天山の巫女ソニン3朱烏の星 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 24
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828650

作品紹介・あらすじ

国を背負いし孤高の王女は、失われた天文台で何を想うのか。悪名高き「狼殺しの王」が治める大国"巨山"で、"沙維"の民が国境侵入の罪で捕らえられた!解放の条件は、沙維の王子による巨山来訪。罠を疑い、危険を恐れる兄たちに代わって、末王子のイウォルが救出に向かうことに。同行したソニンは、凛々しき王女・イェラから、巫女の暮らしやその力、星々の話を求められる。だが、両王国の平和を揺さぶる危機が、すぐそこまで迫っていた…、激動の第三巻。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。わーい!イェラ様のご登場!巫女の山から追い出されたソニンは、王子に仕えて新たな道を歩み始めたが、市井の暮らしに慣れない彼女の視点からは、「国はどうやって動いているのか」「人は何を動機に動くのか」「外交とは」というところがまっさらに眺められて非常に面白い物語です。現在の日本の情勢からも、外交問題って……というところがよくわからないところがある人は読んでみるといいかも。
    この巻では、私が大好きなイェラ王女が外国の王女として登場します。孤高の人ではあるけれど、その情熱の置き場がわからない彼女は、今回はチラみせという感じですが、その実力からもわかるように、これからの活躍っぷりがすさまじいので!お楽しみに!

  • 夢見の力を次第に失ってゆくソニンは、〈沙維〉の末王子・イウォルとともに、国境付近隣で捕らえられた“森の民”を救うため、北の隣国〈巨山〉へと向かうことに。新たな国でソニンが出会ったのは、孤独で懸命な王女・イェラだった――。飛翔する王宮ファンタジー、第3弾!

  • イェラ姫登場。巨山も詳しく書かれて、三国がそれぞれ独自の発展をしていることがわかる。
    しかし、ここにもあの人がでてくるとは。

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著者プロフィール

菅野雪虫(すがの・ゆきむし)
福島県南相馬市生まれ。2005年「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、加筆改題した
『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞。著作に
『アトリと五人の王』(中央公論新社)、『ランペシカ』(講談社)『星天の兄弟』(東京創元社)、「チポロ」シリーズ(講談社)がある。
ペンネームは子どものころから好きだった雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。


「2022年 『天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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