ。しかし、今回はくどいほど作中でも念押しされているのですが。館は、まともです(笑)。トリックもけっこうまともだー。
    まともじゃないのは、今までのシリーズを読んだことがある人ならわかる例の仕掛けです。今回は特に手が込んでます。ひえええ、鍵はあそこにもここにもっ!
    そして明かされる驚愕の真相。そう来ますか。勿体つけた伏線が多いので何かあるとは思ったけれど……。

  • 脱力系のバカトリックを前フリとした、真の仕掛けが相変わらずの素晴らしさ。何よりもその仕掛けを成り立たせるための労力に脱帽。

  • 2012/09/16読了

  • 「年に一度のバカミスの季節がやってまいりました」と言い切る作者、ステキです。
    きっといろいろ仕込まれているんだろうなとワクワクしながら読みました。期待通りのデキで、あの仕掛けのアレやらコレやら大変楽しませて貰いましたw
    相変わらずの凄い手間ですな。

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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