少女残酷論 完全犯罪研究部 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828537

作品紹介・あらすじ

完全犯罪テクを磨く高校生たちが世間にはびこる悪を討つ-それが醍葉学園"ゼロ年代探偵小説研究部"の裏活動。援交、イジメ、立てこもりと様々な事件の解決へまとまり見せる部員たちだったが、謎の女子の入部で分裂危機が!つのる想いと少女の闇と偏る正義が非モテ系男子部員を行き過ぎた犯罪へ導いていく。元顧問・由利千早は事件阻止へ急ぐが、思わぬ災いが自分にも。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。
    洗脳、宗教、夜の仕事などがテーマ。
    どっぷりな人には何を言っても無理。
    だって聞く気がないんだもの。
    正義とは何か?
    無関心ほど残酷なものはないのかもしれない。

  •  完全犯罪研究部シリーズ第3弾。
    部員の側に立って読む人とゆりっぺ先生の側に立って読む人と、感想違うんだろうなあ。
    会話のノリはその年頃独特。サクサク読める。そしてその会話に使われている元ネタがわかってニヤニヤできる人は、部員になれる資格の片りんはありそう。
     展開は物騒だけど、今回はラブの要素もちょっとアリ。

  • 完全犯罪部の面々の暴走記録。やーやー、今回はゆりっぺがいなくなった(いるけど)ため、ひどすぎる……(笑)。黒すぎるブラックコメディです。ネットとかもーこわすぎだよ!や、私は楽しみましたけどね?特殊な人しか許容できないかもしれませんが、ニヤニヤしながら読んでしまいます。

  • ぼんやり少女を捕まえ、新メンバー?
    春休みが明ける前の学校では、立てこもりが発生。
    のおかげで勝ち取った合宿。
    罠にはめられるのを察知して、はめ返す怪談。
    いじめの因果応報を仕立てるのが怖い話。
    新メンバーの友人が、昔ネットにのった事件。
    そしてそれに対して、の…。

    当然のことながら(?)最後になるにつれ
    犯罪の度合いが凄いです。
    むしろ、最後は犯罪ぎりぎり、ではなく
    犯罪そのもの。
    ばれないようにしてください! という状態です。
    ここだけ見たら、うわぁ…な話ですが、ここに至るまで
    犯罪にならない事をしているので、うっかりと
    そのまま流しそうになってしまう話の順番。

    学校の先生が、不憫でたまりません…。

  • 好き。作戦を実行しているときのテンポがいい。出てくる固有名詞が半分わかるくらいがちょうどいいのかも。全部わかったらあっちの世界の仲間入り。

  • インターネットはこわいね!

  • 淡い恋のお話...のような何かでした。

  • シリーズ3冊目。前半楽しげ、後半重め。
    「完全犯罪っていうか完全に犯罪」はそんなの今更いうのか!と突っ込みたくなった。一巻から思ってたけど、キャラのセリフとして出るとは思わなかった。
    みんな本気すぎ真剣すぎ真面目すぎで怖い。続き、でたらまた読んじゃうけど。

  • 新キャラ登場…って他校生な辺りから相変わらずの破天荒ぶり。このキャラがキーとなって結末へ続くわけですが、結末よりも日常パートの無茶っぷりが面白い。ネットやモバイルを駆使した手法がリアルで、よく調べてるなーと思う。

    今回不憫だったゆりっぺも、次回は挽回してほしいところ。

  •  ネット上の人格を認めない世界。
     ……を、リアルでもここまで書けるっつーのはライトノベル的なのか今の社会はこうなのか。読んでいて怖くなった。
     表紙は萌えだが油断してはいけない。

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著者プロフィール

1977年生まれ。大阪府出身。
追手門学院大学文学部卒。
『パラダイス・クローズド』で第37回メフィスト賞を受賞し、2008年にデビュー。
以来、「THANATOS」「完全犯罪研究部」「レベル99」シリーズ上梓のほか、ドラマCDのシナリオも数多く手がける。
2018年に上梓した『火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿』 (メディアワークス文庫)が、新聞や小説誌の書評コーナーに取り上げられ、大きな話題に。
近著に『レベル95少女の試練と挫折』『五位鷺の姫君、うるはしき男どもに憂ひたまふ 平安ロマンチカ』『探偵は御簾の中 検非違使と奥様の平安事件簿』『探偵は御簾の中 鳴かぬ螢が身を焦がす』『FGOミステリー小説アンソロジー カルデアの事件簿 file.01 』(共著)などがある。

「2022年 『探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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